広島カープブログ

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    2015年06月

     広島の黒田博樹投手が30日、東京ドームで行われた巨人戦で先発。9回1死まで巨人打線を無失点に抑える好投を見せていたが、まさかのサヨナラ負けを喫した。黒田は日本で2007年6月3日以来、2949日ぶりの完封目前で敗戦投手となった。

     巨人は先発の高木勇が8回1失点と粘りのピッチング。8回まで黒田の前に3安打と抑えられていた打線も、阿部の同点タイムリー、亀井のサヨナラ犠牲フライで試合をひっくり返し、2-1で勝利した。

     巨人の先発はルーキーながら既に6勝を挙げている高木勇。最近の登板で3連敗を喫している高木は、立ち上がりから安定した投球を見せる。テンポも良く、両サイドを上手く使う投球で広島打線に的を絞らせない。

     一方、広島の先発は今季から日本球界に復帰した黒田。今季初めて巨人戦に登板した右腕は、ツーシームと変化球を交えた普段通りの投球で、巨人打線を手玉に取る。両投手の好投で、試合は痺れるような投手戦に。

     6回表、先頭の丸が四球で歩くと、続く菊地は難なく送りバントを決めて1死二塁とチャンスを作る。ここでシアーホルツが見逃し三振に倒れツーアウト。続く四番の新井が一、二塁間に痛烈な打球を放つが、セカンドの立岡がダイビングキャッチで抑え、新井は一塁でアウト。味方の攻守に助けられ、高木はこの回を無失点で切り抜ける。

     7回裏、ここまで二塁を踏ませないピッチングを続けてきた黒田に対して、巨人は先頭の長野がセンターへのツーベースで出塁。続く立岡の場面で、原監督は強攻を選択。初回にヒットを打っていた立岡は黒田に対してタイミングが合っていたが、打球はファースト新井の正面へのゴロ。長野もセカンドから動けず、ランナーを進めることができない。

     坂本もショートゴロに倒れ2死二塁。続く四番阿部の打席、ワイルドピッチで長野は三塁へ進み、阿部はストレートのフォアボール。2死ながら一、三塁とチャンスを広げるが、亀井がセカンドゴロに倒れ巨人も得点を奪えない。

     8回表、ついに試合が動く。2死から丸が、真ん中に入ってきた速球を逆らわずに叩くと、ライナー性の打球はそのままバックスクリーン左へ飛び込んだ。丸の11号ソロホームランで、広島が1点を先制した。

     1点リードの9回も、黒田はマウンドへ上がる。先頭の長野がいきなりライト前ヒットで出塁。原監督は迷わず鈴木尚広を代走に送る。立岡は空振り三振に倒れるが、坂本がセンター前ヒットで続き1死一塁、三塁とし、巨人はこの試合最大のチャンスを掴む。ここで四番・阿部が右中間へのヒットで巨人が同点に追いつく。さらに続く亀井が、レフトへ犠牲フライを打ち上げ、巨人が劇的なサヨナラ勝ち。黒田は完封目前で3敗目(6勝)を喫した。

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     広島のドラフト2位・薮田(亜大)が29日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。

     プロ初登板初先発は7月1日・巨人戦(東京ドーム)となることが決定的。ウエスタン・リーグで4勝1敗、防御率1・70と好投を続け、ローテ谷間に抜てきされた。「いろいろ考えても仕方ない。思い切ってやるだけです。楽しみたい」と意気込んだ。

     広島・黒田博樹投手(40)が、8年ぶりのG倒を誓った。30日の巨人戦(東京D)で、2007年9月14日以来となる同カード先発。「去年も(優勝)ですよね。そういうチームに勝っていかないとダメだと思います」と言葉に力を込めた。

     29日はマツダで練習。笑顔も時折見せながら、最終調整を行った。プロ初登板勝利をはじめ、カード別最多タイの通算20勝(17敗)を挙げている巨人には、04年からの4シーズンに限れば13勝3敗と圧倒。当然ながら、メンバーも当時とは違うだけに「これからしっかりビデオを見て勉強したい」と静かに闘志を燃やしていた。

