広島カープブログ

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    広島カープ

     ◇マツダオールスターゲーム2015第1戦 セ・リーグ8−6パ・リーグ(2015年7月17日 東京D)

     全セの広島・黒田は、東京ドームのブルペンで35球の投球練習。「(球宴は)8年ぶりで凄く新鮮。広島での球宴は19年目で初めてなので楽しみ」と話した。

     この日は年齢がほぼ半分の大谷の投球も初めて目の当たりにし「凄い。ボールの力もコントロールもある。本当に凄い」と感嘆。また、自身が侍ジャパン候補に選出されたことには「光栄。まだまだシーズンは続くし、しっかりしたものを出してから」と話した。右肩、右足首の炎症で出場選手登録を抹消され、7日のDeNA戦(同)以来の実戦。40歳が熟練の投球を披露する。

     広島・黒田博樹投手(40)が16日、マツダスタジアムでマツダオールスターゲーム2015(17日・東京D、18日・マツダ)に向けて調整した。18日、地元広島での登板が予定されている右腕は「打たれたくない。いつも通りのピッチングをする」。当日は昨年8月の広島土砂災害で被災した学童球児が約200人招待される予定で、マウンドからの雄姿で復興を後押しする。

     8年ぶり5度目の球宴。野球界にとってはお祭りでも、黒田にとってはそうではない。いつも通りキャッチボールなどで汗を流し、シーズン中と同じ引き締まった表情で、18日の登板を見据えた。

     「マウンドにあがる以上、打たれたくない。投票してもらった人のためにも、いつも通りのピッチングをするのが一番です」

     先発投手部門でファン投票1位となる23万1380票を獲得した。8日に右肩と右足首の軽い炎症のため出場選手登録を抹消されたが、その間も後半戦を見据えて走り込みを中心に調整を重ねてきた。

     「いいピッチングをする以前に、プレーする姿を見せられるようにしたい」。当日は、昨年8月の広島土砂災害で被災した学童球児約200人が、日本プロ野球機構の招待でスタンドで観戦する。実際に被災地を訪れて激励してきた黒田も、今度は、故障にも負けずに投げる姿で元気づけるつもりだ。

     先発・黒田の後を前田が引き継ぐ夢の投手リレーも決定し、「そういう流れになればファンも喜んでもらえる」。マツダに詰めかける鯉党にとって、忘れられない球宴になりそうだ。

     広島から選ばれた野手5人も第2戦に先発する。黒田とともに8年ぶりに広島に復帰した新井も「4番・一塁」の座に座る予定で、地元が赤く染まることになる。

     「オールスターからチームの状態が、上向いていけばいいなと思っています」。黒田は、この日発表された野球日本代表「侍ジャパン」の第1次候補にも選抜された。ベテラン右腕への期待は高まるばかりだ。 

     同点で突入する延長戦では、1本の安打が勝敗を大きく左右する。そんな緊迫した状況に強い打者は誰か。そこで延長10〜12回の通算打率を、通算2000打数以上の現役打者76人で調査した。



     他を大きく引き離してトップに立ったのが丸(広)で、33打数16安打の打率・485。12日の中日戦でも11回に高橋聡から中前打を放ち、得点には結びつかなかったもののチャンスをつくった。2位は福留(神)で・407、3位は陽岱鋼(ヨウダイカン)(日)で・406。4位の鳥谷(神)、5位の藤田(楽)までが打率4割以上となった。とはいえ、2位以下は僅差で、丸の数字が突出している。

     広島は昨季の延長戦で11勝3敗2分けと、延長戦勝利の球団シーズン記録を更新。丸は11打数7安打、打率・636と驚異的な成績を残した。今季も丸は延長回に7打数3安打と打っているものの、チームは2勝7敗1分けと昨季とは逆に苦戦している。今後疲労がたまる夏場の持久戦には、丸の「延長力」が欠かせないだろう。 (記録課・矢吹 大祐)

