広島カープブログ

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    捕手

    「8」
    この数字はカープに所属するキャッチャーの人数。石原慶幸、白濱裕太、會澤翼、磯村嘉孝、坂倉将吾、中村奨成に、2019年ドラフト5位の石原貴規、同じく育成ドラフト1位の持丸泰輝という8名の捕手。層の厚い鯉の捕手陣の評価と課題とは?



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00010002-hometvv-l34

     広島・白浜裕太捕手(34)がプロ17年目の来季へ強い決意を持って自主トレを行っている。ここ2年、1軍出場はないが、好機をつかむべく虎視眈々(たんたん)。「1軍に上がるため、ではない。上がって結果を出すためにやっている」と静かに闘志を燃やした。

     2003年度のドラ1は11年に1軍デビューし、12年は35試合、14年は30試合に出場。だが15年以降は計5試合(15年1試合、16年1試合、17年3試合)と悔しい日々を過ごす。それでも昨季19試合、6打席(4打数無安打で打率・000)のみだったウエスタンでは今季42試合、112打席(92打数22安打で打率・239)と出場機会は増加。「来年に向けてやっていたわけではないけど、来年につながるシーズンにはなった」と前を向く。

     実戦出場の機会があったからこそ、オフの課題も生まれる。この秋は打撃改良に取り組んでおり、バットを上からたたくイメージから、やや下から出す軌道に変えた。インパクトゾーンが広がった実感があり、オフも継続していく。

     「映像では上からに見えるけど、感覚は下から。極端に言うと金づちで上からたたくのと下からたたくぐらい感覚は違う。ずっと同じ形で振れればいい」

     描く像があるからこそ、向上心を持って己を磨き続けている。「会沢も打てて勝てるわけだから。『打てるキャッチャーに』というのは考えとしては変わらない」。さらなる守備の安定感も求めており、「(今季ウエスタンで・992だった)守備率も100%にしないと。投手や野手、ベンチの安心感につながる」と力を込めた。

     正捕手の会沢に来季球界最年長捕手となる石原、磯村や坂倉、中村奨らがひしめく捕手陣。培った経験を2軍で年下選手に伝えるなどの役割も果たす中、1軍争いにも割って入る構えだ。「トシを取ったからといって、うまくならないということはない。もっとうまくなりたい」。その目は、ただ前だけを見つめていた。(デイリースポーツ・田中哲)



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191201-00000077-dal-base

     広島・磯村嘉孝捕手(27)が16日、長打力アップで逆方向への本塁打を増やす決意を示した。捕手目線でも一発は試合の流れを変えられることから重要視する。先輩捕手の会沢や石原に追いついていくためにも攻守で進化を求めていく。この日は秋季キャンプ休日で、17日から最終クールが始まる。

     進化へ向けて、磯村は明確に自身に必要な部分を言葉にした。今季存在感を示した打撃面。「今年の感覚をベースとして飛距離、長打力を上げていきたい」と語り、さらにこだわる部分を定めた。

     「捕手をやっていて思うのは、本塁打を打たれると流れがガラっと変わる。特に逆方向へ打てたら自分の幅が広がるし、右翼に本塁打があると思わせるだけでも相手の攻め方を変えることができる」

     マスクをかぶるからこそ特に感じる一発の重要性。脅威を与える打者となるためにも、パワーアップを図る。打つポイントも前であることから力が抜けると分析。「へその前まで(球を)引きつけて押し込めるようになりたい。力を伝えられたら逆方向に打てると思う」と力を込めた。

     今季は自己最多の65試合に出場し打率・278、4本塁打、21打点とキャリアハイの成績。好機での代打出場など打撃面を買われた。それでも「変化は必要。同じレベルだと、若い選手を使ってもおかしくない」と言うのが偽らざる本音だ。

     打力を生かすため、今秋は一塁にも挑戦。「生き残れるように頑張りたい」と話す一方、捕手としての矜持もにじむ。「石原さん、会沢さんに追いついて、若い選手には追い越させないようにしないといけない」。来季プロ10年目。高みを見据えてまい進していく。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000032-dal-base

