広島カープブログ

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    丸佳浩

     広島緒方孝市監督(49)が日刊スポーツの新春インタビューで、球団史上初の3連覇がかかる18年への決意を語った。重圧がかかる新シーズンを前に、就任4年目の指揮官は泰然自若で前を見据えた。主力選手に真の強さを、若手にはアピールを求める。常にチーム内に競争を求め、チーム力を上げてきたその手腕に、今年も期待が高まる。【聞き手=前原淳、池本泰尚】

     -新年を迎えた

     緒方監督 昨年は連覇を成し遂げたといっても、クライマックスで負けている。一昨年も日本シリーズで負けた。いずれもマツダスタジアムで負けているので、達成感よりも負けた悔しさの方が大きい。昨年は日本一という期待をひしひしと感じていたが、応えられなかった。今年こそは、という気持ちでいる。

     -監督は「毎年、チームの色は変わる」と言っている

     緒方監督 昨年は丸がMVPを受賞し、田中が2年連続フルイニング出場。キク(菊池)も含めて、彼ら3人は本当にレギュラーとして働いてくれた。ただ、彼らには「隙を見せるな」「ほかの選手にチャンスを与えるな」と言っている。慢心や過信などがあれば、すぐにとってかわる選手が出てくる世界。実力と実績だけでなく、そのときの力も見せつけてチームを引っ張っていってくれというメッセージを彼らに伝えたい。

     -4番については

     緒方監督 不完全燃焼だった誠也が、シーズン終盤とクライマックスシリーズにいられなかった悔しさを今年どのように見せてくれるか。本当の4番となるシーズンにしなくてはいけないし、こちらも期待している。ただ、与えるわけではない。松山やバティスタらとの競争の中で名を連ねてもらいたい。

     -ポジションを与えて成長を促すのではなく、常に競争を求める

     緒方監督 レギュラーとして責任感を持って戦ってもらうのは当たり前だが、好不調もあればケガなどイレギュラーなこともある。選手個人に責任を背負わせるようなことはしたくない。

     -昨年は野手が投手を育てた

     緒方監督 長いペナントレースはやっぱり投手力。大きな鍵になる。先発の数も中継ぎの数もしっかりしないといけない。優勝に貢献した薮田は昨年、ワンチャンスを生かした。薮田だけでなく、岡田、大瀬良、九里と、先発として手を挙げている選手は昨年の成績が最低ラインになる。ここからどう成長していくか見てみたい。そのほかの若い投手にもチャンスをあげようと思っている。それだけのものを見せてくれれば。練習ができていなければ、1日でも広島に戻ってもらうと伝えている。来季も競争。そこからスタートしてもらう。

     -今年の新人には即戦力候補が少ない

     緒方監督 今年は素材重視で魅力ある選手を取ったドラフトだった。来年、再来年しっかりチームの底上げとなる選手が入ったと思っている。いい素質の選手が入ったと思うし、すごく楽しみ。最近は高校からでも基礎体力が高い。(ドラフト1位)中村にしても出てくるのも早いと思う。

     -他球団の動向は

     緒方監督 気になる気にならないというものではなく、どんな戦力で来るのかは見ておかないといけない。動向だけはしっかり見ている。ただ、他球団の戦力に合わせて戦うわけじゃない。昨季までやってきた野球の精度をさらに上げていくことを目指すだけ。

     -セ・リーグ2球団目、球団初の3連覇へ向けて

     緒方監督 新たな気持ちで、リーグ優勝に向けた戦いが始まる。どんな準備をして臨むのか。(就任4年目も)経験して甘んじるのではなく、経験したからこそ、あれもやらなければいけない、これもやらなければいけないとなる。尽きることはない。それはシーズン通してやっていかないといけないこと。過度な重圧を感じているというよりも、毎年その気持ちは変わらない。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180104-00092250-nksports-base

     ◇広島・丸佳浩外野手×野村謙二郎氏 新春師弟対談(下)

