広島カープブログ

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    迎祐一郎

    長野と“がばいタッグ”でV4だ。新年のあいさつでマツダスタジアムを訪れた広島緒方孝市監督(50)が9日、巨人にFA移籍した丸の人的補償で新加入する長野に大きな期待を寄せた。

    最終決断は球団に託したが、4連覇を目指す指揮官の希望は球団の思いと同じだった。「今年戦う上で、経験のある選手が抜けている。長野という選手は実績もあるし、力も十分ある。何より経験もある。年齢も今一番いい時期の選手だし、いろんなことを若手に言えると思う」。丸のFA移籍だけでなく、ベテラン新井が引退し、主砲を務めたエルドレッドも退団。戦力的な補強はもちろん、目に見えない経験や実績、人柄も今のチームに必要だった。

    同じ佐賀出身で「実家も近い」隣町同士。野球に取り組む姿も「いいイメージしかない」と認める。巨人に補償選手を伝えた直後には、直接長野から連絡を受けた。「お世話になります。よろしくお願いします」。野球に取り組む姿勢と同じ真っすぐな言葉に「(本人への言葉は)みなまで言わない。環境が変わる上で、いかに彼の力を最大限に引き出してあげられるかを考えていきたい」と全面支援を約束。「優勝に向けて、日本一に向けて、彼の力は必要。本当に期待するところは大きい」。熱い佐賀ラインで、悲願の日本一をつかみにいく。【前原淳】


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00440494-nksports-base

     大きな新陳代謝が求められる広島にとって、台頭が欠かせない選手。下水流昂と堂林翔太。2人のさらなる進化が4連覇を近づける。


    「打つしかない。試合にもっと出れるようになるにはそれしかない。それができていないから、今のような代走や守備固めでしか出られない。スタメン出場もそうだし、レギュラーなんて先の話。もっともっと打てるようになること。それだけですよ」

     11月、季節はすでに秋を迎えていた。宮崎とはいえ強い日差しに照らされるグラウンドから一歩、影に入るとヒンヤリ感じる。堂林は次の練習メニュー消化場所へ向かいベンチ裏を足早に移動していた。額には汗が浮かび、身体中からは湯気も立ち上っている。その表情は険しく、話しかけるのに躊躇してしまうほどのオーラをまとっていた。

    「課題は明白、わかっているんですよ。打てなかったら試合に出られないし、長くプレーもできない」

     かつて「プリンス」と呼ばれた面影はない。身体は一回り以上も大きくなり、表情は精悍で怖いくらいだ。

     愛知・中京大中京高時代から全国的に知られた選手。1年春から投手でベンチ入りを果たし、その後2年夏までは野手としてレギュラー出場。2年秋からはエースで4番に君臨し、3年春の甲子園はベスト8入り。そして最後の夏は全国制覇を果たし、同大会では打率.522、12打点、6二塁打と打ちまくった。当時バッテリーを組み、のちにカープでチームメートとなる磯村嘉孝は、「とにかくずば抜けてましたね。投げることも打つことも」と語っている。

     09年ドラフト2位で広島入団。「背番号13」は当時MLBのスター選手だったアレックス・ロドリゲスを目指せ、と大きな期待をかけられた。プロ入り後は2軍で鍛錬を積みながらも、1年目のフレッシュオールスターでは本塁打を放つなど、才能の片鱗を見せつける。そして3年目の12年、「7番・三塁」で1軍開幕を迎え、年間を通じて試合に出てチーム最多の14本塁打。オールスターゲーム出場を果たしオフには野球日本代表「侍ジャパン」にも選出され、当時の野村謙二郎監督から大きな期待を受けて、現役時代につけた「背番号7」を譲り受けた。

     しかし、当時から三振の多さ、得点圏打率の低さが目立ち、守備でも失策が多かった。実質1軍2年目の13年は外野手にも挑戦。試合出場数増加を目指すも、夏には打席での死球で左手を骨折して戦線離脱。その後はレギュラーではなく、代打や守備要員で試合出場を目出す立場となった。

    「もともと一本気というか、頑固なところもあるんですよ。見た目は優しい感じですが、そんなことはまったくない。だけどプロ入り以来、出だしは少し良かったけど、それからうまくいっていない。本人としても迷いがあると思う。そういう弱さを打ち破って、自分の信じたことを貫いてほしい。そうすれば結果にも出てくると思う」 

