広島カープブログ

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    <広島−ヤクルト>◇4日◇マツダスタジアム

     広島ヤクルト12回戦は降雨のため、1回裏攻撃中にノーゲームとなった。

     試合前から振り続けた雨の影響で試合開始が49分遅れた。雨がやまない中プレーボールされるも、雨脚が強くなった1回裏2死一塁のときに中断。雨が弱まらず、15時31分にノーゲームとなった。

     3連勝中と勢いに乗るチームに水を差す中止も、緒方孝市監督(46)は「新井やベテランにはいい休養になったのではないか」とプラスに捉えた。

     【大下剛史の熱血球論】今回の巨人―広島3連戦は広島の勝ち越しに終わった。まだまだセ・リーグの大混戦は続くだろうが、今回の3連戦を通して、どうにもふに落ちないシーンがあった。初戦、完封勝利目前の広島・黒田が9回にピンチを迎えた場面での首脳陣の動きだ。

     坂本の安打で一死一、三塁となり、畝投手コーチは慌ててベンチから飛び出した。もちろんひと息入れようとの配慮だろうが、いくらなんでも早過ぎた。

     あの場面で必要なのはベンチとグラウンドの選手たちとの意思統一。同点まではOKなのか、守備位置をどうするか、一塁走者が走ってきた場合は…といった具合にあらゆるケースを想定し、おのおのが迷わないようにすることが求められる。輪が解けた後に捕手の石原がベンチからの指示をうかがっていたところを見ると、マウンド上では確認作業が行われなかったのだろう。

     敵地で1―0の展開では守りきるしかない。確かに黒田は今年一番のデキだったが、ベンチまでおんぶに抱っこでは荷が重過ぎる。きっと巨人ベンチも、広島首脳陣のうろたえぶりには気づいていたことだろう。

     対する巨人・原監督の肝の据わり方は、さすがと思わせるものだった。9回に先頭の長野が出塁し、代走に鈴木を送りながらも動かず「これで負けたら仕方がない」とばかりに、選手の個の力に託した。その結果が逆転サヨナラ勝ちだ。

     指揮官のキャリアの差が如実に出た試合だったが、大切なのは失敗から学ぶこと。1年生の緒方監督には、いい勉強になったに違いない。

     「広島7−1ヤクルト」(3日、マツダ)

     広島が3連勝。5位ながら、首位ヤクルトに0・5ゲーム差に肉薄した。エース前田が7回4安打1失点の好投。打線は初回に5点を奪い、6試合連続で先制点を奪うなど、打線好調が続く。

     緒方監督は五回、丸、菊池の連打を評価。「絶好調の2人で1点を取った。あの追加点が大きかった」と勝因を挙げた。最大8あった借金は2まで減った。

     投打がかみ合っての連勝に指揮官は「まだまだ。一戦、一戦やっていく。地元の声援が力になっている。このままやっていきたい」と、勝ってかぶとの緒を締めた。

     ◇セ・リーグ 広島7―1ヤクルト(2015年7月3日 マツダ)

     広島が3連勝を飾った。先発のエース前田健が7回を4安打1失点7奪三振と好投、打線も9安打7点と援護し、ヤクルトに快勝した。前田健は自身3連勝で今季7勝目(5敗)。

     広島は初回3四球で1死満塁とし、エルドレッドの左前適時打で2点を先制。田中が中前打でつないで再び満塁とし、木村の遊ゴロの間に1点。なお2死一、二塁から会沢の左前適時打、さらに2死一、三塁から前田健にも左前適時打が出て、この回一挙5点を奪った。

     4回には1死から丸が中前打で出塁。続く菊池の左中間適時二塁打、シアーホルツの右前適時打で2点を追加。

     前田健は3回まで一人の走者も出さないパーフェクトピッチング。4回2死から川端、畠山に連打を許して一、三塁のピンチを招いたが、デニングを一直に仕留めて無失点。7回には1死一、三塁から雄平に左前打を許して1点を失ったものの、それ以外は全く危なげない投球だった。