     野村 チーム全体のことも振り返ろうか。一昨年と昨年の優勝では全然違うでしょ。

     丸 違います。一昨年は気が付いたら首位にいて、優勝できるのでは…という空気を感じた時から一気に決まった。噛みしめる余裕はなかったです。

     野村 ほんとに優勝したのか…みたいな。

     丸 はい。昨年は正反対。開幕後に10連勝しましたが、ジョンソンが離脱したりして、一昨年の勢いを感じていなかったです。メディアは盤石などと評していましたけど、やっている方は一杯一杯。

     野村 そうだね。ザキ(中崎)も離脱したし、ジョンソンも本調子じゃないし。

     丸 一つ間違えると勝敗がひっくり返る試合も多かった。それを逆転勝ち(41回)につなげられたのは、チーム力が付いてきたからかもしれませんが。

     野村 謙虚に言ったと思うけど、力は付いていると思うよ。丸は個人的にも自信をつけたと思うけど、チーム的にはどうだった?

     丸 投手のことはわかりませんが、野手に関して言えば考え方がしっかりしてきたし、皆が堂々とプレーできるようになった感じはあります。それは自信からだと思います。

     野村 横浜で3試合連続サヨナラ負け(8月22~24日)があったよね。あの時のチーム状態は最悪じゃん。

     丸 確かに雰囲気は悪かったですね。

     野村 ベンチはどんな感じだったの?

     丸 試合後は重い空気がありましたけど、日が変われば切り替える。それがウチの良さかな…と。3連敗しましたが、場所が変わった途端に“ハイ、終わり”みたいな。

     野村 なるほど。

     丸 基本は、次に向けてしっかり準備し、いかに試合で出し切るか。それを143試合繰り返した感じです。そこは、チームとしてブレていなかったのかな…と思いますね。

     野村 それは、結果が付いてきたから思えること? 結果が出たからじゃなくて、チームとしてブレなくなった感が強い?

     丸 一昨年がそういう方向性で入り、優勝できたので自信になりました。昨年も続けよう、続ければ結果につながる…と。皆がそう信じてプレーできたかな…と思います。

     野村 連覇した昨季のキーポイントになった試合を挙げると?

     丸 やっぱり、甲子園の9点差をひっくり返された試合(5月6日)じゃないですか? その時は横浜のサヨナラ3連敗よりも雰囲気が悪かったです。

     野村 それは何で? 野手からすれば“投手は何やってんだ”って思うじゃない。そういうギクシャク?

     丸 そんな空気も少なからずありました。

     野村 わかるよ。

     丸 ただ、先発陣は若いので仕方ない。そういうことより、むしろ9点取ったことでホッとした。ボクもそうですけど、“勝った、もらった”と思ってしまったので、そういうのは止めようと。試合後、琢朗さんが“こういう試合は絶対やってはいけない”と。

     野村 ピッチャーうんぬんじゃなく、お前たちが気を抜いていたんじゃないか…と。

     丸 そうです。“この試合があったから、優勝できた…と言えるように頑張ろう”と言われ、以降、ボクら野手陣は何点取ろうが、次の1点、次の1点というスタイルでずっとやっていました。

     野村 たとえ何点取っても、自分の打席を大事にして次につなげるんだ…と。

     丸 琢朗さんは“野球は助け合いのスポーツ。経験の少ない投手が多いから、野手陣が投手を助け、育てるんだ”と。そういう思いでやっていました。

     野村 いい薬だね。9―0からの敗戦は、大切なことを思い起こさせてくれたんだ。

     丸 自分たちを戒められた試合。いい負けだったと思います。

     野村 その話を聞いても、丸はリーダーとしてチーム全体を見られるようになったな…と感じるよ。優勝する過程には数々のドラマがあり、ツラいこともある。美味しいところを持って行く、新井さんの七夕の奇跡(7月7日、ヤクルト戦。3―8の9回に3点を返し、なおも2死一、三塁で小川から代打逆転3ラン)なんていう、大したタイトルがついた試合もあった。

     丸 そうですね。ありましたね(笑い)

     野村 今のチームにはタレントがそろうけど、その中で新井のあのキャラはどう? 裏表が激しいでしょ?

