広島カープブログ

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     メジャースカウトが気にしていたのは球速ではなかった。

     広島のエース前田が2日の阪神戦に先発。7回1失点で11勝目(7敗)。チームは首位阪神と3.5ゲーム差となった。

    「去年は大事なところで勝てなかった。今年はチームが大事な時に勝てるようにしたい」というマエケン。その右腕の投球に熱い視線を注いでいたのがメジャーのスカウトたちだ。マエケンは順調にいけば、来季中には国内FA権を取得する。広島は今オフ、入札制度によるメジャー挑戦を認めるともいわれている。そこで今季はマエケンにベタつきのメジャー関係者もいるのだが、彼らは毎回ビデオで投球フォームを撮り、徹底解剖しているという。

     マエケンは13年のWBC直前に右肩を痛め、シーズン開幕直後には右上腕三頭筋筋膜炎で登録抹消。その後は、右脇腹の違和感など、上半身の故障が目立った。

     ヤンキースは田中と7年総額約180億円の大型契約を結んだが、右肘、右手首の痛みで期待されたほどの活躍はしていない。

     ヤンキースの田中に関するスカウティングリポートには、「今の投球フォームは右手首に大きな負荷が掛かっている。2年以内に故障する可能性が高い」と記されていたという。

     田中は実際に肘と手首に異常をきたした。マエケンに関してもスカウトが神経質になるのは当然だろう。

     マエケンのフォームについて「高校時代はもっと下半身を使っていた。今は上半身に頼りすぎ。腰か膝か股関節なのか、どこかをかばっているのかもしれない」と危惧する専門家もいる。メジャーのスカウトが注視するのは球速ではなく、マエケンの投球フォームなのだ。

     広島のネイト・シアーホルツ外野手(31)、下水流昂外野手(27)が3日、出場選手登録された。3年目の下水流は、2軍で80試合に出場し、打率2割8分9厘、13本塁打、42打点。13年のCSファイナルS以来、2年ぶりの1軍となる。8月16日に登録を外れたシアーホルツは、背中の張りが完治した。

     代わって、ヘスス・グスマン内野手(31)、磯村嘉孝捕手(22)が抹消された。

    <阪神1−5広島>◇2日◇甲子園

     阪神は1回、二塁打の鳥谷を上本が犠打で進めた1死三塁のチャンスで福留が左翼に犠飛を打ち上げ、1点を先制した。



     広島は4回2死一、三塁で新井が本盗を決め、同点。5回には菊池の適時二塁打、エルドレッドの12号3ランで4点勝ち越した。

     広島は8回から継投でリードを守った。前田は阪神打線を7回1失点に抑え、今季11勝目。阪神は3連敗となった。


     ◇セ・リーグ 広島―阪神(2015年9月2日 甲子園)

     38歳の大ベテランが本盗を決めた。広島・新井が2日、甲子園球場で行われた阪神戦で一瞬のスキをつく好走塁をみせた。



     1点を追う4回2死一、三塁、阪神・岩田の投げたけん制がそれ、一塁手・ゴメスの体勢が崩れたのを見逃さなかった。すかさず三塁走者・新井がホーム突入。慌てたゴメスの送球はホーム手前で2バウンドし捕手・梅野のミットに収まったものの、タッチをかいくぐって左手で同点の生還を果たした。

     新井は今季3つ目の盗塁となる本盗。昨季まで在籍した古巣の虎党もあ然とするベテランの好走塁だった。



     広島・黒田博樹投手(40)が“反面教師”になっている。8月29日のDeNA戦で右手に打球を受け「右手掌側打撲」と診断された男気右腕は1日、甲子園でチームに合流。ブルペンでは立ち投げで30球を投じ、問題なしと判断されたことで4日からのヤクルト戦(神宮)に登板することが濃厚となった。

     戦線離脱の危機は回避したものの、問題なのは打球に対して黒田が反射的に右手を出してしまうことだ。長年このスタイルを貫いてきただけに、周囲は「本能なので、直せといっても一朝一夕に直るものではない。ボールが飛んで行かないことを祈るしかない」(チーム関係者)とお手上げ状態。ただ、他の投手となれば話は別だ。

     一歩間違えれば大けがの原因になりかねないだけに「同じことをしてもらっては困る。やっぱり基本はグラブで捕りにいくこと。それを徹底していかないといけない」(同関係者)と、厳しく“黒田流禁止令”が言い渡されているという。

