広島カープブログ

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    2015年11月

     広島が、海外フリーエージェント(FA)権を行使した木村昇吾内野手(35)と再契約する意思がないことが29日、分かった。

     球団は宣言残留を認めていないわけではないが、球団幹部は改めて「行使した時点で互いに次のステップに進んでいるわけだし、我々も現場も次の戦力構想に切り替わっている」と説明。現時点で他球団から具体的なオファーはないが、広島の退団は決定した。

     広島・新井貴浩内野手(38)が「アニキ」を襲名する。29日、新選手会長に内定している小窪が、広島市内で「新井さんから『言うべきことは言え。オレらがカバーしてやる』と言ってもらった」と明かした。

     2008~12年に日本プロ野球選手会の会長も務めた新井は「(会長が)時には厳しいことも言わないといけない。何かあれば、ボクがサポートする」と後見人の役割を約束した。以前は「アニキ」と呼ばれた金本(現阪神監督)の弟分だった新井だが、兄貴分となってカープを後方支援する。

     広島市内でトークショーに出演した新井は、菊池から「背中で引っ張るリーダー」と称賛されたが「引っ張ろうと思っていない。一生懸命にやって、何かを感じてくれればいい。それより、若い子がガンガンと引っ張ってほしい。おじさんが今更…」と世代交代の重要性を力説。来季はグラウンド内外で、頼れる存在となる。(井之川 昇平)

     広島の菊池涼介内野手(25)が29日、生涯「33」を誓った。新井貴浩内野手(38)と、広島市内でトークショーに参加。「絶対変えたくない」と、入団時からつける背番号のこだわりと、来季雪辱へ強い覚悟を明かした。

     「僕はもらった時から、絶対に変えたくないと思っていた」。広島の33番はかつて、長く4番を務めた江藤(現巨人打撃コーチ)が背負った番号。東京都東大和市出身で、同郷の菊池が幼少期に憧れた男だ。

     地元の英雄。自転車で10分ほどにある実家まで、サインをもらいに行ったこともある。「たまたまかもしれないけど、縁があったんだと思う。地元の先輩の番号を受け継いだので」。実は今オフ、球団から背番号変更の打診を受けたが「変わりたくない」と断った。

     「まずはしっかり休むしかない。1月までには動けるように。膝と尻回りの筋肉は連動する。中心的に鍛えて筋肉を大きくしたい」

     両膝痛の完治を優先させ、秋季キャンプ後は積極的休養と、治療に専念する。年明けからは例年通り久本らと、静岡県伊豆市で合同自主トレを行う。「新井さんという、背中で引っ張ってくれる先輩を見ながら、チームを引っ張っていけるように頑張ります」と菊池。背番号33が来季、25年ぶりVの使者になる。

     広島・黒田博樹投手(40)が30日、今季以上に「男気」が高ぶることを、現役続行の条件に掲げた。都内で松原選手会事務局長を偲ぶ会に出席後、取材に応じ「今年は、野球人生の中でも最高のモチベーションで(日本に)帰ってきた。今まで以上に、最後のつもりという覚悟で、やってきた。1年が終わって、燃え尽きた、という思いがあった。今年を超えるモチベーションを探すのはなかなか難しい」と現在の心境を明かした。そのうえで「気持ちで動くタイプだと(自分でも)思う。心技体で『体』を動かすのも『心』なので。(今年のモチベーションを)超えないと」と現役続行の決め手を明言した。

     メジャーから古巣の広島に凱旋(がいせん)。広島の街だけでなく日本中が沸いた。チームは4位に終わったが、黒田は右足首などの故障を抱えながらも11勝をマーク。その数字以上に、マウンドでの気迫がファンをしびれさせた。黒田は「なりふりかまわぬ気持ちでマウンドに立っていた」と振り返った。だから「来年も同じぐらいの気持ちで立てるのか(燃える材料を)探している」と自問自答を繰り返した。