     丸 いやいや、あのまま、グラウンドのままです、ハイ(笑い)

     野村 ベンチに控えている時、たまにテレビに映ると、あの年で一番声を出している。スタッフの顔をチラチラ見ながら。なかなかいないよ(笑い)

     丸 スタッフの顔を見ているか…はわからないですけど、40歳でベンチで声を出すなんて、なかなかできないですよ。でも、新井さんがそうやって声を出すのを見ているから、若い選手も声を出しますし、そういう雰囲気をつくってくれるのが新井さんですから。

     野村 ま、冗談で言っているんだけどね。新井が帰って来たのはBクラスの年かな。

     丸 そう15年です。

     野村 クロ(黒田)も帰って来た。翌年、優勝した時に“黒田と新井の存在が大きかった”と皆が言うんだけど、じゃあ1年目はどうだったのか。聞いたのは、お互いに気を遣っていた…と。

     丸 そうです。ボクはジムが一緒なので、新井さんが面白い人なのはわかっていましたけど、そうじゃない選手は15年が顔合わせみたいな感じ。新井さん自身、チームがどう変わっているのかわからなかったと思います。

     野村 古巣といっても、メンバーがガラッと変わっているし。

     丸 気を遣っていた感はありましたね。

     野村 1年目が終わり、春のキャンプを迎えて少しずつ遠慮がなくなった感じかな。

     丸 キクとかは最初から黒田さんや新井さんにバンバンいって、それを皆が笑っている感じでしたけどね。

     野村 キクなりに、あのキャラで雰囲気をつくっていたんだ。

     丸 そうですね。

     野村 じゃあ最後はセ・リーグ5球団の印象、思いを聞かせてもらって締めようか。DeNAにはCSファイナルで負けた悔しさもあるだろうし。

     丸 ベイスターズには勢いを感じます。

     野村 何の勢い?

     丸 打者です。打ち始めたら止まらない。シーズン中からそうでした。阪神はブルペン陣が強いので、いかに先発を打ち崩すか。

     野村 前半からしっかり点を取る…と。

     丸 個人的には、ヤクルトに興味があります。どう変わるのか。

     野村 石井、河田コーチが移籍したから。2人の指導で自分たちが変わったから。

     丸 同じように教えると思うので、ヤクルトの選手がどうプレーに出してくるのか。

     野村 聞くところによると、秋は今までの2~3倍バットを振らされたらしいよ。

     丸 中日はナゴヤドームでどう勝つか。あの球場の勝ち方を知っているんですね。投手戦、接戦で1、2点取られて負けた試合が多い。アトはどこがありましったっけ?

     野村 巨人。そんな言い方すると、安パイみたいに聞こえる。

     丸 いや、いや、いや(笑い)。巨人も投手がいいんですよ。強い球を投げる投手が多い。マシソン、カミネロ、先発だと菅野、田口。昨年は相性がよかったけど、年が変わるとわからない。

     野村 ここ3年やられているから、対カープはすごく意識してやってくると思うね。

     丸 この3年は勝っていますが、その前はやられている。ボクにはそのイメージがあるので嫌ですね。

     野村 スタートをうまく切り、カープはやっぱり強い…と早い段階で思わせることが大事。そのために、秋のキャンプで技術を磨いてきたんだからな。

     丸 はい。

     野村 個人的に注目するのは阪神。若い選手を使い、オレが(広島の監督を)やっていた時と似ている。フレッシュさという意味での阪神はどう?

     丸 確かに若い選手は出てきていますが、ミスした時は特に、熱狂的な応援が重荷なのかな…と感じる時があります。マツダの応援も熱狂的ですが、甲子園とは少し違う。

     野村 マツダの雰囲気づくりは最高。あれは大きな味方だよね。

     丸 そう思います。力になります。

     野村 試合中にジーンとくることある?

     丸 あります。鳥肌が立つみたいな。

     野村 それも、自分たちがつくり上げたもの。一生懸命プレーすることに対しての声援だから。ま、力まず、丸は丸のスタイルでやればいい。目指すは3連覇と日本一。伝統を残していってくれれば…と思います。

     丸 ありがとうございます。頑張ります。

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180103-00000098-spnannex-base

     ◇広島・丸佳浩外野手×野村謙二郎氏 新春師弟対談(中)

     野村 振り返ると、昨季はコンスタントに打った。打撃面ではムラがなかったと思うけど、自己評価は?