    ◆ 正捕手・会沢が残留決断

     リーグ4連覇をめざした今季、最終的には4位に終わってクライマックスシリーズの出場も逃してしまった広島。チームを率いていた緒方孝市監督がその座を退き、来季からは佐々岡真司新監督の下で新たなスタートを切る。

    ☆ドラフト診断~広島編~ 「即戦力と将来のエース候補をWゲット」

     日本シリーズが終わり、いよいよ本格的なストーブリーグが幕を開けた日本球界だが、広島はすでに会沢翼と野村祐輔が残留を表明。残る菊池涼介が日本代表に帯同しているため、その動向が不透明なままになっているが、ひとまず投・捕の柱は来季もチームに残ることが決まった。


     会沢はプロ13年目・31歳の右打ち捕手。ここ2年続けてセ・リーグのベストナインを受賞している広島のレギュラー捕手であり、今季も126試合に出場して打率.277、12本塁打、63打点と攻守両面でチームを支えた。捕手は経験を積めば積むほど味が出てくるポジションとはよく言われたもので、会沢はまだ31歳とこれからさらに楽しみな選手。少なくとも向こう数年は扇の要として期待ができることだろう。

     一方で、こうなると気になるのが、その他の捕手の動向だ。ご存知の通り、捕手はひとつしかないポジション。絶対的な存在がいればいるほど、その後釜の育成は難しくなる。もし、出場機会に恵まれない捕手の中でバットの方に魅力がある選手がいれば、ほかのポジションへのコンバートとなることも珍しくない。会沢の残留決定により、今オフから来春にかけてはそんな動きにも注目となってくる。


    ▼ 広島の捕手陣
    22 中村奨成(20歳)
    27 会沢 翼(31歳)
    31 石原慶幸(40歳)
    32 白浜裕太(34歳)
    40 磯村嘉孝(27歳)
    54 船越涼太(26歳) ※戦力外
    61 坂倉将吾(21歳)

    <ドラフト加入>
    5位 石原貴規(天理大/21歳)
    育1位 持丸泰輝(旭川大高/18歳)


    ◆ 気になる磯村・坂倉の起用法

     会沢の残留に続く捕手の動きとしては、ドラフトで育成含め2名の捕手を指名している。会沢の後釜候補となる選択肢を増やした後、プロ4年目のシーズンを終えた船越に戦力外を通告。プラス2・マイナス1で捕手の陣容としては1人増えた結果となった。

     今季、会沢の次にマスクを被ったのは、ベテランの石原で31試合。そこにほぼ同数の30試合で磯村が続き、坂倉が3試合。一軍で捕手として出場したのはこの4名だった。

     しかし、磯村と坂倉は打撃の方でも魅力を持った選手。磯村は今季65試合の出場で打率.278、4本塁打とまずまずの成績を残しており、代打では打率.323と好成績を残した。この秋季練習で一塁守備にも取り組んでいるように、来季は捕手以外のポジションでも出場機会を増やしていこうという考えが見え隠れしている。

     坂倉も今季は捕手としての出場が3試合だったのに対し、外野で12試合に出場。代打も含めた今季の出場数は51と、やはり打者としての資質に魅力を感じているような印象。来季はこの2人のどちらかが「緊急時は捕手も守れる○○」として、他ポジションで出場を増やしていてもなんら不思議ではない。

     野球選手として脂の乗った時期を迎えた会沢を柱に、経験豊富なベテランの石原が控え、さらにバッターとしても魅力的な2人の捕手。佐々岡新監督はどんな起用法で彼らを駆使し、そして“会沢の次”を育てていくのか。2020年シーズンは「広島の捕手事情」に注目だ。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00207417-baseballk-base

    夢はでっかく捕手で首位打者! 広島育成ドラフト1位の旭川大高・持丸泰輝捕手(18)が29日、旭川市内の同校で指名あいさつを受けた。


    近藤芳久スカウト(54)から「打てる捕手になり、広島の次代を担って欲しい」と期待された持丸は「勝負強い打撃で、首位打者を取れるような選手になりたい」と宣言。育成から支配下登録にはい上がり、捕手では今季の西武森ら4人しかいない偉業を大目標に掲げた。

