広島カープブログ

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     【球界ここだけの話】

     25年ぶりの優勝を目指す広島だが、外国人選手の整備はほぼ完了。昨季からブラッド・エルドレッド内野手(35)、クリス・ジョンソン投手(31)が残留。新たにジェーソン・プライディー外野手(32)、エクトル・ルナ内野手(35)、ジェイ・ジャクソン投手(28)、ブレイディン・ヘーゲンズ投手(26)が加入することが決まった。

     6人のうち4人が新外国人。ここで気になるのが昨季活躍した助っ人の進路だ。「ここだけの話」広島編で最多登場を誇ったのがポッチャリ体形で人気を誇ったマイク・ザガースキー投手(32)だが、いまだに所属するチームが決まっていないようだ。

     米国で家族とともにつかの間のオフを楽しんでいる左腕に今季の契約について問うと「いくつかの日本のチームと話をしたが契約には至らなかった。だから、2016年は米国でプレーすると思う。二、三の選択肢から最高のものを選びたい」と明かしてくれた。15年は19試合の登板で防御率2・40と助っ人としては物足りない成績に終わっていただけに、日本でリベンジを果たしたい気持ちがあったに違いない。

     「日本の素晴しい野球ファン、特に広島のファンが恋しいね」と最後にメッセージも送ってくれた。昨季は日本の野球ファンを楽しませてくれたが、33歳となる今季は母国のファンを楽しませてほしい。(玉木充)

    <さよならプロ野球>

     2015年も多くの選手が球界に別れを告げた。「さよならプロ野球」で新たな人生を歩み出した元選手を紹介する。

     2016年4月から学生に戻る。15年オフ、広島から戦力外通告された鈴木将光(28)は、鍼灸(しんきゅう)師を目指し、来春から広島市内の専門学校へ通う。夜間課程で、昼間は治療院でアルバイトをしながら生計を立てる。最低でも3年間、受講をしなければならない地道な道のり。それでも現役時代ケガに泣かされた男は、第2の人生でアスリートを支えていく覚悟を決めた。

     球団から戦力外を通告された15年10月26日以降、多くの人にいくつか企業を紹介された。だが「ビビッとくるものがなかった」。答えを出せないまま11月中旬を迎えた。「せっかくプロで10年やれた。次のステップでも何とか生かすことはできないか。つなげていくことはできないかと思っていた」。ビビッと来たのが鍼灸師だった。

     現役時代、ケガで始まりケガに終わった。遊学館から広島入りした06年春に右肩痛、秋にはヘルニアの手術を受けた。その後も度重なるケガに見舞われ、15年も終盤に左太ももを肉離れ。「サポートする側に回って、今度はケガをしないように選手を支えていきたい。野球をして、ケガをした僕だからできることがあると思う」。学生からプロ、そして再び学生となる。両親の理解もあり、ゼロからのスタートを切る。

     不思議と不安はない。「ドラフトで指名された直後のような気持ち。よし、やってやるぞってね。いつか信頼される治療師になりたい」。その目は、広島から指名を受けたあの日のように輝いていた。【前原淳】

     ◆鈴木将光(すずき・まさみつ)1987年(昭62)4月8日、富山県富山市生まれ。05年高校生ドラフト1巡目で遊学館から入団。7年目の12年に1軍初昇格。初打席初安打を記録し、翌13年のWBC日本代表強化試合では内海(巨人)から本塁打を放った。通算6試合出場、11打数2安打。182センチ、85キロ。右投げ右打ち。

     今季は日本プロ野球の広島東洋カープでプレーしたネート・シアーホルツ外野手が、デトロイト・タイガースとマイナー契約で合意したことが分かった。米スポーツ専門ケーブル局『ESPN』が23日に報じた。