     丸 シーズンを通して同じ入り方ができたことが、昨季は良かったと思いますね。

     野村 同じ入り方というのは?

     丸 今までだと、調子が落ちたり数字が出なくなると、強く振りたいとか、ヒットを打ちたいとか、結果をほしがっていました。基本に忠実に、常にセンター中心に入っていきたいんですが、ややもすると強引になり、それがまた力みや焦りにつながる悪循環で…。

     野村 丸の悪い時によく言われたのが、かかと体重。頭の中ではセンター中心に…と思っていても、強く振ることによって引っ張りにつながって…。

     丸 はい。センター中心に…と思っていても、いざ打席に入るとブレてしまっていたんですが、昨季はあまりブレなかったです。

     野村 うん。昨季の打球方向にブレなかったことがよく表れている。安部に左投手の攻略法を聞かれた時、丸は“左本だ、左本だ”と簡単に答えたらしいけど、左方向にホームランを打つっていうことは、自分にその意識があって好結果が出たから、そんな助言を送ったということ?

     丸 そうですね。反対方向に強く打つ準備をして入っていれば、打席の中でしっかりスイングしやすいのかな…と感じたので。

     野村 なるほど。

     丸 ヒットを打つ打たない…の結果より、自分のスイングをいかにするか。昨季は、それを考えながら打席に入れたので、そういう意識になりました。

     野村 自分の中で進化を感じる? 連覇した2年間と、その前とでは考え方も変わってきたと思うけど。

     丸 優勝する前までは、自分がしっかり打って守らなきゃいけない…だけでした。それが一昨年あたりから、試合の中の流れを感じるようになりました。“ここはスゴく大事、これは絶対にしてはいけない”とか。

     野村 やっていいこと、悪いこと。攻めなきゃいけない時と、引いて打席に入らなきゃいけない時がある。

     丸 はい。絶対やってはいけないことを、相手はさせようとしてくるから、配球はこうなるかな…とか。一歩引いた冷静な自分も出てきたかな…と。

     野村 バットマンは基本、全打席打ちたいよね。そこの考え方がレギュラーになりたての頃と、今では全然変わってきた…と。

     丸 そうですね。

     野村 昨季はチャンスにも強かった。MVPを獲っているから当然なんだけど、打点は意識していた?

     丸 打率、本塁打よりも打点を意識しています。クリーンアップを打たせてもらっているので、打点を挙げてなんぼ。前の打者がたくさん出塁してくれますし、ヒットでなくても打点を挙げる局面が増えた…と、この2年間は感じます。最悪内野ゴロでもいいや…っていう楽な感じでやっているのが、逆にいい循環なのかな…と。

     野村 守備隊形を見ながら、セカンドやショートにゴロを転がしておけばいい…とか、逆方向にフライを打っておけば犠飛になるな…とか。その発想は若い頃はなかった?

     丸 ないです。やっぱり、タイムリーを打ちたい。1死一、三塁でゴロを打って1点は入りますけど、自分の打率は下がるので。

     野村 そうだね。

     丸 若い時は自分のことが一番大事。今は別に自分の打率を落としても、得点が入れば勝ちに近づく…と思えるようになりました。

     野村 もう一つ感心するのは四球の数。リーグで5年連続トップ5に入っている。見逃しがちだけど、2ストライクに追い込まれてからの四球率が高い。意識はあるわけ?

     丸 結果的になればいいけど、取りにいこうとは思っていないです。そこも変わってきたな…と感じますね。昔は、不利な状況に追い込まれても強く振りたかった。今はファウルでいいや…ぐらいにしか思わないです。

     野村 若い頃は、カウント1―2でも、この辺に来たらガンといってやろう…という意識。それが今は7~8割の軽打に徹する。

     丸 はい。ただ、打者のタイプもありますが、広輔のようにコチョンとファウルを打ちにいくことは、あまりしたくないです。相手投手には、スーッと入ると強くいかれる…と思われたいので。

     野村 ま、それは打順と役割の違い。広輔には広輔のスタイルがあるからね。

     丸 そうですね。

     野村 キクはどんな感じで見ていた?