       ◇   ◇   ◇

    あえて大きな目標を立て、自身を奮い立たせた。捕手の首位打者は過去、南海野村、ヤクルト古田、巨人阿部、西武森と球界を代表する選手だけが成しえた偉業。だが、厳しい勝負の世界へ臨むのに遠慮はいらない。持丸は「より高いところを目指さないと。しっかり練習して支配下に上がり、1日でも早く1軍でプレーしたい」と意気込んだ。

    柔軟性あるリストがプロの心をつかんだ。食事も字を書くのも左利き。幼少期に父知己さん(48)とキャッチボールするうちに送球だけ右利きになった。持丸自身「両手を自然と使えるようになれたのは大きい。父のおかげ」と言う。均等かつ屈強な手首を生かし、今夏甲子園でヤクルト1位の星稜奥川から9回に会心の当たりを放った。浜風に戻され右飛となったが、近藤スカウトは「奥川君の球を完璧にとらえていた。1番インパクトがあった。いいリストを持っている」と指名理由に挙げた。

    広島は16年4位で坂倉、17年1位で中村奨ら高卒捕手を連続指名。近藤スカウトは「打てる捕手に。中村、坂倉との競争に、いち早く入れるようレベルアップして欲しい。そのポテンシャルは十分にある」と期待した。育成とはいえ、次代の正捕手候補として、質の高いバトルに挑んでいく。

    北海道関連選手で広島からの指名は72年2位の大昭和製紙北海道・松林茂投手以来47年ぶり。松林は山口出身のため、道産子は持丸が初となる。「広島の赤い帽子は旭川大高のエンジに似ていてなじみやすい。高校で学んだ真摯(しんし)な姿勢を貫き、勝負強い打者になりたい」。真っ赤なスタンドをわかすスター捕手となって、北海道のファン拡大にも尽力する。【永野高輔】

    ◆育成選手 支配下登録を目指し、技術向上など野球活動を行う。原則として支配下選手が65人以上いない球団は保有できない。最低年俸230万円。オープン戦や2軍戦に出場でき、支配下選手に移行すれば1軍出場可能。育成ドラフト入団では山口鉄也、松本哲也(ともに巨人)が新人王に輝き、現役では千賀滉大、甲斐拓也(ともにソフトバンク)らが活躍中

    ◆持丸泰輝(もちまる・たいき)2001年(平13)10月26日、旭川市生まれ。旭川西小2年時に永山西クラブで野球を初め、旭川永山中では軟式で4番投手。旭川大高1年春からベンチ入りし、甲子園は昨夏の佐久長聖との1回戦4番左翼で4打数1安打、今夏の星稜戦は2番捕手で奥川から1安打。好きな選手は元ヤンキース松井秀喜氏、捕手はソフトバンク甲斐拓也。家族は両親と姉妹。178センチ、76キロ。右投げ左打ち。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-10290592-nksports-base

     東京都内で17日開催されたプロ野球のドラフト会議で、天理大(奈良県天理市)の石原貴規(ともき)捕手(21)が広島から5位指名された。一夜明けた18日、天理大で会見に臨んだ石原選手は「素直にうれしい。1日も早く戦力になって、愛される選手になりたい」と憧れの世界に飛び込む喜びを語った。同大野球部員のドラフト指名は育成も含めて3人目。

     天理大は26日に開幕する明治神宮大会関西地区代表決定戦を控えており、吉報を受けたのは17日、同大の白川グラウンドで行っていた打撃練習の真っ最中だった。藤原忠理監督(54)から「決まったぞ」と伝えられると、「ここまで来られたのはみんなのおかげ。ありがとう」とチームメートに感謝した。

     兵庫県宝塚市出身。創志学園高校(岡山市)から天理大に進学し、2年春からレギュラーに定着した。3年秋からは副主将としてチームを引っ張り、最後のシーズンとなった今秋の阪神大学リーグ戦では、3季ぶり19度目の優勝に導いた。

     173センチ、75キロと小柄だが、広角に打ち分ける打撃と正確なスローイングが持ち味。捕球から二塁までの送球は1・85秒と速く、「そこが一番自信がある」と言い切る。4年春には首位打者とベストナインに輝いた。

