広島カープブログ

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    2016年04月

     「広島12-2中日」(30日、マツダスタジアム)

     広島の黒田博樹投手(41)が、7回8安打2失点で4勝目。ハーラートップに躍り出た。マツダスタジアムでは4戦4勝。「昨年はしっくりくる試合が少なかったが、今年はたくさんのファンの前で、勝つ投球ができて自分では満足している」と笑顔で振り返った。

     初回、先頭の大島に中前打を許したが、続く亀沢の打席で1-1の場面。素早いけん制でタッチアウト。自ら未然にピンチの芽を摘み、以降は波に乗った。亀沢をスプリット、高橋はカットボールで遊ゴロに。最速145キロの速球を軸に、変化球の精度も高かった。

     「苦しかったです。球にもバラつきがあったので。打線がいいので援護を受けて、石原にもうまくリードしてもらって、7回までしのぐことができた」

     六回、1死一、二塁では、4番ビシエドに4球続けて強気の内角勝負。遊ゴロに抑えた。「早い回にインサイドを意識させたのがよかった」と、バットの芯を外す熟練の投球で凡打のヤマを築く。21アウト中、15個をゴロアウトで奪った。

     26日のヤクルト戦(神宮)で、新井貴浩内野手(39)が2000安打達成。長く苦楽を共にした盟友の偉業に、翌日すぐに連絡を入れて祝福した。「一番は感動した。自分も目の前でみれたらよかったけど。その場面、雰囲気を一緒に体感したかった」。当日は登板に向けた調整優先で、無念の広島残留となった。達成後初めての登板。祝福の思いを込めた101球だ。

     これで日米通算197勝目。節目の200勝に残り「3勝」となった。「あまり先のことは見えない。次の登板、次の登板で、チームが勝てるように。その中で自分にも勝ちが付いているので、流れはいいですけど。次の登板に向けて、しっかり気を引き締めていきたい」と前を向いた。

     広島の鈴木誠也が、最近5試合で3本塁打、12打点と調子を上げている。新井貴浩が通算2000安打を達成した26日のヤクルト戦では2本塁打を放ち、29日の中日戦では、同点打を含む2安打4打点でチームの勝利に貢献した。
     今季はライトの定位置奪取の期待をかけられたが、キャンプ中に右足を痛めて無念の離脱となった。4月5日にようやく一軍登録されると、7番・ライトでスタメンに定着し、ルナが離脱後は6番でクリーンアップの後のポイントゲッターになっている。

     2本塁打を記録したヤクルト戦は、試合前の新井のリクエストに見事に応えたものだった。

    「試合前に、新井さんに今日は2本ホームランを打ってくれ、と言われていました。狙っていたわけではないですが、打ててよかったです」という鈴木は、この試合で今までにない感覚をつかんだという。


    高い修正能力も見せる鈴木、内川との自主トレで「あらゆる考え方が変わった」

    「力はそれほど入れなくてコンパクトに振っても、あれだけ飛ぶんだなと感じました」

     今季はここまでの16安打中、3本塁打に二塁打が5本、三塁打が2本と、ここ一番でのロングヒットが目立つ。それでも本人は「ゴロを打つイメージで打っているところで、打球が上がっているだけ。長打は結果です」と、あくまでもヒット狙いであることを強調する。

     29日の試合では、前回の対戦で抑えられた若松から2安打を放った。「前回やられていたので、なんとか食らいつこうと思った。今までは足を上げてうまく いかなかった。2打席目は追い込まれてから、バットを短く持った。うまくタイミングを合わせることができた」と、高い修正能力も見せる。

     オフにはソフトバンクの内川と自主トレを行い、「バッティングに対してあらゆる考え方が変わった」と、自分の打撃に手応えを感じていた鈴木。将来のクリーンアップ候補が、いよいよ覚醒の時を迎えている。

     ◇セ・リーグ 広島12―2中日(2016年4月30日 マツダ)

     広島が14安打12得点で中日に快勝。連勝を4に伸ばした。
     広島は4回、エルドレッドの左越えソロ本塁打で先制すると、5回、6回には丸が二打席連続で3点本塁打を放ち、この日6打点を記録。投げては先発の黒田が7回を2失点で抑え、今季4勝目を飾った。なお4月中に4勝となった黒田は、広島在籍時では自身初の記録となった。