     堂林を常に気にかけ、練習に徹底的に付き合っているのは迎祐一郎打撃コーチ。自身も高校時代42本塁打を放つスラッガーで、99年ドラフト3位でオリックス(当時ブルーウェーブ)入団。3年目の04年にはプロ初本塁打を放つなどレギュラーとして期待されたが、その後は主にバックアップとなる。10年に広島移籍も、14年シーズンでユニフォームを脱いだ。プロ生活15年での本塁打数は2本に終わってしまった。

    「もっと頑固になって良い。色々な人からアドバイスを受けるのは良いことだけど、それを全部、受け止めてしまう。だから何が自分に一番適しているのか迷ってしまう。言葉は悪いかもしれないけど、自分に向かないものは聞き流す。それくらいのことをしないと、プロでは生き残っていけない。それは口を酸っぱくして言っています」 

     この秋からは迎コーチとともに打撃フォームのマイナーチェンジにも取り組んでいる。時間の経過とともに形になりつつあり、新シーズンの訪れを待ち望んでいる。

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00267222-fullcount-base

     広島・迎祐一郎打撃コーチ(36)が7日、TG新戦力に警戒感を示した。6日に巨人が岩隈(前マリナーズ)の獲得を、この日も阪神がオリックスからFA宣言していた西との契約合意を発表した。カープの4連覇阻止へ、同一リーグのライバル球団が相次いで補強を展開している。

     日米通算170勝の岩隈と現役時代に対戦がある迎コーチは「ケガ明けでどういう状況か分からない」とした上で「力感のないフォームからスピードガン以上のボールが来る。ボールも動く。しっかり投げられたら難しい投手になる」と指摘。西についても「コントロールがいい。その日の調子によっていろいろできるし、大崩れするタイプではない」と、イメージを語った。

     過去の交流戦の対戦成績を振り返ると、岩隈(当時楽天)には3勝2敗と勝ち越しているが、西には0勝2敗、防御率1・93と封じ込められた。パ・リーグの猛者相手に戦ってきた2人だけに、「簡単に点を取れるとは思っていない。対策を練る」と、来季開幕までに両右腕を丸裸にする考えだ。

     今季も打者の状態や相手投手との相性、傾向を見極めて、107通りものオーダーを組んだ。丸こそ抜けるが赤ヘル打線の破壊力はリーグ屈指。ライバルの難敵を攻略し、苦手意識を植え付ける。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000034-dal-base

     広島・鈴木誠也外野手(24)が15日、マツダスタジアムで練習を行い、CSファイナルSへの準備を整えた。グラウンドに姿を現したのは全体練習終了後だったが、フリー打撃では92スイング中14本の柵越えを披露。自身2年ぶりのCS出場で先手を奪い、G倒へ弾みをつける。


     鈴木のバットから、次々と快音が鳴り響いた。迎打撃コーチと相対した約30分のフリー打撃。バックスクリーンに一発を放った際には白い歯をのぞかせて右拳を握る一幕もあり、ラストは左翼スタンドへの豪快弾で締めた。「(ラストと言ってから)2発目ですけどね。試合は1発しかない」。本番へ向けて気持ちを高めた。

     決戦2日前となる本拠地での全体練習に姿を現さなかった主砲だが、高ヘッドコーチは「異常ない」と強調。昨年骨折した右くるぶしの経過観察などで病院に行っていたとみられ、グラウンドに姿を現したのは全体練習終了後。それでも92スイング中14発は圧巻だった。

     13、14日のシート打撃では11打数1安打8三振。前日の全体練習後には居残り特打も行っており、「打ちやすいフォームがあれば変える。シーズン中からいいとは思っていなかった」と、現在はバットをやや動かしながらスイングに入る打撃フォームでCSに入る筋道を模索する。

     昨年のCSファイナルSは故障欠場しており、自身2年ぶりの出場となる。16年のCSは12打数1安打1打点で、雪辱を果たす時は近づいている。相手も前日に巨人と決まったが「どっちが来ても一緒」ときっぱり。普段通りの姿勢で、戦いの舞台に上がる。

