広島カープブログ

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     シーズン前は“黒田フィーバー”に沸き、もはやブームを通り越して社会現象と言ってもいいほどに盛り上がりを見せていた広島カープ。

     優勝への機運も高まり、各解説者の下馬評も高かった2015年シーズン。ところが、フタを開けてみるとチームはまさかの低迷。特に打線の不振が深刻で、昨年リーグ2位の.272を誇ったチーム打率は.238にまで落ち込み、本塁打9本は12球団唯一のひと桁台となっている。

     要因の一つが、主軸を担う打者たちの相次ぐ離脱。シーズン前の3月9日に昨年の本塁打王ブラッド・エルドレッドが右膝を負傷して緊急帰国。アメリカで手術を受け、開幕絶望となると、球団史上最高額となる推定年俸1億円で契約を結んだヘスス・グスマンも脇腹痛でシーズン早々の4月5日に二軍落ち。

     加えて不振の打線で気を吐いていた松山竜平も左太もものケガで登録抹消。そんなこともあってグスマンを上回る推定年俸1億3900万円で緊急補強したネイト・シアーホルツも、調整不足がたたって不振で抹消と、一軍はまさに絶体絶命の状況となっている。

     そんな中、4日に行われたファームでの試合のオーダーが“豪華すぎる”と話題となっている。そのオーダーというのが、こちら。

    1(中)鈴木将
    2(二)上本
    3(一)グスマン
    4(指)エルドレッド
    5(右)シアーホルツ
    6(左)松山
    7(三)美間
    8(捕)磯村
    9(遊)桑原
    P.池ノ内

     この試合からエルドレッドが「4番・指名打者」でついに実戦復帰。前を打つグスマンはファームでも打率.125と苦しんでいるものの、5試合で打率.438と格の違いを見せつけているシアーホルツが5番に入り、3日から復帰の松山が6番と一軍顔負けの並び。

     それもそのはず、クリーンナップ3人の総年俸はなんと3億4800万円。同日の一軍のクリーンナップを務めた丸佳浩、新井貴浩、ライネル・ロサリオの3人の合計が1億4300万円であるからも、どれだけ豪華なのかをうかがい知ることができる。

     帰ってきた彼らは打撃不振に苦しむチームの救世主となり、チームに浮上のキッカケを与える起爆剤ととなるか――。巻き返しに向けて、なるべく早い一軍復帰が待たれる。

     ちなみに、試合の方はというとオリックスの先発・山崎福也の前に1得点に封じられ、広島が1−9で敗れている。

    ※年俸はすべて推定金額

     ◇セ・リーグ 広島13―1巨人(2015年5月5日 マツダ)

     広島が「初回10得点」で試合を決めた。13得点は今季最多で巨人相手に連勝。先発・前田健は7回無失点で今季3勝目を挙げた。巨人の初回10失点は球団史上初の屈辱。

     初回のスコアボードに刻まれた「10」。真っ赤に染まったマツダスタジアムのボルテージはいきなり最高潮に達した。1死から菊池が放った左前打が猛攻開始の合図。菊池の二盗後、丸が四球で1死一、二塁から4番・新井が左翼線2点適時二塁打で先制。2死後、梵が左翼線適時二塁打で3点目を奪うと、鈴木誠が左越え2号2ラン。さらに会沢も続いて中前打を放ち、打者8人で巨人先発・杉内をKOした。

     2番手・笠原にも襲い掛かり、前田健が四球で2死一、二塁とすると田中、菊池、丸、新井の4者連続適時打で5点を加えた。

     2回にも会沢の左越え1号2ランで加点し、リードは12点に。前日4日までの今季29試合で最多得点だった4月29日の阪神戦(マツダ)で挙げた11得点を早くも上回ると、3回にも新井の適時二塁打で13点目を奪った。

     前田健は大量援護にもペースを乱さず7回まで94球、4安打8奪三振無失点と好投した。

     巨人は今季最多失点で惨敗した。先発・杉内が1回もたず6失点KOと大誤算だった。打線は8回に長野が今季1号の中越えソロを放ったが、反撃はこの1点のみ。DeNAが勝利したため2位に転落した。

     浮上に欠かせない大砲が実戦に復帰した。3月17日に米国で右膝内側半月板部分切除の手術を受け、3軍調整中だった広島のエルドレッドがウエスタン・リーグのオリックス戦(神戸第2)に「4番DH」でスタメン出場。