     黒田は「イチローさんからメールが来た。『右手を引っ込めるクセをつけておこう』と。なので僕も『本当にそうですね』と返した」と、ヤンキース時代の同僚からも注意されたことを告白。一球に対する思いや、マウンドでの立ち居振る舞いは赤ヘル投手陣の貴重なお手本になっているが、イチローにも警告されたこの悪いクセだけは見習ってはいけない。

     広島の黒田博樹は8月29日のDeNA戦で右手に打球を当てた。31日、広島市内の病院で検査を受け『右手掌側打撲』と診断され、骨には異常なし。9月4日のヤクルト戦か5日に登板する予定だ。

     当初の予定通り先発する黒田は、日米通算6年連続2ケタ勝利に期待がかかる。ドジャース時代の10年にメジャー挑戦後初めて2ケタ11勝をマークすると、11年に13勝。ヤンキースへ移籍した12年はシーズン自己最多の16勝を挙げた。13年と14年は11勝で、日本人メジャー初となる5年連続2ケタ勝利を達成した。

     広島に復帰した今季は、故障で5月と7月に二度登録抹消をしたが、ここまで8勝。日本復帰初戦となった3月29日のヤクルト戦で7回を5安打無失点に抑え、復帰後初勝利を挙げると、3、4月は3勝。5月、7月、8月は1勝に終わったが、先発としての最低限の役割を果たしている。残りの登板で2ケタ勝利を達成できるか注目だ。

     日米通算での2ケタ勝利でいえば、ヤンキースの田中将大が、楽天時代の09年から7年連続で10勝以上をマークしている。楽天時代の13年には、近年のプロ野球では驚異の24勝。シーズンで1度も負け投手にならなかった。メジャー挑戦後も、1年目の14年に右肘を痛め約2カ月間故障者リストに入ったが、13勝。今季は開幕前から右肘の状態が心配されたが、しっかりと10勝を挙げている。

     10勝以上することが難しい世界の中で、黒田はメジャーで5年連続2ケタ勝利を記録している。今季は日本で2ケタ勝利を達成することができるだろうか。

    【黒田博樹の2010年からの勝ち星】
    10年:11勝
    11年:13勝
    12年:16勝
    13年:11勝
    14年:11勝
    15年:8勝

    ※記録は8月31日時点

     8月29日のDeNA戦(横浜)で、右手首付近に打球を受けた広島の黒田博樹投手(40)が31日、広島市内の病院で再検査を受け「骨に異常なし。右手掌側打撲」と診断された。1日にチームに合流しキャッチボールなどで状態を確認する。問題がなければローテを変更せずに、当初の予定通り4日のヤクルト戦(神宮)に先発する。


     その口調は滑らかだった。マツダスタジアムを訪れた黒田は、待ち構えた報道陣に、開口一番「左足骨折ですよ」と言った。周囲を和ませ、笑いを誘う。大事に至らず胸をなで下ろしたからこそ出た一言だ。

     「今まで骨折したことはない。でも1回(横浜で)検査して怪しい(骨折の可能性がある)と言われたので、さすがに今回は…(骨折しているかもと思った)。しぶといですね、本当に」。カバンを持つ右手をかばうそぶりはなく、白い歯をのぞかせた。

     8月29日・DeNA戦の四回、バルディリスのライナー性の打球に右手を出した。一度は続投したが、五回に途中降板し病院へ直行した。精密検査を受けるため翌30日に急きょ帰広。この日、広島市内の病院で「骨に異常なし。右手掌側打撲」と診断された。勝負の9月戦線を前に右腕の離脱は回避された。1日からの首位・阪神との3連戦を前に甲子園での練習に参加した緒方監督は、報告を受け「よかった、よかった。一安心」と安どした。

     次回登板について、黒田は当初の予定通り中5日で4日のヤクルト戦(神宮)を志願した。この日は約2時間、ランニングマシンなどを使い有酸素運動で体を動かし、キャッチボールは行わなかった。1日に甲子園でチームに合流しキャッチボールを再開。畝投手コーチらと患部の状態を確認してから最終決定する。「日に日によくなっているし、次の登板に支障がないところまで来ている。自分の中ではローテを崩さずに回りたい」と強い決意をにじませた。

     8月18日の中日戦(ナゴヤドーム)でも打球に右手を出して途中降板した。その後、畝投手コーチから「永遠に打球に手を出すなと言われた」という。だが「手に当たっているから痛い」としながら「この場では手を出さないと言っておきます」とニヤリと笑った。

     首位・阪神とは4・5ゲーム差。いよいよ阪神、ヤクルトとの6連戦に挑む。まさに正念場。一つのアウトにこだわる姿勢は、傷ついても変えられない。その腕で勝利への道を切り開くだけだ。

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