     目標とするのは、頭脳的なリードと強肩強打で一時代を築いた名捕手、古田敦也さん(元ヤクルト)。「カープは練習が厳しいイメージ。そこでどこまでできるのか楽しみ」と目を輝かせ、「セールスポイントのスローイングを前面に出し、盗塁阻止率で一番になりたい」と意気込んだ。

     18日の会見では、石原選手は広島で1位指名だった明治大・森下暢仁投手について聞かれ、「いいピッチャーだなという印象が強い。バッテリーを組みたい」と話した。

     藤原監督は「率直にうれしい。試合を作り、勝利に貢献できる捕手になってもらいたい」とエールを送った。



    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191019-00000508-san-base

     7日に開幕する「みやざきフェニックス・リーグ」に参加する広島・中村奨成捕手(20)が2日、大野練習場で無事完走と1軍秋季キャンプメンバー入りへの決意を示した。昨年の同リーグでは序盤に故障して帰広。今年は攻守でアピールし、実りの秋とする。

     充実の秋とするべく、中村奨は2軍練習後に表情を引き締め、思いを口にした。7日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」への参加が決定。「去年は3日で離脱してしまった。フェニックスを完走して、その中でいいものをしっかり出して、1軍の秋季キャンプへのアピールをできたらいい」と闘志を燃やした。

     昨年は同リーグ序盤に自打球が左膝を直撃して帰広。1軍秋季キャンプに参加できなかった。「せっかくイースタンの人たちとできるというのでやりたかった」と悔しさを持ち、今回のアピールする面は「(走攻守)全部です」と力強く言い切った。

     春季キャンプ中は「右第一ろっ骨疲労骨折」で出遅れ、実戦復帰した6月18日のウエスタン・阪神戦では頭部死球も受けたが、今季はウエスタンで39試合に出場。打率・279の結果を残し「追い込まれてからでも対応できるというのは、ちょっとは身に付いた。イースタンとやるときもいいものを出せるように」とうなずく。

     捕手としても大きくなる。「まずは守備が大事。イースタンの捕手も見ることができる。データもほとんどないので、ウエスタンとやる以上にしっかり考えてやらないといけない」。17年度のドラ1が宮崎の地で躍動し、進化の道を歩む。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00000048-dal-base

    話題のアスリートの隠された物語を探る「スポーツアナザーストーリー」。今回は、8月13日に行われた巨人戦で、殊勲の代打サヨナラ犠飛を放った広島カープ・磯村嘉孝選手にまつわるエピソードを取り上げる。

    (中略)

    また磯村自身も、高校時代にしびれるような大舞台を経験していました。中京大中京で夏の甲子園優勝を果たしているのです。それだけではありません。驚くことに磯村家は、祖父・錦吾さん、父・吉範さん、叔父・昌輝さん、兄・拓範さんも全員、中京大中京で甲子園に出場しているのです。

    こんな「甲子園一家」は珍しいですが、持ち前の勝負強さの裏側には、こんなルーツもありました。もともと高卒2年目でスタメン出場を果たしたこともある逸材。逆転4連覇の起爆剤となれるか、今後も注目です。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190814-00000007-nshaberu-base



     ◇セ・リーグ 広島4―2DeNA(2019年8月31日 マツダ)

      広島は31日のDeNA戦を4―2で逃げ切り、連敗を3で止めた。会沢翼捕手(31)の一発が効いた。1―0の3回に左翼へ、球団の歴代捕手では初の2年連続2桁10号2ラン。7回途中まで2失点の九里が7勝目を飾り、8回途中から2イニングを抑えたフランスアが8個目のセーブを挙げた。2位・DeNAとは2・5ゲーム差に縮まった。

     放物線を描いた打球は、大歓声にも後押しされて左翼3階コンコースに吸い込まれた。松山の右前適時打で先制した3回、なおも2死一塁で飛び出した待望久しい一発。殊勲の会沢は汗を拭いながら白い歯をのぞかせた。

     「積極的にいこうと思っていた。松山さんがいい流れをつくってくれたので思い切っていった。いい追加点になったと思います」

     京山の初球、真ん中低めの113キロカーブをドンピシャのタイミングで振り抜いた。7月19日の巨人戦以来、実に37試合126打席ぶりの10号2ラン。ダイヤモンドを1周すると、両手をポンと叩いて満足感に浸った。

