広島カープブログ

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    2020年04月

    ◆ 10年間で規定打席到達はエルドレッドただひとり

     新型コロナウイルスの影響で、各球団とも全体練習ができない状況が続いている。現在は少数のグループに分けながら、自主練習を行っている球団がほとんど。開幕への見通しがたたないことで、選手たちはもちろん、ファンもすっきりしない日々を送っていることだろう。

     そんななか、広島から明るい話題が届いた。オープン戦で死球を受けた影響もあり三軍でリハビリを行っていた新外国人野手のホセ・ピレラ選手が、4月25日にフリー打撃を行ったという。

     練習後には痛みもなかったようで、ようやくエンジンがかかりつつある。本人も「時間はあるし、焦りはない」と口にしており、慌てるよう様子はない。ピレラにとっては、開幕の延期が功を奏した格好だ。

     そのピレラには当然、打撃面での期待がかかってくる。しかし、近年広島にやってきた外国人野手で、シーズンを通して活躍したという選手は意外にも少ない。

     広島にやってきた外国人野手を振り返ってみると、2010年以降の10シーズンで規定打席に到達したのは、エルドレッドだけしかいない。外国人選手としては、球団最長となる7年間に渡って在籍したエルドレッドだが、意外なことに規定打席に到達したのは2014年の一度のみ。それ以降は、怪我や故障もありシーズンを通じての活躍はできなかった。

     バティスタは2017年途中に支配下登録され、翌2018年にはエルドレッドからポジションを奪ったが規定打席には届かず。昨シーズンも禁止薬物の使用が発覚したことで出場停止処分を受け、規定に20打席足りなかった。

    ▼ 過去10シーズンの支配下外国人野手
    ※カッコ内は一軍での打席数
    2019年:バティスタ(423)、メヒア(173)、サンタナ(34)
    2018年:エルドレッド(94)、バティスタ(302)、メヒア(44)
    2017年:エルドレッド(405)、バティスタ(143)、ペーニャ(39)、メヒア(15)
    2016年:エルドレッド(354)、ルナ(268)、プライディ(0)
    2015年:エルドレッド(300)、シアーホルツ(248)、ロサリオ(136)、グスマン(116)
    2014年:エルドレッド(505)、キラ(335)、ロサリオ(264)
    2013年:エルドレッド(260)、ルイス(300)、キラ(265)、ニック(40)
    2012年:エルドレッド(251)、ニック(204)、バーデン(0)
    2011年:バーデン(242)、トレーシー(164)
    2010年:ヒューバー(209)、フィオレンティーノ(151)


    ◆ チーム得点は首位から4位に後退

     一方の投手を見ると、2010年以降の10シーズンでは、バリントンが2011年から3年連続、ジョンソンが2015年から2017年をのぞいて4回の規定投球回に到達しており、先発ローテーションをしっかりと守った。

     中継ぎ投手では、サファテ(現ソフトバンク)、ミコライオ、フランスア、ジャクソン、ヘーゲンズ、レグナルトと、多くの投手が年間試合数の3分の1以上にあたる48試合以上の登板を記録している。こうして見ると、投手のほうに「あたり外国人選手」が多かった印象だ。

     それでも広島は、強力打線を武器に2016年からセ・リーグ3連覇を果たしている。それは、田中広輔、菊池涼介、丸佳浩(現巨人)の「タナ・キク・マル」トリオ、そして鈴木誠也に新井貴浩氏(2018年現役引退)と、中軸を打てる日本人選手が揃っていたからに他ならない。外国人選手に頼らなくても、十分過ぎるほどの打線の破壊力を兼ね備えていた。

     しかし、昨シーズンは丸がFAで巨人に移籍し、新井氏が現役を引退したこともあり打撃面で苦労。チーム591得点はリーグトップから4位へ、140本塁打もリーグ2位から4位へと順位を下げている。

     2017年、2018年と2年連続でMVPを受賞した丸や、精神的支柱であった新井氏と同等の働きを来日1年目のピレラに求めるのは酷だが、少なくとも主軸として「あたり」と呼べる成績を残さないことには、「優勝」の二文字は近づいてこない。ピレラはチームを救う救世主となれるのか、その活躍に期待したいところだ。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00226270-baseballk-base

