広島カープブログ

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    丸佳浩

    ◆ヤクルト1―0広島(15日・松山)

     広島の前田健太投手(27)が8回1失点の好投も、打線の援護がなく完投負け。チームは10敗目を喫し、借金5となった。

     前田は初回、四球をきっかけに1死一、三塁のピンチを招くと、雄平に右前に適時打を浴び先制を許した。その後は立ち直ると、8回を投げ抜き126球の熱投。6安打9奪三振2四球で防御率は1・55。

     奮闘するエースを援護したい打線だったが、ヤクルト投手陣の前に散発の5安打。好投した右腕を見殺しにしてしまった。

     チームリーダーが反攻宣言だ。広島・丸佳浩外野手(26)が13日、マツダスタジアムを訪れ、休日返上でフリー打撃を行った。ここまで打率1割台と苦しんでいるが、復調への手応えは十分。14日からは好相性のヤクルト2連戦(松山)。最下位に沈むチームとともに、巻き返しへの一歩を踏み出す。

     感触を確かめるように、スイングを繰り返した。曇天のマツダスタジアム。約20分間、休日返上でバットを振り込んだ丸の額には、大粒の汗が浮かんでいた。「僕は全く打てていない。チームが乗っていけないのは、僕も原因の一つ」。冷静に現実を見つめて、ふがいない自分を責めた。

     ここまで打率・179、0本塁打、3打点。昨季の成績からは信じられない不振だ。「自分のスイングができていないからこうなった。原因はいろいろある」と、修正点は1つではない。

     ただ、復調の兆しはある。12日・阪神戦(甲子園)の初回、藤浪から12打席ぶりの安打となる左前打をマークした。五回には右翼・福留の好守に阻まれたが、強いライナーを放った。「多少は自分のスイングができた。単発ではなく、明日に続けないと」。巻き返しへの手応えを口にした。

     14日からは松山でヤクルトと2連戦。昨季、セ・リーグ5球団の中で最も高い対戦打率・364を残した“お得意様”だ。本塁打も球団別で最多の7本を放った。上昇機運を高めるには、最適の相手だろう。

     菊池とともにチームのけん引役を担う今季。丸は「責任は感じているが、グラウンドでは考えない」と言い切る。緒方監督も「丸はプラス思考だし、行動も言動も明るい。数字が出ないのはプレッシャーだろうが、1試合で2安打でも出ればいい薬になる」と、早期の復調を信じている。

     26回目の誕生日を迎えた11日には、うれしいサプライズがあった。遠征先の宿舎でザガースキーからケーキを贈られた。誕生日が同じ前田と、2人分の祝福メッセージが添えられ、「『くそ野郎どもへ』、と書かれてました。外国人からもらうのは初めて」と笑顔で振り返った。

     このまま最下位に低迷するつもりは毛頭ない。「調子うんぬんではなく、ベストを尽くす」。丸は力強く、言い切った。松山の地から、自身も、チームも必ず巻き返す。

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