    ◇通算延長回打率10傑◇

    順位 延長回打率 打者 所属  打数 安打[本]通算打率

    (1) .485  丸 (広) 33 16 2 .269

    (2) .407 福 留(神) 86 35 7 .294

    (3) .406 陽岱鋼(日) 32 13 1 .268

    (4) .402 鳥 谷(神)102 41 6 .284

    (5) .400 藤 田(楽) 35 14 0 .274

    (6) .383 田 中(日) 60 23 2 .286

    (7) .382 ブランコ(オ)34 13 3 .276

    (8) .375 川 端(ヤ) 32 12 0 .296

    (9) .367 坂 口(オ) 60 22 0 .277

    (10).356 長 野(巨) 45 16 2 .292

     ※2000打数以上の現役76人

    <中日2-0広島(12日)>広島は12日の中日戦(ナゴヤドーム)で0―0の延長12回に守護神・中崎が藤井に2ランを浴び、今季6度目のサヨナラ負けを喫し5位に転落した。2連敗で目標としていた前半戦の5割ターンに失敗。打線は27インニング無得点で緒方監督は就任後初めて試合後の会見を拒否するなど、6月に入ってからの上げ潮ムードから一変して不穏な空気が流れている。前半戦も残り2試合。赤ヘルが反攻に向け正念場を迎えた。

     中崎がサヨナラ本塁打を右翼席に運ばれてからわずか数十秒後のことだった。ベンチ横通路で取材に備えていた担当記者のところへ厳しい表情の広報がやってくると「監督はコメントなしでお願いします」との通達が来た。記者から「会見拒否ということでいいのですか?」と質問が出ると「聞いてきます」ときびすを返しまたベンチ裏に戻る。指揮官の意向を確認して戻ってきた広報は沈痛な面持ちで「それでお願いします」と答えた。

     監督就任からどんなことがあっても試合後にはかならず報道陣の取材を受けてきた緒方監督が背番号と同じ「79」試合目にして初めてコメントを出さなかった。指揮官にとって、それだけふがいなく許せない試合内容だったのだろう。

     チャンスは何度も相手がプレゼントしてくれた。3回、先頭の田中が左翼線への二塁打で出塁。続く会沢は左側頭部に死球を受ける。中日・先発の山井は一発退場で無死一、二塁と好機が広がった。続く福井はバントの構えから全てバスターを仕掛け、最終的に空振り三振。

     永田総合コーチは「前進守備でプレッシャーをかけられたらバントは難しい。ああいう作戦もある」と説明。無理にバントして併殺になるぐらいなら、1つアウトで後続に託したほうが意味があると判断した。しかし、ベンチの思惑にナインが応えられない。続く丸は平凡な中飛、菊池は空振り三振に倒れ無得点に終わった。延長10回には先頭の野間が内野安打で出塁。ここでこの日、登録即スタメン起用された堂林のバントは投飛となってしまう。打線の起爆剤として期待された堂林だが、このミスも含め5打数無安打3三振と期待に応えられず。「ファームで続けてきたことをやったが結果が出なかった」と目を伏せた。

     12回にも遊撃手・遠藤の悪送球で無死二塁のチャンスをもらうが得点はならず。拙攻の連続が悪夢のサヨナラ負けにつながった。

     これで広島は延長戦2勝7敗1分け。5位に転落した赤ヘルがこの先、浮上するためには接戦をいかにものにしていくかが大きな課題となる。

     広島は6日、マツダスタジアム内で「8月6日ピースナイター」で着用するユニホームの発表会見を行った。



     当日の阪神戦で着用するユニホームは胸に「PEACE」、背中には「HIROSHIMA」のロゴがあしらわれ、背番号は監督、コーチ、選手全員が「86」となる。原爆投下からの復興シンボルとして誕生したカープ球団が、原爆投下から70年の節目に球団史上初の試みで、改めて平和への強い思いを発信する。

     会見に出席した前田健は「すごく大切な日ですし、記憶が薄れることはすごく悲しいこと。カープという球団は地域の皆様と歩んできた球団。この日に野球ができる喜びを感じながら、野球がしたい」 と話した。

     広島のドラフト2位のルーキー、薮田和樹(22)が、今日、8日、広島のマツダスタジアムで行われる横浜DeNA戦でプロ2度目の先発マウンドに立つ。

    1日の巨人戦では、150キロを超えるストレートでぐいぐいと押して5回2失点の鮮烈白星デビュー。秘密兵器のお披露目となったが、亜細亜大時代は横浜DeNAの守護神、山崎康晃の控えどころか、1年秋に右肘を手術、4年春にも肩を痛め、ほとんどゲームで投げていない。公式戦の登板は、3年春のリーグ戦で2試合、その年の全日本大学選手権で1試合投げただけ。岡山理大付高でも2年秋に右肘を疲労骨折して甲子園出場はない。

