広島カープブログ

広島カープのまとめブログです!試合速報、日程、選手、グッズ情報など広島カープに関連する情報を配信していきます!

     ○巨人2−1広島●(12日、東京ドーム)

     巨人が競り勝った。七回、井端、堂上の連打で同点とし、暴投の間に勝ち越し。7回1失点の菅野は4勝目。広島は好守で先発・前田をもり立てたが、打線がロサリオの二塁打での1点止まりで、連勝は6でストップ。

     【球界ここだけの話】

     5月9日の阪神−広島の九回−。甲子園に響いた「代打」のコールに、広島の応援席が予想以上にわいた。登場したのは赤ヘルのプリンス。堂林翔太内野手だ。

     スコアは10−0。試合の見どころはすでに終わっていた。二死で走者もいない。申し訳ないが、とても見せ場とは思えない場面での大歓声だった。やっぱり人気があるのかな。少し驚いた。

     本人に声援は届いたのだろうか? 元赤ヘル番として直撃すると、気がついていなかった。

     「そんな余裕はなかったです」

     2012年のブレークから3年が経つ。今季は大幅に出番が減った。打率・190、本塁打ゼロ(9日現在)で、苦しい日々を送っている。

     「練習からよくないんです。前はできていたことができなくて」

     好調時のパワーの源である全身のタメ。堂林いわく「弓を引くような」動作が消えてしまった。悩みを語る表情はもがいていた。だが、下を向いてばかりはいられない。最後に少しだけ笑顔が戻った。

     「新井さんがずっと見ていてくれるんです」

     広島に復帰した新井貴浩内野手が、毎日のように気がついたことを助言してくれるという。取材の直前も、フリー打撃の後にベンチ裏で2人の時間。アドバイスをもらい、先輩がロッカーへ引き揚げた後も鏡の前で練習を繰り返していた。

     2年前の宮崎・日南キャンプでのことだ。ナインいきつけの焼き肉店。店員さんの言葉を思い出す。「堂林には新井選手のような雰囲気がある。練習熱心だし、礼儀正しくて律義で、後輩を大切にして」。当時は予想もしなかった師弟関係が現実になった。飛躍につながれば…。

     思い出から、話を戻したい。

     堂林と甲子園−。2009年に、中京大中京高で全国制覇を達成して有名になった。2012年のプロ初本塁打もこの球場。バックスクリーンへの一発で1−0の接戦の主役になり、再び全国区になった。昨年は9月13日に2打席連発。オールスターでもアーチを放った。その球宴の後に苦笑いしていた。

     「たまたま目立つけど、あまりいい印象はないんです」

     甲子園での通算成績は72打数10安打(打率・139)。はっきりいって苦手な球場だ。ただ、野球人生の分岐点になるプレーを刻んできた場所には違いない。

     10−0の九回二死。中前へ、甲子園で今季初安打を放った。たかが1本。それでも、何かのきっかけになれば…。「そうなればいいですけどね」。今季が6年目。チャンスを与えられる期間は終わった。自分でつかむしかない、頑張れ! (阪神担当・安藤理)

    このページのトップヘ