     同サイトによると、同選手は春季キャンプに招待選手として参加する予定とのこと。

     31歳のシアーホルツは、2007年にサンフランシスコ・ジャイアンツでメジャーデビュー。その後は、フィラデルフィア・フィリーズやシカゴ・カブスなどにも所属し、8年間の通算成績は打率.253、52本塁打、228打点となっている。

     今シーズンは、3月にテキサス・レンジャーズから解雇となり、4月に広島入り。65試合の出場で打率.250、10本塁打、30打点の成績だった。

     楽天を戦力外となった梅津智弘投手(32)が30日、自身のブログで現役引退を発表。「色々な人と話し合い、厳しい言葉、励ましの言葉、沢山頂きました。そして、納得して、第二の人生を歩む事を決めました」と報告した。

     梅津は2005年にドラフト6位で広島に入団し、中継ぎとして活躍。14年までの10年間で290試合に登板し、8勝11敗、防御率は3・67だった。昨季シーズン後に戦力外通告を受け、今季は楽天と育成選手で契約。シーズン途中に支配下登録され、8月5日の西武戦(コボスタ宮城)に登板も1回3失点で登録抹消されていた。通算291試合に登板し、防御率は3・76。

     ブログで「突然ですが…私、梅津智弘は現役を引退する事を決意しました」と報告すると、「プロの世界に入った時、11年間もプレー出来るとは思っていませんでした。皆、球が速い、重い、変化球が曲がる。こんな世界でやっていけるのだろうかと不安になったのを覚えています」と振り返った。

     今後についてはまだ未定としたが、「考えて考えて、自分の生きる道を探してきました。この考える力というものは、僕の財産です。この力で必死に生き抜いていきたいと思います」とつづり、ファン、両親、そして家族に感謝した。

     広島は22試合を終えて8勝14敗の単独最下位に低迷している。優勝候補に挙がっていた開幕前には、想像もつかなかった事態に陥ってしまった。

     今思えば、その象徴的な試合が開幕戦の3月27日・ヤクルト戦(マツダスタジアム)だったように思う。

     先発の前田は7回2失点にまとめ、打線は0−2の八回に2点を返して同点に追いついた。2−2の九回だ。1死一、二塁で菊池が左前打を放った。二塁走者の木村昇は本塁に突っ込んだが憤死した。左翼を守るミレッジの本塁返球は、タイミング的に余裕のアウトだった。

     試合は延長十一回に中崎が勝ち越しを許して敗れた。今季22試合目までの延長戦6試合で全敗。その悪い流れは、開幕戦にできてしまった。

     今季から三塁コーチを務める石井守備走塁コーチは開幕戦の試合後「オレが(木村昇を三塁で)止めていれば1死満塁で次は丸か…止めた方が正解だよな。オレのせいで試合を落としたようなものだ。今日は眠れないよ」と、サヨナラ勝ちを逃した責任を一身に背負っていた。

     ただ、ミレッジは試合開始前のシートノックに不参加で、首脳陣の間でも「ミレッジの肩がおかしいようだ」という共通認識があった。実際にミレッジは4月1日に「右肩甲下筋の肉離れ1度」のため、出場選手登録を抹消されている。

     結果的には通常以上に浅く守っていたミレッジが懸命の返球を見せ“暴走”となった。石井コーチは同日深夜に更新した個人ブログで「チームとファンの皆さんに迷惑をかけて本当に申し訳ない」と謝罪した。

     それでも石井コーチは「止めるだけなら誰でもできる。いかに勇気を持って行かせられるかだ」と、三塁コーチとして、今後の信念を口にしている。

     チームは最下位に沈む。緒方監督も采配や選手起用が白星に結びつかず、苦悩の表情を浮かべる場面が出てきた。若鯉が多い1軍メンバーと同様に、首脳陣もまだ経験が浅いのが現実だ。

     先発はリーグトップクラスの陣容を誇るだけに、巻き返しの余地は十分にある。緒方監督はじめ首脳陣が一体となり、若鯉とともに成長していくことを願っている。(デイリースポーツ・山本鋼平)

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