     3打数無安打だったが回復は順調で「早いうちに試合勘を取り戻したい。早く1軍に上がれるよう、しっかり準備したい」と話した。報告を受けた緒方監督は昇格時期について「全然、考えていない」と断言。あくまでも完全復調を待って1軍に合流させる方針を明確にした。

     「ヤクルト7−3広島」(3日、神宮)

     ツバメ打線の餌食になった。広島・福井と九里が力を発揮できず勢いを止められない。四回までにスコアボードに刻まれた「7」。得点力不足に苦しむチームにとって、試合前半の大量失点は痛かった。

     福井は3−0の三回に崩れた。先頭・上田への四球をきっかけに走者をため、荒木の中前適時打などで2失点した。さらに2死満塁と一打逆転のピンチを広げ降板した。

     今季は走者を背負っても気持ちを切り替え打者をねじ伏せてきた。この日はそれができなかった。緒方監督は「去年までの福井が出た。登板間隔が空いてかわいそうなところはあったけど、立ち直る兆しが見えなかった」と唇をかんだ。

     代わった九里も踏ん張れない。田中浩に右中間を破られる逆転の2点適時二塁打を浴びると、3−4の四回には荒木に左越え3ランを被弾した。「抑えていれば展開は変わっていた」と悔しさをにじませた。

     この日、黒田が出場選手登録を抹消された。指揮官が九里について「プレッシャーのかかる場面だったけど、しっかり投げてほしかった」と話したように、今こそ投手陣の奮起が期待される。4日からは2軍で今季6勝の戸田が1軍に合流する。黒田不在の危機を若い力で乗り切ってみせる。

     「広島3−2巨人」(4日、マツダ)

     広島が九回サヨナラ勝。先発・大瀬良が9回5安打2失点で、自身の開幕連敗を3で止め、今季初勝利を挙げた。

     2−2の九回は1死満塁から、代打・小窪が巨人の4番手・マシソンからインフィールドフライを打ち上げたが、一塁手・フランシスコが取れずに、ルールを勘違いして、ホームベースを踏んでから一塁へ送球。その後に三塁走者の野間がホームベースを駆け抜け、得点が認められた。

     0−1の六回、新井の適時二塁打と梵の適時打で逆転。

     今季ここまで悲運ともいえるピッチングで勝ち星を挙げられなかった大瀬良は、チームのサヨナラ・シーンに「野手の皆さんがサヨナラで決めてくれると信じて、とにかく願ってました。一つ勝つのが大変でしたが、ホッとしてます。去年だったらすごく引きずっていて、次の登板に影響が出ていたと思いますが、今季は去年の経験によって、何とか次、ネクストと思い調整してきました。何回か九回に失敗し、1球の重みを思い知らされてきました。今日も(相手の)ホームランとバントのミスがあったので、しっかりバント練習をして次に備えたいと思います」などと、待ちに待った1勝目を心の底から喜んだ。

     巨人は連勝が3で止まった。初回、アンダーソンの適時打で先制。1−2の七回は実松が1号ソロを左越えに放った。先発・田口は六回途中、5安打2失点(自責1)だった。

     最下位に沈む広島は8年ぶりに復帰した黒田博樹が3日、『右ひ骨筋腱周囲炎』のため登録抹消した。

     先発の軸として働いてきた黒田が抹消で、他の先発投手にとっては大きなチャンスになる。打線はリーグワーストの82得点だが、投手陣はチーム防御率2.51とリーグ2位。先発陣はエースの前田健太、黒田博樹、ジョンソン、大瀬良大地、野村祐輔、福井優也の6人で回していたため、他の投手に登板機会がほとんど巡ってこなかった。

     そんな中、二軍では昨季リリーフを中心に、一軍で30試合に登板した左の戸田隆矢が絶好調。今季は、先発ローテーション入りを目指し調整を進めた。開幕は二軍スタートも、7試合に登板してリーグ最多の6勝、防御率は1.66の成績。2日の阪神との二軍戦では、8回を9奪三振、1失点に抑えた。二軍で最も安定した成績を残しており、昇格最有力候補。

     本来は先発も、現在ロングリリーフを中心に一軍で登板を続ける九里亜蓮も候補の一人だろう。3日のヤクルト戦では3回1/3を投げ、3失点を喫したが、6試合に登板して防御率3.27。ルーキーイヤーの昨季、開幕ローテーション入りを果たすも2勝に終わった右腕に、先発のチャンスを与えられるのだろうか。