     丸 昨季は、キクの中でも良くなかったと思うんです。でも、その中で最低限これだけはやろう…という意識を明確に感じました。体もですが、それ以上に精神面。その方がキツいだろうな…と思って見ていました。

     野村 そうだね。

     丸 WBCがあり、体のこともあり、それでも出続けないといけない立場。広輔があれだけ出塁し、その中で自己犠牲というか。

     野村 昨季はより黒子に徹していた。そういうところはあると思う。じゃあ、4番に座った誠也への意識はどう? アクシデントがなければ打点のタイトルを獲れたと思う。

     丸 力を付けたし、ボクは、カープの打者の中で一番チャンスに強いと思いますね。信頼しています。

     野村 後ろにつなぐという意味では、丸が勝負を避けられるケースもあるだろうし。

     丸 さっき打点が一番大事と言いましたけど、ボクが歩かされ、チャンスで誠也に回る状況が、点が一番入ると思います。確かにプレッシャーを受けていたし、それは感じました。ボク自身、前の2人に楽なシチュエーションをつくってもらったので、ボクも何とか同じ状況を(誠也に)つくりたい…と思っていたんですけどね。

     野村 では、守備に関してはどうかな。5年連続ゴールデングラブ賞を獲った。両サイドのことも含めて。

     丸 夏場までライトは誠也でしたが、彼も打てなくなると周りが見えなくなるタイプ。呼んでも気付かないぐらい、打てない時は引きずっていました。

     野村 誠也らしいというか、若さもあるんだけどね。そういう時は“守備は守備だゾ”って注意をするの?

     丸 はい。その時は“わかりました”って言うんですが、打てなくなるとまたそうなるんです。だから、口酸っぱく言わないといけない(笑い)

     野村 丸も若い時はそんな感じだった?

     丸 いや、ボクは今の誠也みたいにボコボコ打っていたわけじゃないので。当時は(広瀬)純さんが一緒に外野をやっていて、打てない時でもファウルラインをまたいだ時点で切り替える…と教わっていたので、それを心がけていました。

     野村 じゃあ、両サイドが松山、バティスタになった後半はどう? 上(解説席)から見ていると、松ちゃんは常に丸の方を見て指示を仰いでいるし、バティスタにも目配りしないといけない。

     丸 松ちゃんは、自信がないのもあるでしょうけど、常にボクの方を向いてくれるのでポジショニングはやりやすいです。バティスタもボクの方を見るんですが、まだ1軍の打者がわかっていない。この打者は引っ張る、流すっていうのを理解していないレベルなので、指示を逐一しなきゃいけないですね。

     野村 わかるよ。

     丸 でも、ボクと誠也がセンター、ライトにいて、終盤に野間や天谷さんが守備固めでレフトに入るとしますよね。全員の守備範囲が広いと、ボクは逆に守りづらいです。

     野村 守りづらいというのは間の打球?

     丸 間の獲れるゾーンがかぶるのは、連係の部分で難しい。逆に守備範囲が広くない松ちゃん、バティスタの方が割り切れます。

     野村 走りながら、全部オレオレ…と。

     丸 はい。そっちの方がボクは楽です。

     野村 両方が追い付くと、譲り合ったり、ぶつかったり…が、起きやすいということだね。野間なんて、若いし、足が速いし。イノシシみたいにやって来られると困るんだ。

     丸 (周りの)声を聞けって言うんですけど、まだ若いし、守備からポンと入るのが難しいことは、ボクもわかっているので。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180103-00000097-spnannex-base

     ◇広島・丸佳浩外野手×野村謙二郎氏 新春師弟対談(上)

     昨季のセ・リーグMVPに輝く広島・丸佳浩外野手(28)と、前監督でスポニチ本紙評論家・野村謙二郎氏(51)の新春師弟対談が実現した。リーグ3連覇と悲願の日本一を誓う2018年元旦。リーダーに成長した背番号9は、秋の猛練習から球団初の偉業に自信をのぞかせ、チームメイトの逸話からセ5球団のことまで、恩師に余さず語った。(構成・江尾 卓也)