     新型コロナウイルスの感染を公表していた日本ハム、阪神OBで本紙評論家の片岡篤史氏(50)が27日、関西テレビのニュース番組「報道ランナー」にオンラインで出演し、闘病生活を語った。


     片岡氏は4月8日から入院。14日に動画投稿サイト「You Tube」公式チャンネルで鼻に管を通して治療を受けている様子を公開。新型コロナウイルスの脅威を訴えていた。その後、PCR検査で2回連続陰性となり、24日に退院したことを報告していた。

     最高39・8度の発熱となった片岡氏は「血液検査の数値が悪くなって、死を感じた。帰れないんじゃないかということが頭をよぎった」と語り、9日からインフルエンザ治療薬のアビガンを投与。朝8錠、夜8錠の服用を3日続けたら、熱は下がったと説明した。

     「アビガンが効いたと思う。それまではトイレに行くのもしんどかった。正体が分からないのがコロナの怖さ。医療関係者の方は最前線で闘っていただいていることを感じた」と振り返った。

     退院後も「まだ注意してください」と医師から言われており、自粛を続け、感染防止のため、家族と離れて、自宅で1人生活を続けていることを明らかにしていた。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00000169-spnannex-base

     逸材ぞろいのプロ野球界。毎年多くの選手が入団してくるが、その中でも突出した才能を持つ男たちがいる。巨人や広島で打撃コーチなどを務め、名伯楽と呼ばれた内田順三氏(前巨人巡回打撃コーチ)に、出会いから衝撃を受けた3選手を挙げてもらった。

     ◇ ◇

     カープでは前田智徳だろう。89年、熊本工からドラフト4位で入ってきたが、走力、肩もあって守備はすぐ使える印象だった。

     そして、打撃もスイングがシンプルで軸がぶれない。何より際立っていたのが、インサイドのさばき方だった。高卒の選手は金属から木製になり、まずインコースの球に対して壁に当たることが多い。ファウルになるか、詰まるか、手のしびれを恐れてバットが出ないかの3パターン。しかし、前田はインサイドからバットを出すことができ、「詰まる」と思ったら重心を捕手方向に移してライト方向へヒットにしてしまう。当時、山本浩二監督がファームの練習を見に来て「ウッチー、こいつはすげえぞ」と言っていたことを覚えている。

     カープでは鈴木誠也もモノが違った。東京の二松学舎からドラフト2位で入ってきたが、スカウトの評価は高く、巨人やソフトバンクも欲しがっていたと聞いた。半端じゃなかったのは肩。シートノックでは、スピンのかかった送球が地面すれすれで伸びていく。まだ荒削りで暴投することもあったが、確かに素材は別格だった。

     鈴木は、大谷や藤浪と同世代。カープのドラフト1位も龍谷大平安で甲子園に出た高橋大樹だった。鈴木は甲子園にも出ていなかった分、反骨心もあり、負けん気も強かった。見逃し三振なんてすれば、試合後に黙々とバットを振る。いい意味で他人の言うことに流されることはなかったし、芯のある性格もここまで大成した一因だろう。

     巨人で真っ先に思い浮かぶのは高橋由伸。彼に関しては鳴り物入りのドラフト1位で入ってきて、素材がいいのは分かっていた。1年目から余裕があり、送球ひとつ見ても相手の取りやすい完璧なワンバウンドを投げる。当時チームにいた清原や松井の打撃を見て、「松井さんや清原さんに飛距離ではかなわない。僕はイメージチェンジして広角に打ち分けます」とさらりと言っていた。

     天才的な打撃に関しては、タイミングの取り方が抜群だった。彼は上段でバットを構え、一度肩のあたりにグリップを落とす。そして、王さんのように右足を高く上げ、一本足に近い形でタイミングを取るのだが、軸がまったくぶれない。その強さを生むために、キャンプではまた割りをしたままのティー打撃を積極的にやって内転筋を強化していた。甘いマスクで表向きはさわやかなイメージがあるが、陰では泥くさく練習する男だった。

     超一流には超一流たるゆえんがあるが、3選手に共通していたのは走攻守3拍子がそろっていたこと。そして常に手を抜かず、こちらが話しかけにくいほど集中力を持って練習に打ち込んでいた姿だ。指導者として37年、数多くの選手を見てきたが、この3人のルーキー時代は特に印象に残っている。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000119-dal-base