     その他には5年目の中村恭平、篠田純平、ドラフト2位ルーキーの薮田和樹などがいる。昨季一軍登板がなかった中村恭は、1日に行われた阪神との二軍戦で5回を投げ無失点。制球に苦しむことが多かった左腕だが、今季は安定した投球を続けている。

     チームにとっては黒田の離脱は痛い。しかし、ここまで結果を残しながら、先発の機会が巡ってこなかった投手たちには大きなチャンスといえそうだ。

    ◆主な先発候補
    戸田隆矢
    今季成績:7試 6勝0敗 防1.66 ※

    九里亜蓮
    今季成績:6試 0勝0敗 防3.27

    中村恭平
    今季成績:5試 3勝1敗 防2.43 ※

    篠田純平
    今季成績:4試 1勝2敗 防3.32 ※

    薮田和樹
    今季成績:4試 2勝1敗 防1.50 ※

    ※は二軍成績
    記録は5月3日終了時点のもの

     ◇セ・リーグ ヤクルト7―3広島(2015年5月3日 神宮)

     ヤクルトが、広島に逆転勝ちし、DeNAと並んで2位の座を守った。初回にプロ初登板の先発・風張が菊池への危険球で退場、序盤に3点を失ったが、中継ぎ陣が踏ん張り4回以降無失点、打線も荒木が本塁打を含む2安打4打点と活躍した。1回途中から3回まで投げた徳山が今季初勝利。

     3点を追うヤクルトは3回、先頭の上田の四球を足場に築いた2死三塁で、初回に死球を受け、3回の守備から退いた雄平に代わって出場の荒木が中前へタイムリーを放ち1点を返した。さらに二盗を決め、武内が四球の2死一、二塁から中村が左前タイムリーを放ち1点差に詰め寄った。大引も左前打を放ち満塁とし、福井をKO。さらに代打の田中浩が代わった九里から中前へ2点タイムリーを放ち、逆転に成功した。4回にも上田の四球、川端の右前打で築いた1死一、二塁で荒木が左翼へ1号3ランを放ち突き放した。

     広島は2回、先頭のロサリオが中越え2塁打、続く野間のバントを処理した徳山が、三塁へ悪送球し、その間にロサリオが還り先制。さらに安部の犠打で1死三塁とし、石原が右前適時打を放ち加点した。3回にも2死から新井が左前打で出塁し、ロサリオが中越え適時二塁打を放ち3点目を挙げたが、先発の福井がピリっとしない。

     この日、広島の黒田が右のくるぶし付近を痛め1軍登録を抹消。投手陣の奮起が期待されたが、福井は3回途中までで4安打5四死球で4失点KOされ対ヤクルト戦5連敗。チームの借金も今季最多タイの8にふくらんだ。

     広島の黒田博樹投手(40)が3日、出場選手登録を抹消された。松原チーフトレーナーは「理由としては『右腓骨筋腱周囲炎』。くるぶしの外に走っている腱のことです」と説明。先月27日にチームドクターの診察を受けた所見と発表した。

     開幕当初から、慢性的な痛みを抱えながらの投球だったようで、アイシング治療を続けてきた。同トレーナーは「シーズン前ではないけど、早い時期から(症状は)あった。時期は限定しにくいですが、ここ数試合ではあったものです。登板間隔で改善に努めてきたが、昨日は改善が遅れた。投球にも影響がでてきている。本人は次の登板に意欲的に、やりたい意志が強かったですが、今後のことを踏まえて、トレーナーとしてストップを掛けた」と続けた。

     黒田は1日のヤクルト戦(神宮)に登板。中5日の間隔で、復帰後初めてナイター戦に登板したが、今季ワーストの6回6安打5失点で降板していた。2日はアップからキャッチボールなど、試合前練習に参加していたが、同トレーナーは「投球を終えた状態を、総合的に考えて止めさせてもらった。基本的にはアイシング治療を続けてきましたが、それが追いつかなくなってきた」と説明した。

     黒田はチームから離れ、すでに広島に戻った。今後はまず、ゴールデンウィーク明けに、広島市内の病院で診察を受ける予定。その後、リハビリを始める。復帰時期に関して、同トレーナーは「早い時期に戻るための抹消。監督やコーチ、本人の希望もあること。まずは病院に行ってから3者判断になる」と話すにとどめたが、本人は最短復帰を目指してリハビリしていく。

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