広島カープブログ

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    2015年12月

     広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22=大商大)が30日、母校である大商大高の高橋克典監督(30)から、あと7勝で日米通算200勝に到達する黒田の偉業達成をアシストするような働きを求められた。

     「黒田投手の200勝をアシストできるような活躍を。黒田投手だけでなく、他の投手の力にもなれるよう頑張ってほしい。野手からも信頼される投手に」

     中学まで主に内野手で投手経験はなかったが、高橋監督に地肩の強さを見込まれ入学後2週間で投手に転向した。「テークバックが小さく肘のたたみ方を見たら、投手をやっていたのでは?という投げ方だった」と恩師は当時を振り返る。岡田は1年秋の練習試合で初登板を果たしたが、将来を見据え、焦ることなく、大きく育てられた。

     2桁勝利を目標に掲げるが、抑えの適性もある。恩師のゲキを胸に投手歴7年の遅咲き右腕はフル回転する覚悟だ。

    【2015年 プロ野球大将】男気大将・黒田博樹(広島)

     紛れもなく、今年のプロ野球界の主役の一人だった。座右の銘である「耐雪梅花麗」や「今日が最後なら…」「広島NOW」などのメッセージの入ったLINEのスタンプはライバル球団の選手たちの間でも人気を博したほど。8年ぶりの日本球界復帰で圧倒的な存在感を見せつけた。

     今季の11勝8敗、防御率2.55という成績だけでなく、グッズやチケットの売り上げといった営業面での貢献も評価されて、現時点での日本球界現役最高となる年俸6億円プラス出来高払いと名実とも頂点に立った。

     エースの前田がポスティングシステムを利用してのメジャー移籍が確実で、来季は鯉党の期待を一身に背負う。日米通算200勝まであと7勝。「自分の中で精一杯やって199勝で終わるなら、それでもスッキリすると思う」なんて言わず、25年ぶりのリーグVにひと肌もふた肌も脱いでもらいたいところだ。

     今季の広島が4位に沈んだ要因として、丸と菊池の不振が挙げられる。昨季は打率3割1分でベストナインにも選ばれた丸は2割4分9厘と数字を落とし、菊池も3割2分5厘から2割5分4厘と精彩を欠いた。本人に問題があったことはもちろん、チームとして、球団として甘やかした面もあったのではないか。

     どちらもレギュラーとして定着したのは2013年のこと。14年の活躍に目を見張るものがあったのは事実だが、何年も安定した成績を残しているわけではない。プロ野球は興行であり、人気を無視できない面があるとはいえ、2人を一人前扱いするのが早過ぎたということだ。現場を預かる首脳陣ばかりでなく、球団フロントも反省すべき点だろう。

     このオフに広島は前中日のルナを獲得した。三塁手の固定は懸案事項だったし、いい補強をしたと思う。しかし、ルナは左ヒザや右ヒジに不安を抱えており、万全の状態で出場できるのは100試合程度とみたほうがいい。143試合を戦い抜くには三塁手のバックアップが不可欠。うってつけの人材は堂林を置いてほかにはいない。

     何よりの魅力は長打力だ。しかも右方向に大きいのを打てる。期待されながら早6年。なかなか殻を破れずにいるが、来季はラストチャンスといっていい。首脳陣も強化指定選手として、徹底的に鍛え上げるべきだ。

     選手強化に関して、必ずしも平等である必要はない。捕手から三塁手へと転向した江藤にしても新井にしてもそう。若いころに追い込んで追い込んで鍛えた。涙を流していたこともあったが、2人は最後まで食らいついてきた。最近では敬遠されがちなやり方かもしれないが、選手というものは必ずやグラウンドで結果を出してくれる。

     子を持つ父となったことで、責任感も以前とは違う。堂林に一本立ちの兆しが見えた時、広島は必ずや戦う集団となっているはずだ。 (本紙専属評論家)

     広島の松山がバットを一新し、不退転の決意で来季へ臨む。

     「来年は本当に勝負。何かを根本から変える必要がある」と、920グラム程度の今季使用バットを最大50グラム軽量化。さらに「ボールをしっかり呼び込んで速いスイングがしたい」とトップにバランスを置いた。今季は100試合出場で打率・277も打席数は229打席どまり。プロ9年目となる来季は「3割、25本塁打、100打点」と高い目標を掲げ、自分を追い込む。

     来季生え抜き15年目のベテラン、広島・石原慶幸捕手(36)が29日、25年ぶりの優勝に向けて、並々ならぬ覚悟を語った。チームの悲願で、自身初の頂点に向けて「体が壊れるまでやっていきたい」と固い決意を示した。黒田博樹投手(40)、新井貴浩内野手(38)らベテランが、3本柱としてチームを支えていく。

     石原は並々ならぬ決意で2016年を迎える。25年ぶりの優勝へ「体が壊れるまでやっていきたい」と悲壮な思いを吐露。「1試合にかける姿勢が違う」という黒田、新井とともに、ベテラントリオでチームをけん引していく覚悟だ。