     広島テレビでは「みんなでがんばろう!カーププレイバック中継」と題し、5月の週末にこれまで同局が中継した中からよりすぐりの試合を放送する。


      【放送予定】

     ◆5月2日 19年5月15日・ヤクルト戦(7点差大逆転・鈴木誠サヨナラ弾)

     ◆同9日 19年7月19日・巨人戦(5点差逆転、会沢決勝弾)

     ◆同16日 15年3月29日・ヤクルト戦(黒田博樹氏が凱旋登板勝利)

     ◆同17日 13年10月3日・中日戦(前田智徳氏の引退試合)

     ◆同23日 19年3月29日・巨人戦(開幕戦で大瀬良が丸から4連続奪三振)

     ※各日とも13時55分から放送。23日の試合は変更の可能性あり。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200429-00000067-dal-base

     広島・佐々岡真司監督(52)と大瀬良、薮田、森下の3投手が28日、広島市内の感染症指定医療機関、舟入市民病院を訪問した。新型コロナウイルスと闘う全ての人を応援することを趣旨として、ユニホーム姿で足を運んだ。

     院内の人々から拍手と歓声で出迎えられた選手たち。病院の建物内へ入ることは控えた上で約10分間、駐車場から病棟の医療従事者や患者に手を振って、エールを届けた。

     球団は「あなたの勇気ある献身に感謝します」と書かれたユニホームに選手のサインとメッセージを添えて寄贈。佐々岡監督は「元気、勇気を与えることしかできない。みなさんに元気を与えられたらいいな、という気持ちで来た」と話した。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200429-00000032-dal-base

     広島、中日、オリックスの担当記者がイチ推しする新人選手を、「ルーキー牙を研ぐ」と題し、29日から随時掲載する。第1回は広島の森下暢仁投手(22)。総合力の高さに定評がある即戦力右腕の持ち味と、今春の取り組みに迫った。

     どこを切り取っても一級品である。広島ドラフト1位・森下(明大)の評価の高さは、総合力にある。オープン戦は順調に4試合を消化。3月8日の西武戦では、5回8奪三振無失点の好投を見せるなど、首脳陣も早々に先発入りを認めて立場を確立した。

     総合力は、緩急を自在に操る器用さに表れる。オープン戦での最速は152キロ。加えて、カーブは110キロ台に抑えて、曲がりも大きい。春季キャンプのブルペン投球を見た佐々岡監督が「カーブはスピン量、キレも素晴らしい」と驚いたほどに強い印象を残した。しかし、森下は「カーブが一番いいと言われますけど、制球の面では一番難しいですね」と首を振る。

     「自信があるのは、カットボールです」。森下のカットボールは、140キロ前後。直球のような軌道から打者の手元でブレーキを効かせる。安定した制球で、カウント球にも勝負球にも変化する。大学時代に東京六大学リーグでしのぎを削った中日・郡司(慶大)は、3月22日のオープン戦で2打席連続の見逃し三振。「大学時代はあんな球(カットボール)は投げてこなかった」と勝負球の進化を証言した。

     さらに、チェンジアップでも翻弄(ほんろう)。「(落とすより)前後の感覚。直球と思ってもらいたい。落としたいときには落とせばいい」。“三種の神器”となる変化球が森下を支えている。

     すでに調整法も確立し、開幕延期に慌てることもない。「これまでも開幕は逆算していなくて、次に投げる試合に向けて1週間をどう過ごそうか…とやってきた。だから、登板間隔が空いたとしてもやることは変わらないです」。先発陣が100球超えのブルペン投球を見せる中、キャンプ同様に球数を抑えた調整を続けている。泰然自若とした姿勢も新人離れしている。(河合 洋介)



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200429-00000092-spnannex-base

     Full-Countでは選手や文化人、タレントら野球を心から愛し、一日でも早く蔓延する新型コロナウイルス感染の事態の収束を願う方々を取材。野球愛、原点の思い出をファンの皆さんと共感してもらう企画をスタート。題して「私が野球を好きになった日」――。第7回は埼玉西武ライオンズレディースでプレーする侍ジャパン女子代表主将を務めた出口彩香内野手の思い出を紹介する。


     過去3度の女子野球ワールドカップに出場し、侍ジャパン女子の6連覇に大きく貢献している出口選手。主に遊撃手を務め、そのリーダーシップでチームをまとめてきた。今年からは埼玉西武が支援する女子クラブチーム「埼玉西武ライオンズ・レディース」で本格活動する予定だったが、彼女たちも制限されている中での活動となっている。背中で引っ張るリーダーに大きな影響を与えたのは元広島の天才打者・前田智徳外野手だった。