     中日は、今季初登板となる先発・伊藤が6回で降板。4年ぶりの初勝利を挙げることができなかった。後続の投手陣も広島打線につかまり、10点差で敗れた。

     休養の原因はメールの返信疲れ!? 通算2000安打を達成した広島・新井貴浩内野手(39)が中日戦で今季初のスタメン落ちとなった。

     試合前には記念セレモニーも行われただけに、いぶかる声も出たが、新井本人は体調について「全然大丈夫」と言い切り表情は明るかった。

     ただ、偉業達成の26日には、地元テレビ局の特番にはしごで出演。

     いつもよりお疲れなのは間違いない。またお祝いメールを大量に着信。本人は「返しきれてない」というが、あるチーム関係者は「いやきちんと返信していますよ。律義な性格ですから星野(仙一)さんや、(阪神の)金本監督など人によって文面を一から考えて書き分けてたそうで、作業は翌日の早朝までかかったとか」と証言する。

     プレーに影響するほどではないだろうが、なかなかの労働量…。緒方監督は「(この日、代わりに4番を務めた)松山が打ったから、明日も休んでもらおうかな」と冗談交りにコメントしていた。

     29日の中日戦で、広島のヘーゲンズが好リリーフで勝利に貢献した。緒方監督が「いい投球をしてくれた。あそこで流れを止めてくれたね」と手放しで褒めたように、試合の行方を決めた投球となった。


     6-2と4点勝ち越した直後の6回、先発の横山がビシエドの2ランで2点を奪われ、代わった今村も安打と四球などで1死満塁のピンチを迎えた。

     この一打同点の場面で登板したヘーゲンズが、代打の野本をセカンドゴロ併殺打に打ち取った。

    「常に自信を持ってマウンドに上がっている」というヘーゲンズは、絶体絶命のピンチにも、冷静に自分の投球を貫いた。

    「自分の強みは、ストライクゾーンの中でボールを動かして打たせること。それが内野を抜けなければ野手がなんとかしてくれる」

     その言葉通りの投球でピンチをしのぐと、直後に打線が追加点を奪い、試合の行方を決定づけた。

    「本当に、ヘーゲンズが止めてくれたね」と緒方監督は繰り返し、チームの危機を救った助っ人を称賛した。ルナの故障離脱で外国人枠が空き、リリーフ強化のために昇格した右腕が、チームの大きな力になっている。

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     「広島9-4中日」(29日、マツダスタジアム)

     広島は打線が10安打9得点と効率良く攻めて快勝した。

     0-2の四回1死満塁から鈴木の中前2点適時打で同点。五回は1死から菊池の右中間三塁打と丸の中前適時打で1点、続く松山も右中間へ適時二塁打。なおも1死一、三塁から鈴木が右中間へ2点二塁打を放ち、この回4点を奪い勝ち越した。

     六回は松山の左中間適時三塁打とエルドレッドの右前タイムリーで2点を追加。七回にも1点を加えた。

     先発・横山は六回途中7安打4失点で2勝目(1敗)。

     4番で猛打賞2打点の松山は「4番目(の打者)だと思って(打席に)行けてます。ずっと出たいのでこれからもいい結果を残したい」と語った。

     また、4打点の鈴木は「チームの勝利が一番。前回は若松さんにやられたので、食らい付いていこうと思った。(好調の要因は)自分でも分からない」と話した。

     中日打線も10安打を放ったが4点に終わった。二回無死満塁から堂上の右犠飛と桂の左前適時打で2点を先制。2-6の六回はビシエドの中越え9号2ランで2点。先発・若松は五回途中6安打6失点で2敗目(3勝)。

     右肘内側側副靱帯(じんたい)部分損傷でリハビリ中の広島・大瀬良大地投手(24)が29日、故障後初めて、バッテリー間での投球練習を再開した。広島県廿日市の大野練習場で、平地ながらも捕手を座らせて41球を投じた。

     復活への階段を徐々に上がっている。「病院で(練習の強度を)上げていってもいいと言われた。結構力を入れて投げ、感覚では9割から10割くらい」と、順調な回復に笑みを浮かべた。

     「これから、どんどん投げることができれば、焦りも出てくる。その気持ちを抑えて、1つずつステップアップしていかないといけない」。順調にいけば週明けにもブルペン投球を再開する予定だ。

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