     熟練の産物だった。相手バッテリーの特徴や捕手目線で「2~3通り考える」という配球。その打席については「まあまあ」とはぐらかしたが、京山―戸柱のバッテリーはそれまで4人の打者にカーブから入っており、初球に緩い変化球が来る予感はあったはずだ。

     「反応で打てることもありますが、考えを整理してこそ体はスムーズに動くので」

     豊富な経験がもたらす頭と体の調和。その強打をもってすればサク越えは必然だった。広島捕手では初となる2年連続の2桁本塁打。限定ユニホームでは昨夏も一発を放っており、「打てて良かった。球団の歴史に名前を残せたことも良かった」と喜んだ。

     これでチームの連敗は3でストップ。2位・DeNAとは2・5ゲーム差に縮まった。残り18試合。リーグ4連覇は現実的に厳しくても、勝負はゲタを履くまでわからない。いや、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを本拠地で開催できる2位は、最低限確保しておきたい。

     「一戦一戦やるだけなんでね。先を見てもダメだし見られない。明日から大事な9月。気持ち新たに(最後まで)頑張りたい」

     チームの底力が試される9月。選手会長は力強く前を向いた。(江尾 卓也)


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000079-spnannex-base

     広島弁の軽快なトークでおなじみの野球解説者、達川光男さん(63)。昨季までの2年間、ソフトバンクのヘッドコーチを務め、日本一を置き土産に退任した後、子どもたちに「捕手」の技術を伝授しようと、日本全国を駆け回っている。【聞き手・中村有花】



     ――2015年に中日を退任した後、学生の指導ができる資格回復を申請した。研修会を受け、16年2月に資格が認定された。プロに戻ると、再申請する必要があり、ソフトバンクを辞めた後にすぐ手続きを取った。

     ◆何人かから「(資格が)あった方がいいよ」とアドバイスを受けた。持っていないと活動が制限される。もっと言うと、自分の息子が高校生、大学生の場合、野球を教えることができない。「プロに入るから、プロの練習を教えてほしい」というケースでも教えられない。(資格を回復して)自宅近くの高校や母校(広島商高)でお手伝いができればいいかなと。今は呉市立、広島新庄、広陵などの各高校で教えている。先日も午前10時ごろから午後3時半ごろまで広島商で教えていたよ。

     ――資格回復研修会は3日間、朝から夕方まで講義がある。

     ◆まじめなじゃろ。びっくりするじゃろ。指導者の資格は、運転免許みたいなもの。免許がないと車に乗れないのと一緒。野球しとるもんが、なんで野球を教えたらいけんのじゃ、って思うだろうけれど、そういうとらえ方をしてもらえたら、一般の人はわかりやすいと思うんじゃけど。

     ――なぜ、捕手の指導をしようと考えた?

     ◆母校は甲子園にしばらく出ていない。ただ、甲子園に出るとかじゃなくって、一番大きな理由は、捕手を教えられる指導者の絶対数が少ない。広島県内でも捕手出身の指導者って数名しかいない。

     ――達川さんが教えに行くと、高校生らは驚くでしょう。

     ◆最初はそういう感じだけど、広島商高では、今は「普通のおじさん」いう感じ。面白いことがあったんじゃけど、生徒が「チェンジアップとフォークの投げ方を教えてくれ」と言うわけよ。「ちょっと待ってくれえ」と。ワシ、受けたことはあるけど、投げたことはない。「聞いてくる」と言うて、OBでフォークのいい投手に教えてもらってきたんよ。資格回復していないから直接指導できないし、動画もだめだから、ワシが教わって、実践して「なるほど、こんな感じなんかな」と。直球は指先で投げるけど、フォークは指の腹で投げる感じ。それを伝授したんよ。ワシは全然、知らんかった。大発見じゃった。

     ――その高校生はなぜ、捕手の達川さんに変化球の投げ方を聞いたのか。

     ◆たまたま投手に「こういう球があったら、打者は抑えやすい」という捕手目線からの話をした。それで「落ちる球があったらやっぱりいいぞ。持っているか?」と聞いたら、「持っていない」と答えた。そして、逆に「どうやって投げるんですか?」と質問された。ワシの盲点というか、何というか……。

     ――いつから捕手をやるようになった?