     今季は83試合に出場。守備率・987、捕逸2と安定した成績を残し、ベテランとしての貫禄を見せた。ジョンソンの登板試合では、全試合マスクをかぶって最優秀防御率に導くなど、持ち前の配球術を存分に発揮した。

     シーズン序盤は、会沢が先発捕手として試合に出ることが多かったが、接戦が続いた終盤では奪い返した。打率・241だが、勝負強さで存在感を示した。「選手として当然、試合に出たい思いはある」。正捕手争いで、まだまだ負けるつもりはない。

     オフは、筋力アップだけでなく技術力の向上、体のケアに励む。来季、プロ15年目。レベルアップに取り組む一方で、選手会長に就任した小窪の全面サポートも約束した。

     「年齢を感じることはない。コンディションは好調。キャンプまでには、全力で動けるように体をつくる。自分のできることはやりたいし、助けていきたい」。目指すところはただ一つだ。チーム一丸で悲願達成。ベテラントリオが先頭に立って、頂点へと駆け上がる。

     昨年の12月27日、黒田博樹がMLB球団からの巨額のオファーを蹴り、広島へ復帰することが発表された。年の瀬の日本に届いたサプライズから1年となる。

    ダルビッシュ有、田中将大の「NPB→MLB」前・後の成績は? ここ2年でMLBで先発した主な日本人投手の成績比較表

     黒田はMLBに在籍した7シーズンで1319イニングに登板。同期間で集計するとこれはMLB全体で19番目の数字となる。控えレベルの投手が同じイニングマウンドに立った場合との貢献量の差を勝利数換算して比較するWAR(Wins Above Replacement)は23.7で17番目。どちらもトップ20に入っており、量、質ともにMLBトップクラスの働きを見せていた。MLBでこのレベルの活躍を見せた先発投手が来日したケースは過去にない。実績的に、黒田はMLBからやってきた史上最強の先発投手だったことになる。

     40歳という年齢の影響を考慮する必要はあったとはいえ、直近のシーズンまでMLBで成功をおさめている投手が、NPBに来てどれだけやれるものなのかを探る上で黒田は貴重なサンプルだった。というわけで、今回は黒田の投球内容が日本復帰前後でどんな推移を見せたかについて、重要度が高く、日米で比較が可能なスタッツから確認してみたい。



    三振、四球の割合がともに減少傾向、打球はゴロに

     まず、投手が失点を抑止する上で重要とされる3つの要素、「三振奪取」「四球抑止」「打球管理(どんな打球を打たせたか)」を、K%(対戦打者に占める奪三振の割合)、BB%(対戦打者に占める与四球の割合)、ゴロ率(打たせた打球に占めるゴロの割合)から見ていこう。

     黒田の2015年のK%は15.5%。MLBでの7シーズンの平均は18.1%、日本復帰直前の2014年は17.8%だったので、数字の単純比較においては日本復帰後に悪化している。

     BB%は4.2%を記録。MLBでの7シーズンの平均は5.4%。日本復帰直前の2014年は4.3%と低かったが、ほぼ同じレベルを日本でも記録した。

     ゴロ率(GB%)はどうか。ゴロを多く打たせることは、本塁打をはじめとした長打を防ぐことにつながるため失点のリスクを下げる。黒田の2015年のゴ ロ率は53.0%。MLBでの7シーズンの平均は48.6%だったので、日本で打たせた打球は、より高い割合でゴロになっている。黒田は7シーズン全てで MLB平均を上回るゴロ率を記録しゴロピッチャーとして活躍したが、日本でも同じような投球ができているようだ。(※1)

    K%(奪三振)
    18.1%→15.5%(規定投球回到達26投手中21位)

    BB%(与四球)
    5.4%→4.2%(規定投球回到達26投手中4位)

    ゴロ率(打球管理)
    48.6%→53.0%(規定投球回到達26投手中10位)

     まとめると黒田は日本に復帰し三振を奪うケースを減らした。だが、四球を増やすことはなく、ゴロをより多く打たせていた。三振を獲る代わりにゴロを打たせることで投球のクオリティを保っていたとみられる。




    黒田の投球に見える、ある種の余裕

     通常、同一環境での投球で三振が獲れなくなったのであれば、力の低下が疑われる。スイングストライク率(空振り率=全投球のうち打者が空振りした割合) を見ると、2015年の黒田は8.7%、MLBでの7シーズンの平均は10.0%。MLB時代に比べ空振りも獲れてはいない。この点だけ見れば、黒田の投 球が日本の打者に通用しない部分がある、もしくは40歳という年齢がパフォーマンスを落とした可能性を疑う必要もあるだろう。