     野村謙二郎 丸、新年明けましておめでとう。

     丸佳浩 明けましておめでとうございます。

     野村 早速だけど、今年は3連覇の期待がかかる。日本一も。

     丸 一昨年の優勝や昨年の連覇でも言えることですが、選手の能力が一緒だったら、3連覇は厳しいと思うんですよ。他球団も今まで以上に研究してきますから。でも、ボクらは秋のキャンプでビシビシやってきたので、そこはあまり心配していないですね。

     野村 やることはやっている。準備はしっかりしている…と。

     丸 そうですね。

     野村 連覇したことは当然うれしいけど、日本球界の頂点を見始めたことが一番うれしいよね。どのメディアを見ても、3連覇という文字が躍り、日本一になってリベンジしたい…と。皆で、日本一を言えるようになったことがうれしい。

     丸 野手の立場で言えば、いかに点を取るか。昨年まで(打撃コーチとして)在籍した(石井)琢朗さんの言われたことを、ボクら選手がしっかり継続できるか…が、スゴく大事だと思います。存在は大きかったので。

     野村 そうだね。

     丸 東出さんや迎さん(打撃コーチ)も、琢朗さんのやり方を見てボクらに伝えてくれるんですが、プレーする選手が継続できなかったら(3連覇は)難しい。より意識して、やっていなきゃいけないと思います。

     野村 琢朗は(打撃コーチとして)ヤクルトに移籍したけど、教えてもらったイズムを継承しつつ、自分たちも慢心することなく技術を向上させる。皆がその努力を続けていけば、リーグ3連覇は達成できる…と。

     丸 はい。

     野村 (監督の時代に)丸とキク(菊池)を部屋に呼んで、“お前たちがリーダーとして頑張れ”と伝えたことを、覚えているかわからないけど…。

     丸 いや、覚えてますよ、覚えてます!

     野村 強いチームになり、丸がその中心として連覇メンバーを引っ張る選手になったことは、個人的にはスゴくうれしい。“リーダーとして”と言った時は、コイツらを何とかしなきゃいけないという時で、オレだけじゃなく(参謀役だった)今の緒方監督と2人で決めてね。普通なら怒られないことでも言われたり、甲子園でパチンとやられたり、いろんなことがあった。

     丸 (苦笑しつつ)懐かしいですね。

     野村 順調に行けば今季中に、FA権を取得するらしいね。

     丸 はい。

     野村 いろんな選択肢があると思う。周りはやきもきするかもしれないけど、選手の権利なんだから、取ったらまたじっくり考えればいい。(故郷の)千葉に帰るかもしれないけど(笑い)

     丸 (苦笑し)今は何も考えていないし、実際に取ってみないとわからないですね。

     野村 今季は、昨季の成績を超えることが目標になるかな。

     丸 行動と結果で示したいですね。結果をほしがったらダメでしょうが、結果を出さないといけない立場なんで、しっかり準備して臨みたいと思います。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180103-00000096-spnannex-base

    <言葉の力:広島>

     広島は79、80年以来37年ぶりにセ・リーグ連覇を達成した。胃がんを公表し、グラウンドに戻ってきた赤松の存在がナインを鼓舞。チーム最年長40歳の新井を中心に一丸となって戦った。担当記者の印象に残った言葉は…。


       ◇ ◇ ◇

    ▽緒方監督「一番邪魔なものは情なんよ」(大きな補強のないまま迎えた今季。チーム全体の底上げを目指し、競争を激化させた指揮官。心根の優しさを欠くし、ときに冷酷な判断に徹したことを表す一言だった=池本泰尚)

    ▽赤松「34歳で胃がんでしょ。死んでても不思議じゃない。でもそこで俺を死なせなかったというのは、何かあると思うから。もう、自分のために野球をするわけじゃない」(前例のない胃がんからの復帰を目指す中で出た一言。ただならぬ使命感を背負い、グラウンドを目指す=池本泰尚)

    ▽菊池「自分のミスで負けた。典型的な負け方。決勝に進めるチームの姿を見て、やり返したい気持ちも焼き付けた。だからいろんなものを見ていました」(現地3月21日、第4回WBCの準決勝で敗れて。一時同点に追いつくソロ本塁打を放つも自分を責め、試合後はベンチの最前列で米国代表のハイタッチの輪を見続けた=池本泰尚)