     ◆高校1年の秋、ちょっと捕手に挑戦させてもらって、1年もたたないうちにクビになった。その後、3年春のセンバツに合わせて捕手に戻った。センバツのベンチ入りメンバーは当時14人。捕手じゃなかったらメンバーから外されるところじゃった。今は18人? ええなあ。

     ――高校時代、捕手で「こういう指導をしてもらったらよかった」という点があるか?

     ◆ワンバウンドの捕り方なんて知らなかったもん。必死に我流で止めるだけよ。後ろに行かさんことだけ考えとった。今のように両膝をついて(落ちる球を)捕るとかいう基本動作は全然、知らない。大学(東洋大)でも知らなかった。プロに入って、初めて教えてもらったわけだから。

     高校時代、うちのエースは左腕だったから、一番捕球が難しいのは(右打者の内角低めに)落ちるボールなんよ。球を捕る時、手首を返してミットを下に向けないといけない。左投手のスライダー、カーブを捕る方法と、両膝のつき方を教えてもらっていたら随分、近道になっていた。非合理的な練習をしていたから、ちょっと時間がかかった。でも、結局はそれが違うトレーニングになったかもしれないけど。

     ◇「動画、こんな便利なものはない」

     ――指導している中で達川さんの時代とは「変わったな」と感じることは?

     ◆ワシらの時には指導者に対しては「ハイ」しかなかった。「投げるとき、肘が下がっとるぞー」と言われたら、「ハイ」言うて。今の子は「肘が下がっとるぞ」と言ったら、「いやー、上げてますよ、大丈夫ですよ」と言う。だから、今は動画を見せる。見せると、「ホントですね、下がってますね」と納得する。ビデオは文明を進化させたと思うよ。

     ――映像を使った指導をいつから始めたのか。

     ◆03年の阪神のバッテリーコーチのころから、そういう指導がいるんじゃろうなと思っていたけど、その後、少年野球や野球教室で指導した時に、やっぱりそうじゃなと思った。(見学していた)お母さんに動画を撮ってもらって子どもに見せたら、納得する。これが一番いいんだなと思って、14年に中日に行った時、それが確信に変わった。ワシも選手時代から、スコアラーが撮ってくれていたんよ。VHSのテープでくれていた。でも、ビデオが1台しかなかったから、全員のプレーを撮ることができなかったから。今の子のハートをつかむためにはそういうのも大事よのう。「(スマートフォンで)テレビゲームばっかりせずに、違うことに生かしてみいと。動画、撮っちゃるけえ、自分の動画を見い、と。何回も何回も見とけえ」と。使い方さえ、間違えんかったら、こんな便利なものはない。

     ――1月の指導者向けの講習会では、軽快なトークとともに正確なキャッチングを披露して会場を沸かせた。

     ◆03年のころ、ワシも40代だったから、本塁から二塁まで送球が届いていた。山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」でやっていた。今でも見本は見せるけど、「走る、投げる」は衰える。でも、捕ることは忘れていない。うまかったろう、この前の講習会。ポンポン(球を)捕れて……。目は衰えるし、それなりのスピードある投球は捕れないけど、捕り方は忘れん。箸の持ち方だって、一回覚えたら、年とったからって忘れんじゃろ。字の書き方だって。ワシは自転車だって乗れる。速くこげないけどさ。ただ、技を覚えるときに、悪い癖がつかんようにした方がええよ。そのためには早めに矯正した方がエエ。小学生は、まだ楽しくやる時代じゃけど、中学、高校ぐらいからは。プロに行く、行かないは別として、プロに行ける練習を全員にさせてあげたい。

     ――元プロの選手が教えるメリットは?