     ヤクルトは5月に先発転向後は無傷の4連勝中だった古野が5回9安打7失点と誤算。連勝は4でストップし、再び借金生活に戻った。

     広島新井貴浩内野手(38)の2000試合出場を記念したプレートが3日、マツダスタジアムの外野指定席レフト後方壁面に設置された。

     最後は新井自身がネジを締め、設置が完了した。新井は5月24日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で史上47人目の2000試合出場を達成していた。初出場は99年4月3日の中日戦(ナゴヤドーム)での代打出場だった。

     広島に8年ぶりに復帰しプロ17年目での達成。白い手袋をつけてプレートを設置し終えると「運転手みたいだな、恥ずかしいよ」と笑った後「本当にうれしいです。一生残るし、やっぱりうれしいです。(プロ入りのときには)まったく想像していませんでした。支えてくださった方に感謝したい」と喜んだ。

     同場所には緒方孝市監督(46)の1500安打を記念したプレートも設置されており、話題は自然に残り86本に迫った通算2000安打へと移った。スタンドにはカウントダウンのボードを掲げるファンもいる。「すごくありがたいです。でも、まずはそれより、今日の1勝を大切にしたい。大混戦が続いているので、しっかり苦しみながら最後にみんなで笑えるようにやっていきたい」と前を見つめていた。

     カープ女子に黒田効果。ビジターチームの営業担当が、「広島カープ様様です。広島人気が観客動員につながっています」と、喜ぶほどのカープ旋風は、まだまだ衰えをしらない。1日の巨人戦ではドラフト2位の薮田和樹(22)がプロ初先発初勝利して、首位の阪神とは、2.5差。まだ借金は返せていないが、混セの中で、広島がジワジワと追い上げを仕掛けている。そのカープブームの裏にあって、忘れさられようとしている選手たちが2軍にいる。私は、2軍で苦悩中の彼らを訪ねた。

     その日、代打サヨナラータイムリーを放ったのは、東出輝裕(34)だった。
     先月、山口由宇で行われたウエスタンリーグの対中日戦。2−2で迎えた9回二死一二塁で永川に代えてピンチヒッターを告げられた東出は、しぶとくセンター前へ。ベテランらしい勝負強さを発揮してサヨナラを演出した。かつて「1番・二塁」でチームを牽引したチームリーダーである。
     開幕から2軍。主に代打で10試合、9打数で4安打3打点。打率・444の数字を出しているが、ほとんどベンチを暖めている。選手兼任二軍野手コーチ補佐に就任していて、片足をコーチ業につっこんでいるが、プレーヤーとして1軍昇格の可能性をあきらめていない。

     2013年のキャンプ中に左膝の前十字靭帯を断裂する大怪我をして以来、この2年間、1軍での出番がない。「まだ守備では、踏ん張るときに怖さが残っているんです。バッティングの方は、なんの問題もないのですが」。守って走れてこその選手だけに、左の代打としてだけでは戦力として1軍に呼ばれるのは厳しい。まして、二塁には、不動のレギュラー菊池涼介(25)がいる。それでも東出は、「1軍の打席に立つことを目指していますし、気持ちは折れていません」と言う。

     2軍でもがいているのは東出だけではない。
     かつて番を張った栗原健太(33)だ。

     彼も2013年5月以来、2年近く1軍の打席に立っていない。2006年から4年連続で20本以上の本塁打を放ち、2008年は新井貴浩がFAで阪神に移籍したこともあって、144試合全試合で4番を任された。だが、右肘の故障に悩まされ2012年にはシーズン中に手術をして21試合出場にとどまり、若手の台頭もあって、2013年5月を最後に2軍生活が続く。2014年オフには3度目の右肘の手術。ファームでさえ、一塁ではグスマン、岩本貴裕(29)が使われ、栗原にスタメン出場の機会は、ほとんどなく、ここまで19試合に出場、27打数3安打、打率は.111で本塁打はゼロ。

     バッティング練習を見ていても、右肘をかばった打撃フォームで、打球が飛ばない。ライナーで軽くフェンスを越えていくような栗原の打棒は影を潜めていた。おそらく頭ではわかっていても体が反応せず、なかなか全盛期の形に戻せない歯がゆさがあるだろう。

    ◆巨人2―3広島(2日・東京ドーム)