     出口さんは神奈川・茅ヶ崎出身。兄の影響で野球をはじめ、野球の名門、熊本工出身の父によく連れられて横浜スタジアムへ足を運んでいた。

     観戦していたのは主に父が大好きだった広島の試合。レフトスタンドで見た野球に没頭した。小学3年生くらいの時だった。

    「父が同じ高校出身の前田智徳さん(現・野球解説者)の大ファンで、試合は基本的に広島カープ戦。スクワット応援もやってましたよ。『かっとばせー! 前田!!』ってやっていました。一生懸命に応援していたら、『今日、何か買ってあげるから』という言葉につられていました」

     選手たちが手を振ってくれることがうれしくて、何気ないファンサービスにどんどん心を奪われていった。野球が大好きになり、自分でもプレーしながら魅力に取りつかれていった。ただプロ野球選手を近くで見るようになると、体の大きさに驚くようになっている自分がいた。

    「この人たちすごいなという感情になってきました。何がというならば、プレーもそうですし、体が大きくて……。プロ野球選手って『こんなに大きいんだ!』と思っていました」

     当時のカープの選手の体の大きさに驚いていた。はじめから前田選手のすごさを知っていたわけではない。野球をわかりはじめてから、YouTubeなどで動画を見たりしていて「私が応援していた人、凄い人だったんだなって思いました」と後からその偉大さに気が付いたという。カープ時代にベストナイン4度、高度な打撃技術は「天才」と呼ばれ、アキレス腱断裂などの怪我とも戦った男の背中は、永遠に忘れることはない。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200429-00761592-fullcount-base

     広島の一岡竜司投手(29)が28日、スライダーの習得に意欲を示した。

     マツダスタジアムのマウンドで計50球の投球練習。直球も投げたが、多くをスライダーに割いた。「普段、投げない変化球も試して。トライしていこうと。先が見えないので、今がチャンス。今はそれ(新たな試み)をして、いい時期なので」と開幕延期に伴う練習期間でレベルアップに励んでいく構えだ。

     カーブとフォークが軸の右腕だが、横に変化するスライダーは投球の幅を広げることにもなる。投球を見届けた横山投手コーチも「十分、いい変化をしている。本人が納得するボールになっていけば」と評価を口にした。「何でもいいから、レベルアップできたら」と一岡。貪欲な向上心を持ちながら習得を目指していく。




    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000118-dal-base

     野球評論家の張本勲氏が26日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)にリモート生出演した。


     番組では、日本ハム、阪神で活躍し、新型コロナウイルス感染で入院していた片岡篤史氏(50)が24日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、退院を報告したことを伝えた。

     片岡氏は「ご心配をおかけしました。本日24日、2回のPCR検査で陰性が出まして、退院できることになりました。コロナウイルスという恐怖の最前線で、病院関係者の皆さまが本当に闘ってくれまして、本当に感謝いたします」と明かした。また、感染した阪神の藤浪晋太郎投手が練習に復帰したことなども伝えた。

     こうしたスポーツ選手の感染を受けてゲストでリモート出演した元巨人の上原浩治氏が、感染拡大防止で家にいることの大切さを訴えた。これに司会の関口宏に「ずっと家にいてイライラしません?」と尋ねられると「イライラします」などと答えた。

     さらに関口が「張さんだってイライラするでしょ?」と聞かれると、張本氏は「イライラしません。私らの時代は防空壕(ごう)で何日も過ごしているから。イライラしてもしょうがないもん。ビデオを見たり、楽しんでいることは楽しんでいます」と答えた。

     これに関口は「でも、ほとんど上原さんとみんな同じだと思うよ。張さんみたいな方、珍しい」と指摘していた。




    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-04260035-sph-base

     新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が不透明な今年、広島OBで通算213勝を挙げたデイリースポーツ・ウェブ評論家の北別府学氏は、1月に成人T細胞白血病であることを告白し、闘病生活を送っている。現在は移植手術に備え自宅療養を続けている。入院中も公式ブログを随時更新。その理由や病を公表した理由、これまでの闘病生活について語ってもらった。