     ◆プロとアマチュアの違いはスピード、パワー、正確性。その3要素が一般の人より優れている。それは、練習量の違いで、練習量というのは経験値が違ってくるいうこと。そういうふうに、アマチュアの子たちには繰り返し練習の大事さを教えてやらなきゃいけない。こうしたら上手になるよと。

     ――達川さんには、指導要請が多く来るのではないか。

     ◆まだ遠慮してこないんよ。ワシは特定のチームに所属しない。よそに行けなくなるから。ワシはいろんな所で、教えてほしい人に教えてあげたい。捕手について教えるならどこでも行こうと思っている。それぞれの個性があるからワシも勉強になるよ。

     プレーのやり方にハヤリもある。今は(捕る前に)左足を前に踏み出す選手が増えている。(ソフトバンクの)甲斐の影響。やっぱり王(貞治=ソフトバンク球団会長)さんが出てきた時に一本足打法がはやったように、長嶋(茂雄=巨人終身名誉監督)さんが出てきた時に、長嶋さんのまねをして守ったりさ。甲斐があれだけ盗塁を刺したら、皆、甲斐の動画をずっと見るんよ。あの左足の踏み出し方はワシも甲斐に聞いたけど、難しいのよ。ものすごい足腰がいるのよ。

     ――捕手の指導者が少ないのはなぜでしょう。

     ◆捕手の絶対数が少ないから。ドラフトで獲得していない球団もあるでしょう。(アマチュアで)捕手はどこのチームも課題。少年野球で自分から捕手になりたいというのはほとんどいないよな。ずっと投手の球を受けて座っているのが嫌とか、そんな暇があったら打ちたいとか、投げたいとか。

     ――そんな子どもに捕手をやらせるための誘い文句は?

     ◆ない、ない。試合に出やすいとか何か言わなきゃいけないんだろうけどさ。サッカーのゴールキーパーになりたい選手が少ないのと同じ。点を取りたいよな。野球でも、受けるより、投手で投げたいわな。

     ――話は変わるが、達川さんは「ささやき」で有名だった。

     ◆高校生は打者にささやきはしちゃあいけないよね。高校の時は投手にしゃべりよった。頑張れよとか、低く来いよとか。投手に指示をする。

     ――マウンドで、投手へのアドバイスの仕方のポイントは?

     ◆相手の性格を知って、気合入れた方がいい人には気合を入れるし、バックがいるから打たれても大丈夫と、優しく言った方がいい場合もあるし。いろいろよ。それは自分で学ぶしかない。恋の仕方がこうだよ、なんて習ったか? 自分で経験して。例えば、デートするんでも、手をつないで歩くのっていいなと思って手をつなぐ。肩を組んだ方がいいなと思って肩を組んだり、いろいろするわけじゃけ。野球でも自分で見よう見まね。ワシらでも野球を見て、あのキャッチングがいいなとか、打ち方がいいなとか勉強する。

     ――最後の質問。今年のプロ野球の注目点は?

     ◆セ・リーグはカープが4連覇できるかどうか。他の5球団からしてみたら、3年連続でやられているわけで、どう阻止するか。今年は2人が新監督でしょう。原(辰徳=巨人監督)君がどう巻き返してくるのかにも注目したい。パ・リーグはどうかなあ。ソフトバンクは強いよ、やっぱり。今年も強いと思う。「甲斐キャノン」は相当、成長しているよ。バットを持たせたら、まだまだ平凡な選手だけど、ミットを持たせたら世界一だよ。ホンマに。それから、今年、去年と高卒の若い選手がたくさん出てきている。清宮、吉田輝(日本ハム)、安田、藤原(ロッテ)、村上(ヤクルト)、根尾(中日)。それに、今年の新人は東洋大の三羽ガラス(上茶谷=DeNA、甲斐野=ソフトバンク、梅津=中日)をはじめ、即戦力が多い。世代交代の時が来たのかなと思うね。

     ◇たつかわ・みつお

     1955年7月13日、広島県出身。広島商で73年のセンバツで準優勝、同年夏の甲子園で全国制覇を果たした。東洋大から77年のドラフト4位で広島に入団。現役時代はプロ15年間で1334試合に出場。北別府学、川口和久、大野豊らを擁した「投手王国」を捕手として支え、ベストナインとゴールデングラブ賞をそれぞれ3度受賞した。

     引退後は広島2軍監督などを経て、99~2000年に1軍監督。15年に中日のコーチを退任後、学生の指導ができる資格を回復した。17年からソフトバンクのヘッドコーチを務め、昨秋の退団後に資格を再申請。現在は高校野球の臨時コーチなどを務めている。

     今年3月に初めての著書「広島力」(講談社、税別1000円)を出版した。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190418-00000040-mai-base&pos=2

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