     広島・福井優也投手(27)が2日、巨人戦(東京D)で今季最長の8回を2安打2失点の好投。1軍では中17日のマウンドだったが、6勝目をマークした。

     犠飛による2失点のみで、5回以降は走者を許さず「最少失点でいこうと思って、それができました」と納得の表情。同点の5回1死一、三塁からは遊ゴロを放ち、プロ初打点が決勝打になった。節目の通算20勝目で、チームは5位ながら、首位まで1・5差に迫った。

     広島の「秘密兵器」が東京ドームでベールを脱いだ。1日の巨人戦でドラフト2位ルーキー・薮田和樹(亜大)がプロ初登板初先発。150キロ台の速球を連発し、5回を5安打2失点の力投で初勝利を挙げた。

     広島新人の巨人戦での初登板初先発初勝利は、黒田、斉藤、福井に次いで4人目になる。二軍で8試合に登板し、4勝1敗、防御率1.70。最速153キロのストレートとフォークを武器に、37イニングで42三振を奪っていたが、アマ時代の実績は皆無に等しい。

     岡山理大付高時代に右ヒジを疲労骨折。亜大では肩も痛め、リーグ戦登板はたった2試合の通算0勝。それでも獲得した広島・松本有史スカウトは「小さいテークバックであの球威は化け物級。素材では亜大の同期でDeNAに入団した山崎以上だと思っています」と太鼓判を押していた。

     球団関係者が面白いエピソードを披露する。

    「女手一つで薮田を育てた母の昌美さんは、地元の広島でタクシー運転手をしながら一家を切り盛りしていた。業務中、うちの松田オーナーを客として乗せたことがあるんです。すぐにそうだと気づいたお母さんは、『息子が東京の亜細亜大学でピッチャーをやっているんです。速いボールを投げます。ぜひお願いします!』と売り込んだ。これもなにかの縁だと思ったオーナーが、『一度、亜細亜へ行って見てこい』とスカウトに指令。結果的にこの一言がプロへの道を開くことになったんです」

    ■ずぶとさ買われG戦デビュー

     大学3年夏のオープン戦の横浜商大戦で152キロをマーク。この試合を12球団で唯一、視察したのが広島のスカウトだった。亜大野球部関係者が証言する。

    「やんちゃな性格で生田監督がサジを投げかけたほど。ヒジ、肩と故障が多かったこともあって、練習にいないなと捜してみると、寮で寝ていたなんて日常茶飯事。広島に指名された後も球団に『母子家庭で苦労したんだから金はしっかり管理しろ。無駄遣いはするな』と厳しく言われたのに、入寮早々、パチンコをやったのがばれて球団に“教育的指導”を受けたみたいなんです」

     敵地の巨人戦デビューはそんな「やんちゃ坊主のずぶとさ」が緒方監督に買われたからだという。

     試合後の薮田は「思ったより緊張しなかった」とケロリ。肩、ヒジの様子を見るため、登板間隔が空く先発でデビューしたが、球威があって三振が取れるため、将来的には「守護神」構想もあるという。敵将の巨人・原監督は「広島の新人投手の印象? 私は評論家じゃないからね」としながらも、「初登板という中で本人も他球団も含めて印象に残る投手だと思う」と評した。広島に出現した剛腕が、上位の阪神、巨人追撃の切り札になるかもしれない。

     ◇セ・リーグ 広島3―2巨人(2015年7月2日 東京D)

     広島が1点差ゲームを逃げ切って連勝を飾った。


     初回1死から菊池が中前打で出塁すると、続くシアーホルツが右中間に7号2ランを叩き込んで先制。同点に追いつかれた後の5回には、梵の三塁内野安打と田中の中前打などで1死一、三塁から、福井の遊ゴロの間に勝ち越し点を奪った。

     先発・福井は初回、3回に犠飛で1点ずつを失ったが、今季最長の8回をわずか2安打、7奪三振の好投。9回は中崎が締めた。福井は今季6勝目(2敗)。

     巨人は初回に2点を先制されたその裏、先頭・長野が中越え三塁打で出塁。続く立岡の左犠飛で1点を返した。3回には長野の四球と立岡の右前打で1死一、三塁から坂本の中犠飛で同点に追いついた。だが、打線は振るわず4回以降は無得点。8回3失点の先発・ポレダを援護できなかった。

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