     先手必勝への意思も示す。勢いをつけて相手が乗り込んでくる中、「初戦を取らないと厳しいんじゃないか思う」と重要性を説く。巨人戦は今季打率・306、9本塁打、19打点と打ち込んでおり、さらに初戦先発が予想されるメルセデスとは5打数2安打2打点で、8月10日の対戦では先制V弾もマーク。4番のバットに期待せずにはいられない。

     34年ぶりの日本一への戦い。「雰囲気に早くなじめればと思う。のまれたら負け。早くその雰囲気に慣れればいいかなと思う」と背番号51。若き主砲が大舞台でも輝きを放ってみせる。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00000021-dal-base

     やることなすこと全てうまくいく。セ・リーグ首位を独走する広島が19日のDeNA戦(横浜)に9―7で辛くも逃げ切り、優勝マジックを2つ減らして「28」とした。この日は先発ローテーションの谷間で今季初登板初先発の戸田隆矢(25)を抜てき。ハナから「今日はリリーフデー」(チーム関係者)と割り切って臨み、戸田を3回1失点で降板させて今村、アドゥワ、一岡、飯田、フランスア、中崎の計7投手をつぎ込んで勝利を手繰り寄せた。

     やり繰り上手は投手起用ばかりではない。最近では赤ヘル野球を象徴する「タナキクマル」のタナとキク、1番・田中、2番・菊池にも容赦なくメスを入れる荒療治がプラスに作用している。今カード初戦で打率2割6分を切った田中は18日の2戦目から7番で起用。18日こそ4タコ2三振に終わったが、この日は初回に2点二塁打を放つなど2安打3打点と発奮した。ただ、プロ3年目で初の1番に先発起用された西川は右中間二塁打で丸の先制2ランを呼び込んでおり、田中は「結果が出たのは良かった」と話す一方で「自分でも1番を打たないといけないと思う」と、さらなる奮起を誓った。

     菊池もしかり。4日の同カードでプロ初の8番に下げられるや2安打1打点と活躍。翌5日に2番に戻ると1本塁打を含む4安打2打点と大暴れした。現在も5試合連続安打中で、4日以降の14試合は57打数18安打(打率3割1分6厘)と復調の兆しを見せている。

     打順に関しては東出、迎両打撃コーチが決めており、緒方監督は提示された打順を承認するだけだが、聖域を設けない方針がチームに危機感を生んでいるのは確か。“勝てばもうけもののゲーム”を投打の奮起で拾って球団初のリーグ3連覇に一歩前進した指揮官は「全員が全員、ハマるとは思っていなかった。その中で勝ち切れたのが良かった」と満足そうに球場をあとにした。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000035-tospoweb-base

    <巨人8-4広島(12日)>マツダスタジアムでの対巨人戦連勝がストップした広島だが、まったくダメージを受けた気配はない。むしろ7点を追う8回、鈴木の21号2ラン、バティスタの18号ソロで追い上げたことに、緒方孝市監督は「こういう試合展開のなかで、最後まで全員が集中してあきらめずにやってくれた」とねぎらいの言葉をかけた。

     鈴木も「昨日(11日)まで勝っていたので(チームは)悪い状態ではない。長いシーズンを戦っていれば、こういう試合はたくさんある」と気にする様子はなし。また、この日の試合で7カード続いた屋外球場での連戦が終了。連日の猛暑でナインが悲鳴を上げてもおかしくなかったが、失速するどころか逆に、14勝5敗1分けと白星を積み重ね、ライバル球団を突き放した。

     この期間、本拠地開催の試合前の練習は積極的に屋内練習場を使用。迎打撃コーチは「(練習時間も短くなって)スイングの量が減るし、何が正解か分からない。でも、あくまで試合で100%の力を出せるように選手の体調を優先した練習にしてきた」と説明する。

     さらに、離脱していた野間、今村らも一軍に復帰。10~12日の巨人3連戦は会沢に“完全休養”を与えるなど、戦力の整備もきっちりできた。「今いる選手で戦うというのは変わらないけど、これからの試合にいい状態で入れると思う」(迎コーチ)

     14日からはマジック対象チームである阪神との3連戦(京セラ)。ようやく屋内での試合に臨める赤ヘルが、球団史上初の3連覇へもう一段ギアを上げる。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180813-00000026-tospoweb-base

     「広島6-2中日」(7日、マツダスタジアム)

