広島カープブログ

広島カープファンが作る、広島カープのまとめブログです!

    丸佳浩

     ◇セ・リーグ 広島8―3阪神(2015年5月8日 甲子園)

     広島が相手のミスにつけこんで藤浪を攻略し、今季最多となる4連勝を飾った。

     3回、先頭の田中が左前打で出塁すると、菊池の送りバントを捕手・梅野が二塁に悪送球。2死一、二塁となったが、松山の左前適時打で先制した。なおも満塁とし、木村への押し出し四球と会沢の三塁線を破る走者一掃の二塁打でこの回、5点を挙げた。1点を返された4回にも丸の2ランでダメ押した。

     投げては今季初登板初先発の戸田が6回を2安打2失点。自己最速を1キロ更新する158キロを計測しながら、5回を自己ワースト7失点で降板した藤浪との投げ合いを制し、初勝利を手にした。

     こいのぼりが泳ぐ5月5日を挟んで、広島は連勝を4に伸ばした。

     広島の安部友裕内野手の2軍降格が、7日までに決まった。8日・阪神戦(甲子園)に先発する戸田隆矢投手が出場選手登録されるための措置。6日の巨人戦(マツダ)の試合後に首脳陣から通達されたという安部は、一夜明けてマツダスタジアムで荷物整理を行った。

     安部は4月7日に今季初昇格し、ここまで13試合で37打数8安打1打点、打率・216の成績。「あれだけ使ってもらい打てなかったので仕方ない。守りは慌てなくなったし手応えがある。打撃が淡泊にならないよう頑張っていきたい」と、前向きに話した。

    【大下剛史:熱血球論】広島13-1巨人(5日、マツダスタジアム)

     長いペナントレースではどうしても落とせない試合というものがある。広島にとっては、それがこの一戦だった。前夜は巨人守備陣のミスに乗じてサヨナラ勝ちを収め、まして先発が前田とあっては是が非でも勝つ必要があった。

     大きなポイントになったのが初回の攻撃だ。一死から安打で出塁した菊池が2球目に二盗を決めた。何気ないシーンに見えるかもしれないが、ここが分岐点となった。盗塁の際に巨人の捕手・実松はしっかりウエストした上で刺殺を狙ったが、ボールがそれてセーフ。実松は前夜、インフィールドフライをお見合いしてサヨナラ負けを喫する原因をつくった張本人の一人。少なからず動揺があったのだろうが、そうした心のわずかな隙を付く攻撃には、相手をさらに揺さぶる効果があった。

     直後の新井の打撃も見事だった。一死一、二塁の場面で初球をファウルにした際、一塁手・フランシスコが打球を取り損ねてアウトにできなかった。このミスを逃さず杉内のスライダーをしっかりと捉えての適時打は相手バッテリーに大きなダメージを与えた。当たりのなかった鈴木誠に一発が出たことも広島にとっては好材料だ。

     結果として10得点を挙げるビッグイニングとなった。その起点となったのは菊池の盗塁だ。一つのプレーが試合を決めるという意味では、改めて野球の怖さを思い知らされた。セ・リーグは首位から最下位までが5・5ゲーム差となり、ますます混戦模様となっている。鯉のぼりの日に足を生かした絶妙な攻撃をみせた広島には、この勝ちを浮上のきっかけにしてもらいたい。

    (本紙専属評論家)

     「ヤクルト2−6広島」(2日、神宮)

     100キロの巨体を揺らして走る、走る。広島・ロサリオがトップギアのまま本塁へ滑り込んだ。誰もが予想しなかった激走。自らの好判断で1点をもぎとった。

    【写真】5回広島、鈴木誠の二飛で三塁からタッチアップで生還するロサリオ

     「野手の取った位置と取り方が悪かったので、強い球が投げられないと判断した。自信?あったよ」

     0−1の五回だ。先頭で三塁内野安打を放つと、二盗に成功。続く梵の左前打で三塁へ進んだ。無死一、三塁で、鈴木誠の打球は二塁後方へ力なく上がった。だが二塁山田がその飛球を捕った瞬間、ロサリオは迷いなく本塁へ突っ込み、捕手のタッチをかいくぐって生還。二回に自身の悪送球で先制点を許したミスを取り返した。

     全力疾走−。米・マイナー時代、当時在籍したチームの監督から授かった教えだ。「走塁にスランプはない。積極的に次の塁を狙うことは大切」。その言葉を体現した。

     1−1の六回2死二塁では左翼線へ勝ち越しの適時打を放った。だがこの時、二塁を狙える当たりだったにもかかわらず、一塁でストップしたため、次の回に懲罰交代。喜びすぎて少しだけ気が緩んでしまった。

     陽気な助っ人は反省しつつも「大きな1勝。明日もみんなで戦って勝っていきたいよ」と笑顔を浮かべた。

     ◇セ・リーグ DeNA1―0広島(2015年4月28日 マツダ)

     12球団の開幕投手で唯一白星のなかったDeNA・久保が、今季5試合目の登板でようやく今季初勝利を手にした。8回を4安打5奪三振の無失点。それでも試合後は「チームの連勝を止めず、何とか勝つことができて良かった」と淡々と話した。