     広島から海外FA権を行使した木村昇がマツダスタジアム内で練習し、ロッカールームの荷物を引き揚げた。


     「きょうが最後です。7年間お世話になって寂しい気持ちはあります」としんみり。現時点で他球団からのオファーはなく「お話しできることは何もありませんが、自分としては悔いはない」とし、引き続き「待ち」の状態で今後の進路を探る。

     広島・前田健太投手(27)が28日、広島市内の複合商業施設でトークショーに出演。同じく出演した大瀬良大地投手(24)に「エース道」を注入した。

     高いハードルは期待値の証しだった。トークショーで司会者から来季の目標を問われた大瀬良が「先発として頑張りたいです」とすると、マエケンは即座に「20勝」と訂正。大瀬良が「20勝で…」と掲げ、超満員の会場から盛大な拍手を受けた。セ・リーグでは03年の井川慶(阪神)以来、出ていない20勝投手。エースの“ムチャぶり”には理由があった。

     「大地は球も速いし、体も大きいし、必要なものを持っている。10勝がすごいことかと言われれば、全くそうではない。1回、圧倒的なものを残すことが大事」

     ポスティング・システムによる今オフのメジャー移籍希望を球団に申し入れている前田健。移籍が実現した後の、カープ先発陣の大黒柱は大瀬良に託した。

     トークショー後はマツダスタジアムでシンガー・ソングライターの奥田民生のスペシャルライブにゲスト出演。マウンドでのマエケン体操で観客を沸かすと、捕手役の大瀬良に白球を投じ、奥田から空振りを奪った。芝の張り替え作業で長期間、グラウンドが使用できなくなるため、移籍となれば、マツダスタジアムでの“ラスト登板”の可能性もある。後輩に対しても、マウンドでも、マエケンの存在感はやはり抜群だった。 (桜井 克也)

     今オフ、ポスティングシステムでのメジャー移籍が噂される広島・前田健太(27)。各球団のGM、スカウトだけでなく現場の監督、コーチからも注目を集めている。

     今季10年ぶりのポストシーズン進出を果たしたヒューストン・アストロズのトレイ・ヒルマン・ベンチコーチ(元日本ハム監督)もその一人だ。アストロズでは18日(日本時間19日)にはエース左腕のダラス・カイケル(27=20勝8敗)が球団史上3人目のサイ・ヤング賞に選ばれたばかり。サイ・ヤング賞受賞はともかく、前田はレンジャーズ・ダルビッシュ有、ヤンキース・田中将大のようにメジャーで結果を残せるのか。米国のキリスト教団体が主催するイベントに出席するため来日したヒルマン氏を直撃した。

    ――今オフ、メジャー移籍が有力視される前田をどう評価していますか?

    「私が日本にいた頃(日本ハム監督時代)から、彼には注目していた。当時から素晴らしい能力を持った投手だと思っていた。あれから数年が経ち、さらに成長していると聞いている。ダルビッシュ(レンジャーズ)や田中(ヤンキース)と並んで日本を代表する投手なのは間違いない」

    ――メジャーのスカウトの間では評価が分かれているようですが、前田はメジャーで通用すると思いますか?

    「ビッグリーグ(メジャー)で活躍するだけの可能性は十分に秘めていると思う。彼は制球力があり、ストライクゾーンで勝負できる。米国の環境に慣れて、彼の持つ能力を存分に発揮しさえすれば、メジャーでも通用するはずだ」

    ――アストロズは獲得に乗り出す方針ですか?

    「アストロズは(13年のオフに)田中獲得には動いた。残念ながら条件はヤンキースに及ばず、契約できなかった。でも、我々は日本のトップレベルの選手には常に関心を持っている。私はGMではないので、獲得に乗り出すのか、はっきりとしたことは言えない。仮にアストロズが前田に入札したとして、契約できるかどうかは条件次第だろう。恐らく、メジャーの各球団がマエダには興味を持っている」

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