    <広島4-0中日(28日)>今度こそ信じていいかもしれない。広島が28日の中日戦(マツダスタジアム)を4―0で制し、連勝を飾った。打っては先制の4号2ランを放った4番・新井をはじめ、3番・シアーホルツ、5番・エルドレッドのクリーンアップで全4打点。投げては先発・ジョンソンが8回無失点の好投でリーグトップタイの7勝目を挙げた。依然として借金4ながら、首位の阪神とは3・5ゲーム差。明日30日からの敵地・東京ドームでの2位・巨人との3連戦へ弾みがついた。

     チャンスで4番の新井が勝負強さを発揮した。「打った瞬間は越えてくれと思いながら走っていた。(ボールが)肩口からきてくれて反応できた」。中日先発・山井が投じた高めに抜けたスライダーをフルスイングすると、打球は左翼席の看板を直撃した。4号2ランで貴重な先制点を叩き出した主砲は、7回の第4打席でも二塁打を放った。

     チームの中での存在感は増すばかりだ。今年38歳を迎えてベテランは、ベンチで誰より声を張り上げ味方を鼓舞する。新井は「勝ちたいし優勝したい。そういう気持ちが声になっているのかなと思う」と意図的ではないと言うものの、緒方監督は「(チームの)精神的な支えになってくれている。ベンチでもしっかり大きな声を出して仲間を勇気づけてくれているし、試合に出ればバットで結果を残してくれている」と絶賛する。

     この日のお立ち台でも一丸ムードを象徴するシーンがあった。新井がヒーローインタビューの終わりに鈴木誠から水をかけられる手荒い祝福を受けたのだ。ベテランは「しっかりと覚えておくよ」とマイクパフォーマンスするなど、リアクションも完璧だった。

    「自分のほうがだいぶ上だけど、素直でいい子が多い。とにかく自分が一生懸命、必死にやって、あとはそれを見てどう感じてくれるか」とは新井の弁。背中で見せてくれる先輩を渇望していた若鯉にとっても、ありがたい存在となっている。

     規定打席には届いていないが、打率は3割1分5厘で打点はチームトップタイの36。新井は「野球は失敗の多いスポーツ。それでも次の日はやってくる。反省するところはするが、前へ前へと思ってやっている」と意気込む。

     目指すは24年ぶりのリーグ制覇。8年ぶりに古巣へ復帰した新井の使命は一つだ。

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     「広島4−0中日」(28日、マツダ)

     広島が完封リレーで中日を破り、連勝で月間勝ち越しに王手をかけた。

     先発のジョンソン初回、いきなり連打で無死一、二塁としたが、、3番・森野を三振ゲッツーに仕留めてピンチを脱出した。以降は安定感抜群の投球で、二塁すら踏ませず。8回を5安打無失点でリーグトップタイの7勝目を挙げた。

     打線は三回、2死二塁から新井が左越え2ランを放ち先制。五回にはシアーホルツ、エルドレッドと2外国人が適時打を放って追加点を挙げた。

     好投を見せたジョンソンは「もうちょっと早く7勝目を達成できればよかったんですけど、非常にうれしいです。両親がアメリカから来ていたので、目の前で勝てて良かったです」と笑顔。赤いTシャツを着て、スタンディングオベーションの両親に向け「明日、気をつけて帰って!」とメッセージを贈り、スタンドの笑いを誘った。

     リーグトップに並ぶ7勝目については「自分1人ではなくてチームの力で勝ち取ったので、チームのみんなに感謝したい。今日は新井が打ってくれなければ0−0だったかもしれないから、新井に感謝だね」と謙虚な姿勢。「(捕手)石原の組み立てが良かったので、僕は彼のミットめがけて投げるだけだった」と、チームメートをたたえた。

     先制本塁打を放った新井は、「なんとか先制点をと思って打席に入ったんですけど、最高の結果になってよかったです」と笑顔。本拠地・マツダスタジアムでの一撃に「何とも言えないですね。最高です」と話した。

     FA移籍した阪神から、昨オフに復帰。再び広島の4番を打つことへの思いを尋ねられると、一瞬、気持ちが高まったのか、言葉を詰まらせながら「…最高です」と一言。また、球宴にファン投票で選出されたことには「夢にも思っていませんでした。本当にありがとうございました」と感謝の思いを口にした。

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