     広島・大瀬良との投げ合い。両投手ともに8回まで無失点と“我慢比べ”だった。久保は初回1死から連打を浴び満塁のピンチを背負ったが、シアーホルツを見逃し三振、野間を投ゴロに抑えて切り抜けた。3回までに4安打を許したが、4回以降は無安打投球。打線の援護を待ち、耐え続けた。

     その粘りが勝利を呼んだ。9回に自身の代打・白崎の内野安打から梶谷の適時打でついに先制。9回のマウンドに上がった山崎が1点を守り切った。

     相手の大瀬良は9回を4安打7奪三振の1失点。球数は100球で、久保は8回を118球だった。「内容的には完敗だった」と久保。それでも「野球はチームでやるので」とチームの勝利を喜び「いい流れで行ってくれれば」と連勝継続を願っていた。

     ◇セ・リーグ DeNA1―0広島(2015年4月28日 マツダ)

     DeNAが緊迫した投手戦を制し、今季初の5連勝を飾った。0―0で迎えた9回、代打・白崎の遊撃内野安打から2死二塁とすると、梶谷が決勝の中前適時打を放った。先発・久保は8回を4安打無失点に抑え、今季初勝利を挙げた。

     広島・大瀬良、DeNA・久保と両先発による投手戦。DeNAが最後の最後に1点をもぎとった。8回まではわずか2安打に抑えられていたが、9回、それまで好投を続けていた久保の代打・白崎が突破口を切り開き、久保に白星をつけるホームを踏んだ。

     広島は先発・大瀬良が9回を4安打7奪三振1失点と好投。しかし、打線の援護なく、今季初勝利はまたもお預けとなった。

     広島は27日、マツダスタジアムで投手と野手の指名練習を行った。投手は福井、大瀬良、前田、野村、野手では堂林、野間、鈴木誠、安部が参加した。

     28日からDeNA、ヤクルト、巨人と対する9連戦を前に、緒方監督をはじめコーチ全員も指導に顔を出した。

     緒方監督はフリー打撃中に堂林を直接指導。打撃投手を務めたコーチ陣にはスローボールを投げさせ「緩いボールこそ、しっかりしたいいスイングで捉えないと」と、狙いを説明した。借金6の単独最下位に沈むが「頭をとりたいね」と、カード初戦を重視して巻き返しを狙う。

     28日からのDeNA戦(マツダ)は大瀬良、前田、野村。来月1日からのヤクルト戦(神宮)は黒田、ジョンソン、福井。同4日からの巨人戦(マツダ)は大瀬良、前田、野村が先発する見込みだ。

     広島の黒田博樹投手(40)が23日、投手指名練習に参加し、先発する25日・阪神戦(マツダ)でのチームの連敗阻止を強く誓った。開幕から20試合で3度の完封負けを喫するなど、打線の援護に恵まれない状況が続いているが「たくさん(経験)している。どこが相手でも勝つチャンスをつくるだけ」。日米通算19年目のベテランが、虎狩りで接戦の勝ち方をチームに示す。

     努めて明るく振る舞いながら、冗談も交えて場を和ませた。巨人との北関東シリーズで連敗。借金は今季ワーストタイの6、打撃不振で最下位に低迷する。黒田は先発投手として「我慢」の必要性を強調。経験を基に、現状の戦い方を示す。

     「どこが相手でもやることは一緒。勝つチャンスをつくること。1年間、戦えばこういう時期はある。いまは我慢するしかない」

     チームは20試合を終え7勝13敗。先制された試合は1勝10敗と打線の援護がなく、1点の重みが数字に表れている。だが、黒田はヤンキースで11勝した2013年も、登板した32試合のチームの平均得点は3・16。防御率3・31を下回る援護しか受けられなかったが勝ちを重ねた。「たくさん(経験)している」と話したように、接戦での勝ち方を熟知している。

     迎えるは阪神。前回11日の対戦は6回2失点で、勝ち投手になっている。だが、福留に本塁打を含む2安打2打点と、打ち込まれているだけに「前回は2点とも彼。ポイントで打たれないようにしたい」と警戒心を抱く。その上で「一度、対戦しているので。イメージは残っている」と、攻略に自信も見せた。

     40歳で迎えたシーズン。48歳でJリーグ最年長ゴール記録をまた、更新したキングカズにパワーをもらった。「僕も30代に入ってから…ああ40代か」と、冗談を交えながら「いつ体が限界と感じるか分からない中、日々戦っていかないといけない年齢。その中で40代の方の活躍は、いい刺激になる」と、競技を越えて励みになっているようだ。

     ヤンキースで2勝目を挙げた田中には「いろんなことを吸収したい」と、メールで投球内容について質問した。40歳を超えてなお探求心は尽きない。相手先発は藤浪。19歳差対決にも「いい投手なので投手戦になる可能性が高い。先に点をやらないように」と油断はない。連敗阻止、そして借金返済へ。黒田がチーム浮沈の鍵を握る。

    このページのトップヘ