     もちろんのこと、今回の場合は環境が変わっている。NPBはMLBよりも三振が少ない。2015年のMLB全体の平均K%は20.4%だが、NPBは 18.3%。強振に対する見返りの大きいパワフルな打者が多いMLBでは三振を恐れず振っていき、見返りの小さい打者の多いNPBは三振を避け、バットに 当てにいく志向の違いがあると見られる。黒田のK%の下落にはNPBの環境が影響していると見るべきだろう。逆にゴロ率については逆で、MLBよりも打球 がゴロになりやすいNPBの環境の影響で、黒田は能力とは別の部分で数字を向上させたとみられる。

     そのほかに黒田は、全投球のうちストライクゾーンに投じたボールの割合がMLBでの7シーズンの平均42.3%に対し、2015年は46.6%(規定投 球回到達26投手中3位)。また、ボールゾーンに投げた球を打者が振りにいった際、バットに当たった割合はMLBでの7シーズンの平均は63.6%だった が、2015年は67.5%に上がるなどの変化が見られる。

     もし黒田が空振りや三振が獲れず投球がネガティブな方向に向かっているのであれば、こうした数字の変化は見られないだろう。ストライクゾーンにボールを どんどん投げ込み、ヒットになりにくいボールゾーンのボールを打たせている状況からは、投球におけるある種の余裕がうかがえる。



    最も有効だった球種は? 投球術を果敢に変化させるスタイルは日本復帰後も健在
     最後に投球の細部、球種についても見ていきたい。黒田の球種割合には注目すべきポイントが2つある。1つはストレートとツーシーム(※2)のバランス だ。今や黒田の代名詞となったツーシームだが、渡米直後はこの球をほとんど使っていなかった。割合が劇的に上がるのは2010年から。以降、黒田はこの球 を中心に投球を組み立ててきた。

     もう1つはスライダーとスプリッター(フォークボール)の割合の変化だ。もともとはスライダーを多用していたが、徐々にスプリッターを増やし、日本復帰 直前の2014年はスライダーの割合を上回った。MLBでは淡々と先発投手の役割を果たし続けた黒田だったが、内側ではなかなかドラスチックな変化があっ た。

     日本に帰ってきた黒田は、変わらずツーシームをよく投げていた。ただしここ3年はほとんど投げていなかったストレートの割合を少し高めている。また、ス ライダーとスプリッターの割合は、スライダーが上回った。日本の打者を抑えるためのマイナーチェンジを図ったのかもしれない。

     なお、ある球種を投げた際の結果を集計し、ストライクや内野ゴロのような失点を引き寄せにくい結果をどれだけ記録したかなどを集計し球種の有効性を探るPitch Valuesという指標を見ると、代名詞のツーシームよりもスライダーが最も効果的な球種になっていた。

     どのようなメカニズムでスライダーが効果を生んでいたかに言及するにはさらに細かい分析が必要だが、とにかく日本で“効く”球種となったスライダーの割 合を高めたのはプラスに働いたはずだ。MLBで見せた投球術を果敢に変化させるスタイルは、日本でも貫かれたといえる。結局のところ黒田の強みは、自分の 持てるものをうまく組み合わせて、その時々に適した投球を探っていけるところにあるのかもしれない。

     制球力と打球管理能力を生かしMLBで活躍した投手がNPBにやってきて、奪三振減とゴロ増という成績推移を見せたという今回の黒田の事例を、守備力に 長けた広島の二遊間の貢献の影響なども合わせさらに詳しく分析していけば、今後来日する投手の活躍を見通す際のヒントを与えてくれることだろう。

    ※1 MLBでの黒田博樹の成績はMLB公式、米データサイト・FanGraphsで公表されているものを参照している。
    ※2 FanGraphsでは黒田のツーシームはシンカーとして記録されている。今回は日本で一般的に呼ばれているツーシームに合わせた。

     お祭り男が少年を笑わせた。広島上本崇司内野手(25)ら広陵OBの11人が28日、「広陵高校野球部有志の会 野球教室」に参加。広島市内の13チーム約250人とふれ合った。


     ファン感謝デーでMVPを獲得した上本は少年少女にも大人気。得意のモノマネを披露し、爆笑を起こした。少年野球選手との1打席勝負では、広陵の先輩からの“フリ”で、申し訳なさそうに披露した。

     同じ広島の丸佳浩外野手(26)に始まり、新井貴浩内野手(38)、天谷宗一郎外野手(32)、阪神新井良太内野手(32)、西岡剛内野手(31)、さらにはマット・マートン外野手(34)やマウロ・ゴメス内野手(31)、ソフトバンク松田宣浩内野手(32)に至るまでバリエーションは豊富。追い込まれてからはブラッド・エルドレッド外野手(35)のモノマネで豪快に空振り三振して、締めくくっていた。

     最後の締めのあいさつでは「皆さんが楽しんでいただけたら、それだけで僕たちは救われます。来年も一緒に頑張って戦っていきましょう」とあいさつ。大きな拍手を浴びていた。

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