広島カープブログ

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    2015年08月

     右手を負傷している広島・黒田博樹投手(40)が、登板を回避せず、予定通りに9月4日のヤクルト戦(神宮)に“男気先発”することが31日、有力になった。

     29日のDeNA戦(横浜)で右手に打球が当たっていた黒田はこの日、広島市内の病院で精密検査。「右手掌側打撲」と診断され、骨には異常はなかった。報告を受けた畝投手コーチは「繊細な箇所なので、様子を見ないと分からないけど、本人に、その(予定通りに登板する)意思がある」と話した。

     ◇セ・リーグ 広島4−8DeNA(2015年8月30日 横浜)

     ぼう然とした顔で広島・戸田が三塁側ベンチへ戻った。5月8日の阪神戦以来114日ぶりの先発だったが、2点リードの3回2死二塁から5連打され6安打5失点でKOされた。

     「連打されたら止まらないのがボクの課題。同点で止めていれば…。きょうの結果を忘れず、次の登板で成長したところを見せたいです」

     先発ローテーションの5番目が空白で、戸田は試合前まで3勝0敗で防御率も2・86。最近3試合も中日、巨人を相手に無失点。中継ぎでの実績を評価されて抜てきされたが、好投で応えることは出来なかった。

     「5回ぐらいまで投げないとしんどい展開になる。中継ぎをずっとやってきたんでスタミナ面なのかも。大誤算といえば大誤算」。苦手のDeNAに悔しい逆転負けを喫し、緒方監督の評価も厳しいものだった。

    <広島−DeNA>◇30日◇横浜

     先発した広島戸田隆矢投手(22)が3回途中で降板した。

    2回まで無安打に抑えるも、3回に突如崩れた。2死二塁から白崎に中前適時打を浴びると、梶谷の中前打で2死一、二塁。筒香には右前へ痛烈な同点打を打たれ、ロペス、バルディリスにも連続適時打を許した。5者連続安打で2点を勝ち越され、交代が告げられた。

     代わった今村がさらに1点を失い、戸田は2回2/3、6安打5失点。5月8日以来今季2度目の先発で、結果を残すことはできなかった。

     広島・前田健太投手が、8月後半からフォークを使い出した。6年連続2桁勝利をマークしてなお、さらなる進化を目指す右腕。“新球”は、エースをいかなる境地に導くのだろうか。

     それは前触れのない“解禁”だった。8月21日・巨人戦(マツダスタジアム)。延長十一回の死闘の末に、カープは敗れた。先発の前田は7回2失点で勝敗はつかなかった。午前0時を越えた試合終了後、右腕は「フォークを結構投げました。最近練習してましたし」と、事も無げに言ってのけた。

     フォークやスプリットの「落ちる変化球」は、毎年オフに習得を目指しては、シーズン前に使用を“封印”するのが常だった。前田は「まだまだ50%位ですけど。小林コーチにアドバイスをもらって、感覚を変えました。今は引っかけるイメージ。前は抜こうとして、落差を求めて失敗してきたので」と説明した。

     小林投手コーチは「彼は感覚だけをつかめば、後は自分で工夫してやれる。握りや細かい事は言っていません。抜こうとするとボールがすっぽ抜ける。しっかりリリースして、直球の軌道から10センチでも落ちれば空振りが取れるよ、という事を伝えただけです」と、説明した。

     昨年も終盤戦になって、新球としてカットボールを突如使い出した事があった。キャッチボールやブルペン投球で試したところ、感触が良かったため、実戦投入を決めた、という経緯だった。

     前田はキャッチボールで変化球を試すなど、練習では常に遊び心を抱くように心がけている。「ふと思いついた事や、やってみたいと思った事を試すようにしています。キャッチボールは大切ですが、ガチガチにこれをやらないと、とは思わないようにしています」と、以前聞いた事があった。

     ただ、シーズン後半になって、新球を使用する恐怖心はないのだろうか。フォームの狂い、肩肘への負担が増す可能性も出てくるはずだ。前田は「勇気がいるのかもしれない。でももし使えたら、もっといいピッチングができる。それにビビっていたら成長はできない。悪かったら使わなければいいだけ」と、話した。

     前田は落ちる変化球としてチェンジアップを持っているが、右打者には使用していない。右打者の内側に入りながら沈む変化について、バッテリーを組む会沢は「確かに左打者にしかチェンジアップは使いません。右打者だと、チェンジアップを狙われたときに、捉えやすくなるからです」と話す。対右打者を考えた時、前田にとってフォークは有効な変化球になってくる。

     フォーク解禁から2試合目のマウンドとなった8月27日・阪神戦(マツダ)、前田は8回4安打無失点で今季10勝目を挙げた。フォークは試合中盤まで投げたが、ワンバウンドになるなど精度が低く、後半は1球も使用しなかった。

     小林コーチは「彼のスライダー、ツーシームは真っすぐの軌道から変化する。フォークも同じ。彼にとってフォークは必ずしも必要ではないと思うが、あったら違う球」と話した。

     悪ければ使わなければいいだけ、と簡単に言えるのは並大抵の事ではない。前田は既に高い完成度を誇るからこそ、気後れせずに前に進める。フォークの完全マスターが、右腕をさらなる高みに導く事は間違いない。(デイリースポーツ・山本鋼平)

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