     広島が初回の速攻で天敵を打ち崩した。試合前時点でガルシアに対して3戦3敗。この日はスタメンに田中と丸、投手のジョンソン以外は右打者をズラリと並べて対策を練った。


     終わってみればガルシアから四回までに5得点。指揮官は「先週から打撃コーチがいろいろ考えてくれていた。それが機能した」と納得顔。「ヒットが続くピッチャーではない。四球を絡めて、いかに得点圏に走者を置くか、積極的に打ちにいってくれた」と攻撃陣をたたえた。

     緒方監督は今季初スタメンで好守を連発した上本も評価。「いい守備をしてくれた。いいアピールだった」とうなずいていた。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00000155-dal-base

     広島・緒方孝市監督(49)が11日、苦手の助っ投攻略のキーマンに新井貴浩内野手(41)を指名した。12日のオリックス戦(京セラD)からの6連戦はDH起用が可能。「新井は右、左に関係なく一番手の選手。切り札になる」と期待を寄せた。

     リーグ屈指のカープ打線も、交流戦に入り、相手先発が外国人の試合は4戦全敗。12日も7勝を挙げている左腕・アルバースと対戦する。新井は今季、助っ人投手に7打数3安打の打率4割2分9厘。「苦手意識はない。振っていく中で合わせる感じ。DHも経験はあるし、準備をしっかりしたい」と胸をたたいた。

     迎打撃コーチは「ボールを動かしてくる外国人(投手)はゴロを打たされてしまうことが多い。センター方向に打つ意識を徹底させたい」と対策を明かした。チームは15年からオリックスに9連勝中。相性の良さも生かし、ラストスパートで交流戦を締めくくる。(表 洋介)

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000008-sph-base

     広島・安部友裕内野手が21日、マツダスタジアムを訪れ、球場に隣接する室内練習場で約40分間の打ち込みを敢行した。

     今季は打率・202と低迷。不振脱却へ、東出打撃コーチが見守る中、迎打撃コーチが投げるボールを黙々と打ち返した。

     安部は「いい練習ができました。東出さん、迎さんもどうにかしよう、何とかしようと思ってくれている。そういう気持ちを裏切らないようにしたい」と恩返しを誓った。


    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180521-00000068-dal-base

    <酒井俊作記者の旬なハナシ!>

     阪神は今季、広島と10ゲーム差をつけられての2位に終わり、力の差を見せつけられました。そこでセ・リーグを連覇した広島の日南キャンプと日本一に輝いたソフトバンクの宮崎キャンプに潜入。両チームはなぜ、生え抜き中心の強いチームを作れたのか、その秘密に「旬なハナシ!」の特別バージョンとして4回連載で迫ります。第1回は、広島の打者編で、名づけて「地獄の11カ所巡り」。名物メニューが強力打線を生みました。


       ◆◆◆◆

     6年前まで広島担当だった頃と隔世の感だった。11月上旬、久しぶりに宮崎・日南市の天福球場に着くなり、スタッフから「何しに来たん?」とはやし立てられた。こちらは長く阪神を追う身だ。ミッションはただ1つ。なぜカープは強いのか、その秘密に迫ること。グラウンドで衝撃の光景を見た。

     キャンプ初日、7日の昼下がり。選手が一斉にバットを振り込んでいる。1、2、3…。何と、11カ所。打撃ケージ横に立って順番を待つ選手はいない。実に2時間10分、ノンストップで振り続け、打球音は鳴りやまない。広島名物のスペシャルメニューだった。まずはざっと並べてみよう。

     〈1〉打撃投手フリー打撃 今秋は野手も登板。予測できない球筋打ち

     〈2〉ストレートマシン打撃 直球を確実に打ち返す

     〈3〉カーブマシン打撃 変化球を確実に打ち返す

     〈4〉ロングティー打撃 全身を大きく強く使わないと遠くに飛ばぬ

     〈5〉ノック打ち 

     〈6〉連続ティー打撃 下半身強化の鬼メニュー。緒方監督のトスは丸も恐怖

     〈7〉スタンドティー打撃 スイング軌道を意識しやすい

     〈8〉クローズスタンスノーステップティー打撃

     〈9〉オープンスタンスノーステップティー打撃

     〈10〉バントマシン打撃

     〈11〉超高速マシン打撃

     しかも、この練習をキャンプ期間中、連日のように行うという。東出輝裕打撃コーチは言う。「とにかく待つ時間がないようにしています。手を替え、品を替えて」。採り入れて3度目の秋になる。15年、打撃担当の石井琢朗(現ヤクルト打撃コーチ)と東出、迎祐一郎の3コーチが打撃の最重要テーマを話し合った。