     スカウトの目に留まることもなかった薮田をなぜ、広島のスカウトは、ドラフト2位で指名したのか。そのミステリーを担当の松本有史スカウトに聞いてみた。松本スカウトは、東海地区担当だが、亜大OBのため、亜大出身の候補選手だけは、担当となっている。

    「実は、松田オーナーが、たまたま薮田さんのお母さんが運転手をしていたタクシーに乗車して『うちの息子が亜細亜大で野球をしています。凄く速いボールを投げるので、ぜひ宜しくお願いします』と声をかけられたんです。それで松田オーナーから『亜細亜大に薮田というピッチャーがいるのか。一度、見にいってやってくれないか』と連絡がありました。高校、大学と九里(2013年ドラフト2位)のひとつ後輩で、名前は知っていましたが、右肘を疲労骨折して手術していまして、ほとんど見たことがありませんでした。それでも、松田オーナーが仰るので、3年春のオープン戦を見にいったんです」

     母の昌美さんが、女手ひとつで本当に苦労しながら薮田を育てた泣ける話は、テレビの番組でも取り上げられた。息子が野球をできるように、少しでもお金を稼ごうと昌美さんがタクシーの運転手をしていたことがあった。そこでも事故をして、借金を重ねることになってしまったというが、偶然にも広島の松田元オーナーが、お客として乗車、そこで直談判できるという不思議な運命の糸で結ばれていたのである。

     担当の松本スカウトが薮田のピッチングを見たのは、3年春に行われた横浜商大とのオープン戦。他球団のスカウトは一人もいなかった。

    「持参したスピードガンが152キロを示しました。その球威に加えて、テイクバックが小さい独特のフォームだからボールの出所が見えずにタイミングも取り辛い。しかも、変化球もフォーク、スライダー、カーブにパームボールみたいなものまで投げていて、非常に器用でコントロールもあった。横浜DeNAに行った山崎とは、タイプが違いましたが、これは凄い逸材に出会ったとビックリしました」

    薮田は、結局、再び4年で肩を痛め、他球団のスカウトがその真の姿を見ることなくドラフトを迎えることになる。松本スカウトは、母校だけあって、「もう怪 我の心配はない」という情報をつかんでいた。だが、一方で、他球団の水面下の動きも耳に入っていた。チームの補強ポイントは先発投手で、1位には地元広島 の広陵高出身の有原航平の指名が決まっていた。松本スカウトは、「よそは、外れ1位ではこないでしょうが、2位でいかないと取れないかもしれません」とス カウト会議で伝えたという。

     薮田は、広島生まれで、小、中と広島で過ごした。地元出身選手を優先するというチーム方針もあり、松本スカウトの眼力を信じる形で、ドラフト2位指名を決めたのである。結果、外れ1位では、野間を指名。2位で隠し玉の薮田を単独指名した。

     松本スカウトは、プロ入り後もファームで投げる薮田を見守ってきた。2軍の佐々岡真司コーチから、カットボールを教えられ幅が広がったという。そして2 軍で8試合37回を投げ、4勝1敗、奪三振42、防御率1.70の堂々たる成績を残して1軍に昇格すると、大瀬良が中継ぎ転向したことで空いた先発の椅子 を与えられ、巨人戦で衝撃の白星デビューを飾るのである。

    「僕は150キロを超えるストレートがあれば巨人戦では1点も取られないだろうと思っていたんです。え?2点も取られたの?が正直が感想です(笑)。カッ トボールを佐々岡コーチから教えられ、すぐに持ち球に使える器用さがあるし、度胸も据わっています。あの球威だから、本来ならば、抑えに適性があるんです が、肩、肘に爆弾を抱えているので無理はできません。首脳陣もそこを考慮しているんだと思います。次の先発が楽しみですよ」と松本スカウト。

     将来的にはチームのウイークポイントであるストッパーを薮田が埋めることになるのかもしれない。松田オーナーと母親の縁、そしてスカウトの執念と眼力……。アマチュア時代無名だった薮田の鮮烈プロデビューの裏には、こんなドラマが隠されていたのである。
    (文責・駒沢悟/スポーツライター)

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