     ◇  ◇

     闘病生活に入る前まで私は週2回、広島の地元テレビ情報番組にレギュラー出演していました。2月になるとキャンプ取材もあり、突然画面から消えると様々なうわさが広がるのでは、という心配もありました。周囲の人にいらぬ想像や心配をさせることも嫌なので、病を公表することにしました。自分が想像していた以上に地上波、新聞、ネット上などで反響があり驚いたものの、公表して良かったと思っています。

     治療は抗がん剤による化学療法と骨髄移植の一つで末梢血幹細胞の移植となります。人によっては強い副作用があるといいますが、私はこれまでの治療で熱が何度か出た程度で、幸い吐き気などの強い副作用はありませんでしたが、これには担当医の先生にも驚異の体力と驚かれました。ただ、これから移植をして抗がん剤の副作用以上にきつい可能性もあると聞いています。

     4月中旬には、私のドナーになってくれた次男が末梢血幹細胞採取をしてくれました。移植にはヒト白血球抗原(HLA)が100%一致しないといけないと思っていましたが、拒絶反応を抑える治療法が2008年に確立されて息子がドナーになることもできるようになりました。

     私には2人の息子がおり、2人とも検査を受けてくれ、次男の方が適合しているということでドナーになってくれました。本来は次男の横で移植していく予定でしたが、新型コロナ騒動で移植が1カ月延びてしまい採取された末梢血幹細胞は冷凍保存されています。この時期、ドナーが他人だったら移植自体がストップしていたかもしれないとも担当医から言われました。

     今回、大病をして家族のありがたさを痛感しています。入院中、毎日病院に通ってくれる女房に成人した3人の子ども。正直に言いますと、現役時代は家族が中心ではありませんでした。野球がうまくいけばいい。それだけを考えていましたから。

     入院してからも2011年に開設したブログも体調が良い限りは更新しようと思っています。病気のことも含めて発信する場がある事を幸せに思っています。現役時代はファンの方々と触れ合う機会もあまりありませんでしたからコメントなどで皆さんの声も聞けますしまた、自分の考えを文章にするという事が生きる糧にもなっています。

     本来なら野球シーズンまっさかりのはずが、今年は新型コロナウイルスの影響で今もプロ野球が開幕していません。プロ野球もなかなか開幕できないという寂しさを何とか少しでも埋めていきたい。カープファンや野球ファン、私を応援してくれる人に向けて、暗い話が多い世の中なので、近況報告を兼ねてなるべく明るいネタを探して書いています。女房をはじめ家族のネタも多いですが、感謝をなかなか口で伝えることができないので、ブログの中に表しているのもあります。

     ブログのコメント欄にファンの方から「この病気に勝てば214勝ですね」と書いていただきました。私もそこを目指して頑張っていこうと思っています。

     最後に先日、新型コロナウイルス感染で私より1つ年上の岡江久美子さんが亡くなられ驚きました。志村けんさんも入院してあっという間でした。軽症という人もいますが、急に重症となるとも聞きます。私の病にウイルス性の感染は一発アウトだと言われています。今回の新型コロナウイルス騒動はまるで映画の世界にも見えます。

     日本全国に緊急事態宣言が出ており、外出自粛要請も出ています。「オレだけは違うんだ」と考えが甘い方がいます。「オレだけはかからない」という人にスーパーマンでもかかるよと言いたいです。人から人へうつる病気で、他人にも迷惑がかかります。ゴールデンウイークがはじまりますが、大切な命を守る為に外出を控えようではありませんか。命があるからこそ自粛もできるのです。

     ◆北別府 学(きたべっぷ・まなぶ)1957年7月12日生まれ。62歳。鹿児島県出身。宮崎・都城農業高から75年度ドラフト1位で広島入団。78年から88年まで11年連続2桁勝利達成。82年に20勝。86年は18勝でリーグ優勝に貢献した。最多勝2回、最優秀防御率1回、最高勝率3回、MVP1回(86年)、沢村賞2回(82、86年)、ベストナイン2回(82、86年)、ゴールデングラブ1回(86年)、オールスター出場7回。通算515試合213勝141敗5セーブ、防御率3.67。94年に現役引退後、01~04年まで広島投手コーチを務めた。12年に野球殿堂入り。野球解説者として活躍する一方でブログやユーチューブでの情報発信や、高校野球コーチ、菜園管理など活動は多岐にわたる。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00000104-dal-base

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