     東出 打撃はフォームを追い求めがちですが、僕らはバットコントロールです。「どこでもバットが出る体勢が一番大事」だと。そこは3人とも一致した。どこでもバットが出る体勢ができると、不調も短い。フォームに固執するのもよくない。

     思わず膝を打った。阪神は今季、広島に10勝14敗1分け。なぜ、どんなコースでも鋭くはじき返せるのか不思議だった。崩されても強く打てる-。11カ所打撃の真髄だ。しかも、すべての打席で目的が違うし、没頭させる仕掛けも周到だ。

     〈5〉ノック打ち 内外野にポケットネットを置き、内野には白線で円も描く。

     東出 バットコントロールが目的です。自分の打ちたいところにヘッドを持っていかないといけない。打撃の修正で、ノックする選手も多い。それに「的」を作ってゲーム性があると、みんな夢中になって勝手に数をこなすんですよね。

     〈8〉クローズスタンス〈9〉オープンスタンスでのノーステップティー打撃

     東出 (クローズスタンスは)内角高め設定で(オープンスタンスは)外角高め設定。球を上から「フタ」するようにとにかく、しっかりバットを振ること。

     〈10〉バントマシン打撃

     広島のバント練習はシーズン中からちょっと変わっている。マシンを台の上に置いて通常よりも高い位置から球が飛び出してくる。キャンプでも同様だった。

     東出 背の高い選手がいるでしょう。阪神メッセンジャーや巨人マイコラスとか…。背が高いほうがバントも難しいし、あくまで意識づけです。チームとしての準備、意識づけですね。

     〈11〉超高速マシン打撃 選手は超高速球に振り遅れた空振りやファウルになる。無理に打ちに行ってない。

     東出 「速い球に負けないように」と思いがちですが、逆です。負けていい。そうすると、力まず、ヘッドが走り、とらえられる。

     東出には現役時代の実感がある。05年7月17日阪神戦で、安藤優也の直球をとらえて本塁打。小兵の意外な一撃を「真っすぐはファウルでいいと思っていた。そしたら、入った。力がないから、力で対抗しても無理」と振り返った。そこには「ファウル=打ち損じ」というマイナスイメージはない。その思いを強くしたのは、一流選手の思考だ。巨人阿部慎之助や中日でも活躍した井端弘和(現巨人内野守備走塁コーチ)に言われたことがあった。

     「ファウルを打つ練習をしろ」

     東出の述懐を続ける。阿部が打撃練習中、体の真横のネットにファウルを打つ光景も見たことがあるという。「ファウルでもいい、となると、ヘッドを立ててしっかり振れるものです。『打て』と言うと、後ろの肩が前に突っ込んだり、形が崩れてしまう」。広島の若手は三塁側の通称「鳥かご」で無理に当てようとしていなかった。「超高速マシンは食らいついて打つもの」。そんな固定概念を吹き飛ばす姿があった。

     質量ともにボリュームたっぷりの練習だ。3年目の野間峻祥は午前中だけで1000スイングを超えたこともあると聞いた。緒方孝市監督は目玉メニュー誕生の経緯をこう明かす。

     緒方 打撃コーチを1年やり(15年の)監督1年目も結果が出なかった。得点力不足が響いてAクラスに入れなかった。一番感じたのは、もう1回、原点に戻って「振る力を選手につけてもらおう」と。まず、限られた時間のなかで、とにかく待つ時間をなくそうというので、やっとったんよね。いかに飽きさせず、いろんな種目に変化を与えながら、振る力をつけるのが目標だった。それを積み重ねていけば、振る力はどんどんついてくる。でも、目的が振る力になったらダメ。あくまで通過点。その先に自分の打撃スタイルを確立させないといけない。

     赤ヘル打線は1日にしてならず。今季の736得点は12球団最多。興味深いことを言ったのは迎だ。「年々、力強くなっているのが分かるのは、打った瞬間の音。悪く言えば『ボコッ』だったのが、乾いた音になっている」。最強打線の力の源泉を見た。(敬称略)

    引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171122-00059071-nksports-base

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