    ▽エルドレッド「カラゲンキ!」(4月9日、開幕2戦目から連続スタメンが続き、緒方監督から「元気?」と問われて。来日6年目。言葉だけでなく、思考も日本化? =前原淳)

    ▽丸「打撃は0コンマ何ミリを積み重ねるような作業。ゴールも、答えもない」(7月3日、前日に通算100号に王手をかけても休日返上で練習。プロ入りからほぼ無休で練習に取り組む姿は、まるで修行僧。3日後見事に100号達成=前原淳)

    ▽新井「もう1人と対話している。『慌てちゃいけんよ』とか『前に出されるな』とかね」(9回に5点差を逆転した7月7日のヤクルト戦の逆転3ランを振り返って。40歳で達した打席での対話。大打者がたどり着いた領域と感じた=池本泰尚)

    ▽鈴木「神様が変われるチャンスをくれた」(11月、シーズン終盤に右足首の負傷で長期離脱も、自分自身と向き合う貴重な時間になったと感謝した。来季、変化した姿が楽しみだ=前原淳)

    ▽会沢「ストレスは現代人がつくった都合のいい言葉。戦国時代にストレスなんて言葉はない。そんなヤツはすぐに斬られる。生きるか、死ぬか。その世界にストレスは関係ない」(主戦捕手としてマスクをかぶり、批判、重圧をはねのけた。真っ向から立ち向かう意気込みを感じた=池本泰尚)

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180102-00085346-nksports-base&pos=1

     今季、37年ぶりのリーグ連覇を達成した広島。人気実力ともに2017年のプロ野球界の主役だったのは間違いない。その広島の今季の戦いぶりを、10個のニュースとともに振り返ってみたい。



    ○37年ぶりのリーグ連覇

     25年ぶりの優勝を飾った2016年に続いて圧倒的な力を見せつけた。開幕2戦目からの10連勝など投打がかみあい、最終的には2位の阪神に10ゲーム差をつける独走V。1979、80年以来37年ぶりのリーグ連覇を達成した。11月25日に行われた優勝パレードには2年連続で30万人を超えるカープファンが駆けつけた。

    ○CSでまさかの4連敗。日本シリーズに進めず

     クライマックスシリーズファイナルステージの相手はDeNA。シーズンでは同一リーグでは唯一負け越していた相手に対して、2戦目からまさかの4連敗。DeNAの勢いの前にのみこまれ、2年連続での日本シリーズ進出はならなかった。

    ○丸がMVP

     セ・リーグの最優秀選手賞(MVP)には丸佳浩が選ばれた。不動の3番として全143試合に出場し、打率.308、23本塁打、92打点をマーク。最多安打、ゴールデングラブ賞、ベストナインを獲得。オフの契約更改では7000万円増の推定2億1000万円でサインし、チーム日本人最高額に躍り出た。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171231-00100534-fullcount-base&pos=2

     打者のセイバーメトリクスの指標の一つにP-S(Power-Speed-number)というものがある。長打力と俊足を兼ね備えた選手を評価する指標だ。

     数式は(本塁打×盗塁×2)÷(本塁打+盗塁)、この数値が20以上だとパワーとスピードを兼ね備えた打者だということになる。

     この数値のNPBの歴代5傑は以下の通り。

    1秋山幸二(西武)1990年 41.51(本塁打35盗塁51)
    2秋山幸二(西武)1987年 40.35(本塁打43盗塁38)
    3別当薫(毎日)1950年 37.97(本塁打43盗塁34)
    4張本勲(東映)1963年 36.57(本塁打33盗塁41)
    5岩本義行(松竹)1950年 36.33(本塁打39盗塁34)

     このうち別当、岩本はトリプルスリーを記録している。秋山幸二は、NPB史上に残る打って走れる選手だったことがわかる。張本勲はNPB史上最多の3085安打を記録した安打製造機だが、同時に504本塁打319盗塁。全盛期には出塁した後も目が離せない選手だったのだ。

     この数値は本塁打、あるいは盗塁が0の選手は「0.00」になる。端的な数字であり、総合的な選手の評価ではないが、「打って走って」というタイプの選手をピックアップする面で優れている。

    今回は2017年のセ・リーグのP-S10傑を見てみよう。

    1梶谷隆幸(De) 21.00 (本塁打21盗塁21)
    2鈴木誠也(広) 19.81 (本塁打26盗塁16)
    3糸井嘉男(神) 18.79 (本塁打17盗塁21)
    4山田哲人(ヤ) 17.68 (本塁打24盗塁14)
    5丸佳浩(広) 16.61 (本塁打23盗塁13)
    6坂本勇人(巨) 14.48 (本塁打15盗塁14)
    7田中広輔(広) 13.02 (本塁打8盗塁35)
    8上本博紀(神) 11.52 (本塁打9盗塁16)
    9桑原将志(De) 11.3 (本塁打13盗塁10)
    10菊池涼介(広) 10.18 (本塁打14盗塁8)

     DeNAの梶谷が1位。2014年の盗塁王だが、今季は初めて20本塁打をクリア。パワーアップして貢献度が高くなっている。

     広島は「たな、きく、まる」トリオに加えて、鈴木誠也がランクイン。出塁数が多い上に、長打もあり、しかも走力も優秀。4人ともに20代。まさに日の出の勢いの広島を代表する打者たちだと言えるだろう。



    引用元 https://full-count.jp/2017/12/28/post100123/

     広島・新井がタナキクマルに「リーダーになれ」と指令を出した。

     1~3番でチャンスメイクする田中、菊池、丸の存在は連覇に欠かせなかったが、精神的支柱でもあるベテランは「もう彼らのチーム。年下が多くなっているし言わないといけない立場」と、プレー以外でもナインをけん引する姿勢を望んだ。この日は広島市内でのトークイベント前に球場を訪れ、来季20年目を迎える自身の調整について「順調にきている」と納得の表情を浮かべた。

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000290-sph-base

     チャンスメーカーだけでなく、時には4番打者と同じように一振りで試合を決める役割が求められる3番打者。

     今季の3番打者を振り返ると、セ・リーグMVPに輝いた丸佳浩(広島)が12球団で最も良い働きを見せたと言えるだろう。1試合だけ1番打者を打ったため全試合出場とはならなかったが12球団トップの142試合で3番出場、安打(171)、本塁打(23)、打点(92)とあらゆる部門でトップに立った。

     丸は11月20日に行われた『NPB AWARD 2017』で「シーズン中調子の波が激しいタイプだったんですけど、今季は波が比較的少ないシーズンだったと思います」と分析。「球場に入ってから練習に行くまで、練習に入ってから試合に行くまで、毎試合一緒のルーティンで入っていけたことが安定した数字が残せることができたのではないかと思います」と好不調の波が減った理由について語った。

     また、丸が好成績を残せた要因に“調子の波”だけでなく、1番・田中広輔、2番・菊池涼介の存在は大きい。7月26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山本昌氏は上位打線に「野球の上手い選手が揃っているので、何かをしてくるんですよね。その辺で得点率が高いなと思います」と話している。

     3番打者の成績は以下の通り。

    【出場数】
    1位 142試合 丸 佳浩(広島)
    2位 134試合 坂本勇人(巨人)
    3位 106試合 浅村栄斗(西武)

    【安打】
    1位 171安打 丸 佳浩(広島)
    2位 148安打 坂本勇人(巨人)
    3位 125安打 浅村栄斗(西武)

    【本塁打】
    1位 23本塁打 柳田悠岐(ソフトバンク) 
    1位 23本塁打 丸 佳浩(広島)
    3位 21本塁打 バレンティン(ヤクルト)

    【打点】
    1位 92打点 丸佳浩(広島)
    2位 76打点 浅村栄斗(西武)
    3位 75打点 柳田悠岐(ソフトバンク)

    【得点圏打率】
    1位 .406 筒香嘉智(DeNA)
    2位 .398 柳田悠岐(ソフトバンク)
    3位 .353 秋山翔吾(西武)

    ※3番での成績のみ

    (ニッポン放送ショウアップナイター)

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171225-00141098-baseballk-base

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